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「ヒトノカタチ」

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これは「ヒト」と「ヒトノカタチ」をした物との日常のストーリー…… 地球に似た惑星上で、あえて20~21世紀の文化を再現して生活している世界の中で、そんな世界を支えているアンドロ…
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#ドール

「ヒトノカタチ」STORY-26:それぞれの付き合い

---ある日のドロイドショップ「からくりBOX」にて
「さて、今日はルリさんとパートナーのフィーナさんが来店予約してるからの」
朝礼でカイ店長がメンバーに話をしている。
「フィーナさん、確かオーバーホールの依頼でしたよね」
「そうじゃな、オーバーホール自体は専門の整備工場に任せるが、前点検はうちがやって見積りを出すからの。ルーク君、今回は任せるぞ。ルリさんとこの子はうちの中では一番知っているからな

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「ヒトノカタチ」STORY-25:Shooting

---フジヨシダ署内にて
「さて、今日も平和に終わりそうだよな」
「そうですね、午後が終わればですね」
昼休み、レイアとさくらが食事を終わらせて他愛のない話をしている。
「そういえばそろそろ射撃競技会の時期ですね。調子はどうですか?」
「ああ、あんたのおかげで順調だな。今回も期待できるよ」
そんなやり取りをしていると、さくらが何かに気づいたようなそぶりを見せる。
「司令です。惑星宙域で全宇宙指名手

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「ヒトノカタチ」-はじめに-

この物語はうちのドールを登場人物のイメージとしてどんな世界で暮らしているかを物語ったショートストーリーです。
まあ正直な話自分の理想とする社会をドールに演じさせてる格好なのでアレな部分もあるかもしれませんが、そこはあまり突っ込まないで下さい。
また登場人物には元ネタがあるキャラクターも多数出演しますが、借りてるのは名前と容姿だけなので、キャラクターとしてはまったく別物となります。そこはご了承くださ

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「ヒトノカタチ」-プロローグ-

遠い未来、人類が地球を飛び出し、広大な宇宙に生活圏を移した時代…
そんな中のある地球に似た惑星、ジパング613(ろっぴゃくじゅうさん)と言われる惑星がある。

この惑星で、不思議なことがある

一見するとまるで地球が最も輝いていた時代、地球世紀20~21世紀ごろの都市、生活が広がっているのだ、しかもこれがテーマパークではない、まさにここの住民はそんな時代のころの生活をしているのだ。
そしてそういう

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「ヒトノカタチ」STORY1:ある1日

ピピピピ、ピピピピ…
部屋にアラーム音が響く
「ん、んんん…」
ベッドの人型をした布団がうごめく、布団から手が伸びて目覚まし時計のボタンに手をかけようとしたとき、ドアが開き
「おっはよーございます!」
子供らしい人物が勢いよく入ってきて、おもむろに
「はいはい、起きて!」
と言って布団を剥ぎ取ると、褐色肌をした人物が起き上がる

「んん…おはよう、ミイ」
そう言うと半ば子供に引っ張り出されるように

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「ヒトノカタチ」STORY-2:再会

「さーて今日も終わったし、今日は何作ってるのかなー」
そう言いながらレイアが自分の部屋に向かってると、なにやら隣の部屋のドアが空いて箱が積まれてる様子に気づく。
「あれ、誰か引っ越してきたのかな?しばらく空室だったけど…」
そう思ってると部屋から金髪の女性が出てくる
「あーちょっとそこは後でいいから、この箱を先に…」
そしてお互いに目が合う

「…え、もしかして…レイア…さん」
「え…真理子、さん

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「ヒトノカタチ」STORY-3:偶像

仕事終わり署に帰ってくる途中のレイアとさくら。
「まーなんとか今日は終わりそうだよな」
「そうだといいんですがねえ。こういう時に何か起きそうな気もするんですが」
「おいおい、ドロイドなのに何かの予感ってなんだよ」
「いや、経験上何かが起きるように感じるのをそんなふうに言うのかなって」
「あんた全リセされてるんだろう?そもそもそんな経験なんてないはずだけど」
「…まあ、でも警察対応のデータからなんと

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「ヒトノカタチ」STORY-4:追憶

レイアとさくらが食堂から出てくる
「…で、調子の方はどうなんだい?」
「ええ、おかげさまで好調です」
「いつもなら補充電だけで済むのになに藪から棒に一緒に食事しましょうって何の風の吹き回しだい?」
「いや、たまには食事ってものを楽しみたいななんて思いまして…」
「でも多くの場合1回の充電で1日は動けるはずだろう?」
「自分はセンサーユニットでエネルギー食うので…」
「そうか、そうだったよな」
そん

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「ヒトノカタチ」STORY-5:休日

トーキョー方面へ向かうレイアの車、その中にはレイアの他にミイ、メイア、アルカネット、シャトの5人が乗っている。
「まあシンジュクに用事があるからそのついでだからな、高速代、燃料代は割り勘な」
「ええ、わかってますよ、ついでとはいえまさか乗せてもらえるだけでもありがたいです」
「リアル店舗行くなんて久しぶりだ〜楽しみ。シャトちゃんもそうでしょう?」
「う、うん…通販だけじゃ選ぶのも限界があるから…メ

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「ヒトノカタチ」STORY-6:家族の形

---フジ学園高等部1年B組教室の昼休み
メイアが弁当箱を取り出して昼食の準備をしていると、隣の席のモエが近づいてくる

「ねえ、昼食一緒に取らない?」
「いいよー、たまにはいいよね」
そう言って2人が机を突き合わせる。お互いに弁当箱を開いて見せあいっこする。
「ふーん、人間の食事と変わらない気もするねえ」
「いや、母星の食材とかこういうところだとなかなか手に入りにくいし、人間の食べ物だけだとカロ

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「ヒトノカタチ」STORY-7:僕は何者か・・・

---ある初夏のアオキガハラ、行方不明者捜索のためにレイアとさくらを始め人員が集まっている
「まったく、毎回俺が指名されるんだよなあ」
「まあまあ、自分が一番センサー性能が高いですし、そのマスターですからね」
「それはそうと、今回もマッサンが参加してるんだよな」
そう言ってるとセンサーユニットを抱えた正がやってくる
「おはようございます。今回もまたセンサー要員として参加です。さくらさん、お互いに頑

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「ヒトノカタチ」EX1:頭脳労働

いつものレイア家の夕食、3人が食卓を囲んでいる、そんな途中…
「おや?メールが来たか」
レイアが着信に気づいて端末を見る。
「…おっ、久しぶりに順番が回ってきたぞ、ミイ」
ミイが顔を上げる
「えっ!頭脳労働やるんだ!」
「そうだよ、しばらくぶりだから今夜やるかい?」
「うん!」

頭脳労働というのはドロイド分散処理業務…要はドロイドの頭脳をネットワークで繋ぎ、分散計算をさせることである。
当然処理

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「ヒトノカタチ」STORY-8:逆プロポーズ

ーーー大型スーパー「Large-B」にて
「…ったく、俺に万引き犯の対応なんてさせるんじゃないよ」
「まあまあ、ちょうど近くだったから仕方ないですよ」
店の事務所で対応にあたってたとき、ドロイドの店員が飛び込んでくる。
「あの、なんか誰か倒れてしまったみたいなんですが」
「さくら、そっちの対応に回ってくれ」
「はい」
さくらが店員に誘導されていく

しばらくたつと人型らしいものが運び込まれてくる

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「ヒトノカタチ」STORY-9:再会2(前編)

レイアの部屋の前にたくさんの段ボール箱が積まれている。その横でレイアと真理子が立ち話している。
「引っ越しするんだ」
「ああ、兄を迎えるには流石に手狭なんでね、丁度いい物件があったからそこに引っ越すよ」
「そう…お役に立てて嬉しいけどちょっとさみしいかな」
「まあ引っ越すっていってもここから真向かいにいくだけだから、いつでも遊びに来ていいよ」
そんな話をしている下でミイと千夜が話をしている。
「引

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