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めんま、
2019年9月13日 16:29
夏がいつの間にやら去っていた。秋はすぐそこってよりかは、もうそこに、いつの間にか在った。ちょっぴり寒いだけの夜に、大好きだったあの人はいない。涼しそうな風鈴の音は誰にも必要とされてなくて、まるでわたしみたい。おしゃれをしたって、秋色の爪にしたって、髪型を変えたって、好きな人ができたって、大好きだったあの人には関係ない話。あなたが良いと言ってくれた花ももう枯れて