レシピ公開~フレンチトースト編~
個人的に喫茶店で置いてほしいメニューで、その中でも上位にランクインするのがフレンチトーストだったりする。
欲を言えば冷凍モノではなく、注文されてから卵を溶いて、熱したフライパンにバターの塊を入れて欲しい。
そうやって作られていく一連の流れ「込み」が、喫茶店のフレンチトーストではなかろうか。
そんな僕の理想というか、願望が詰まった一品です。
今回紹介するフレンチトーストはご存知の通り、元々使用する材料が少なく、基本的には牛乳と卵とパンさえあれば誰でも簡単に作れてしまいます。
誰でも簡単に作れてしまうというのは、差別化が難しい商品でもあります。しかしながら、「ここのフレンチトーストはべらぼうに美味しい」という評価を受けるお店は数多く存在しますし、材料が少なくて安価にもかかわらず値段もややお高めな印象です。
これはやはり手間と工程にその謎がある筈だと踏みました。
個人店からチェーン店まで食べ歩き、研究を重ねまくって解いたその謎の一つを惜しげもなく明かしてしまいます。このところ「ここまでバラしてしまっていいのだろうか…」と若干不安に陥っている店主です。
主な材料
・バゲット1㎝切り×4枚
・卵1コ
・生クリーム50㏄
・牛乳50㏄
・バニラエッセンス(なくても可)
・バター適量
メイプルシロップとアイスクリームを添えて、粉糖を散らせば完成です。
レシピ表の工程にも記載したレンジアップ、これを発見した時は「勝った・・・」と思ったものです(何に?
これをやることによって、一晩乳液に漬け込んだのとほとんど同じ状態になりました。*個人的な感想です
そして言わないと気付かれないですが、ネコの肉球をイメージして盛り付けております。この「肉球盛り」を思い付いたがゆえにバゲットにしたので、こだわりがなければ使うパンは食パンでもなんら問題ありません。
また、牛乳を入れないで全て生クリームにした方が人によっては好みかもと思ったりしましたが、個人的にはちょっとしつこいかな、という理由で牛乳と半々にしております。
それからやったことはないですが、この乳液で玉子焼きやオムレツを作ったらたぶん果てしなく美味しいと思われますので、是非お試しを。
今回もフローチャートにしてみました。
お店では某高級ジェラートを使っておりますが、市販品だとハーゲンダッツかレディボーデン辺りと相性が良いと思います。ちょっと贅沢に行きましょうよ。
メープルシロップをチョコソースに、アイスクリームをバニラからチョコレートに変えればモカへとクラスチェンジするのでこちらも是非。
また、ご覧のように砂糖を入れていないので、ソーセージやハムにも相性抜群です。サラダを添えてプレートで出すのも良いですよ(やろうやろうとは思いながら結局やらずに来てしまいました。ご要望があればやろうかしら…)。
ちなみにバゲットは「ちょっと小さいかな?」と思えてしまうけど、乳液を吸い込ませて蒸し焼きにすると膨張します。
もしフライパン用の蓋がなければアルミホイルで代用して下さい。
という訳で「おウチでモフリー」、今回はフレンチトーストでした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。