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短編

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まとまりのない言葉たち。
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2019年9月の記事一覧

秋

夏がいつの間にやら去っていた。
秋はすぐそこってよりかは、
もうそこに、いつの間にか在った。

ちょっぴり寒いだけの夜に、
大好きだったあの人はいない。
涼しそうな風鈴の音は
誰にも必要とされてなくて、
まるでわたしみたい。

おしゃれをしたって、
秋色の爪にしたって、
髪型を変えたって、
好きな人ができたって、

大好きだったあの人には
関係ない話。

あなたが良いと言ってくれた花も
もう枯れて

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