キャリア支援の場で磨く、自分を一旦脇に置くスキル
先日参加した、かろやかキャリアLiveで話題となった「ニュートラルなコミュニケーション」。
人と接するときに、自分がまとっているものを一旦脇に置いて、ニュートラルな状態で接するというものです。
経験を重ねて役割が増えてくると、どうしてもその「役割」がにじみ出てくるものです。ビジネスでは信頼にもなる「役割」は、新しい人と接するときには、ちょっとした壁になっていることもあるのです。
「自分を一旦脇に置いて、ニュートラルな状態で人と接する力」はどのようにして磨けばよいのでしょうか。
私自身が自分を一旦脇に置くスキルを磨いたきっかけは、一日多くのクライアントと接していた時期からでした。
1日、5名以上の方とお会いするキャリアコンサルティングを担当していた際は、一度事務室に戻って気持ちを整え、新たな気持ちで次の方と接するようにしていたのです。
そのためには、設定された時間の中で納得していただく、コンサルティングスキルや時間管理スキルも必要となります。また、多様な方と接するからこそ、磨かれるスキルだとも思います。
車を運転するときに「ニュートラル」にいったんギアを入れて、次の動作をするように、一旦自分自身を脇に置いて何者でもない自分になる。その経験が今につながっていると実感します。
皆さんが「一旦自分を脇に置く」場(ルール)を設けるとしたら、どのようなものになるでしょうか?
一度考えてみてもいいですね。