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何がしたいか分からない人へ

今日は、将来の進路や就職先に迷っている若者へ向けて書きたいと思います。まだ27歳の普通の会社員ですが、私の失敗から学べることがあると思ったので記事にしました。

今の会社に転職して少し経って、ここでたくさん経験して将来は起業を…と勧められるようになりました。
(社員の起業を応援するすごい会社です笑)
少しずつ起業に興味を持ち始めた私の悩みは、
理想の暮らしは具体的に思い浮かべられるのに、
お金をいただく手段が思いつかないということでした。

〇〇が好きだからもっと学びたい!はたくさんあるのに、経済を回す術が思いつかなかったのです。ギブ・アンド・テイクのテイクのことばかり考えていました。

そんな時、高校の頃の進路相談を思い出しました。私は外国へ行きたい、外国で働きたい、語学力を高めたいと思っていて、何かを学びたい・吸収したいという気持ちは誰にも負けないのですが、与えたい/生み出したい=ギブしたいという気持ちはあまりありませんでした。

仕事というのはお金をいただく=テイクする代わりに、何かを与える/生み出す=ギブする事なので、私は図書館に通って外国語を使えて外国で活躍できる仕事を一生懸命探しましたが、結局どれもしっくり来ませんでした。

強いて言うなら日本語教師。外国に住めて、教育という興味がある分野に携われて、たくさんの外国の人たちと関わるからきっと語学も上達する。私は、いわゆるメインの日本語教育というものよりも、上記のサイドメニューのようなものに惹かれて日本語教師の資格を取りました。

タイの日本語学校の内定をいただき、タイに行ったら屋台のおじちゃんおばちゃんと仲良くなりたいとか、休日はパタヤビーチへ行ってリラックスしたいとか、タイ語も学びたいな〜と仕事よりライフスタイルのことに目が向いていました。とても自己中心的だったのです。

この時点で私の未来は恐らく決まっていたのだと思います。学生は大好きでしたし、準備を頑張った結果授業が楽しかったと言ってもらえるのは嬉しかったですが、仕事量についていけず、また細かい日本語のルールを教えるという仕事内容そのものがそこまで好きでないことに気づいて、3ヶ月でスピード退職しました。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、同じ事に転職後も悩んでいたのです。ただ、1ヶ月のイタリア一人旅から帰国した後、「お世話になっている会社のために役に立ちたい」「行動したくても一歩踏み出せない人のサポートをしたい」という心からのギブの精神が生まれてきていることに気づきました。

このギブの気持ちが自分の一番根幹にあることなんだと知り、少しホッとしました。私にも自分の事だけじゃなくて自分以外の誰かのことを考えられる心があったのだと気づいたからです。

その心に気づけたきっかけを知ってご自身の事に活かしたい方もいらっしゃるかと思いますが、まだうまく言語化できないので、自己を振り返って腑に落ちたらまた別途記事を書こうと思っています。

話を戻しますが、私はこのギブの精神が私の今後の人生を大きく左右することになると直感で悟り、早速焦点を当てて考えるようになりました。私の得意なことと好きなことを組み合わせて、人のお役に立てること…さらに経済が回ること…私も皆も今の会社も幸せになれる方法を…と考え続けました。

そして最近ようやくその芽が生まれそうな状況です。まだ不確かですのでここで言えないのですが、感覚的にこのまま進んでOK!と心が教えてくれているような気がします。早く形にしてご報告できるように頑張ります。

そしてそれも、全部人に相談して人が思いついてくれたアイデアで、応援してくれる環境が整っていて、やっぱり私は周りの方々のお陰でここにいる、生きることができている、前に進むことができるんだと痛感しました。書いてて涙が出そうになってきました。まだ始まっていないのに…(笑)

ということで、私が今日言いたかったのは、何がしたいか分からないときは、どういう風に役に立ちたいのかを考えると、少し分かってくるということです。私みたいにテイクのことばかり考えていると、やりがいもあまり感じられないかと思います。体も壊します。

ぜひ、ギブの方にも視点をおいてみてください。それを支点に自分のやりたいことを考えて学校や会社を選ぶといいんじゃないかなと思います。最初の就職で失敗した私が学んだことです。

その為には自信を持つことも大事です。すべての人は必ず社会から必要とされている存在ですから、自分の潜在能力を信じて、自分が先祖から代々受け継いできたDNAを信じて生きてほしいなと思います。大丈夫です。あなたなりの強みがあって、必ず生かせる場所があります。

ではでは、今日も一日すべてのことに感謝して、与えるということを意識して、熱くなれる自分を探して生きていきましょう!

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