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#チャレンジbyブエルタ

スペイン北部カンタブリアから首都マドリッドへ向かう5日間。
男子のグランツール、ブエルタ・ア・エスパーニャに合わせて開催されます。

総合争いの注目はレース前半。
チームタイムトライアルの第1ステージと、1級山岳が登場する第2ステージ
ジロ、ツールに比べると総合争いとしてのコース難易度は高くないものの、今年はこれまでで最もタフなルートが設定されています。

各ステージ

第1ステージ


スペイン北部カンタブリアでおこなわれる19.9kmのチームタイムトライアル
総合争いでも注目のステージ

結果
トレックが初日のチームタイムトライアル優勝、先頭でフィニッシュしたロンゴ・ボルギーニがリーダーに。
ユンボヴィスマ、UAE、キャニオンスラム、DSMにとっては厳しい展開。

1位 トレック・セガフレード
2位 バイクエクスチェンジ・ジェイコ 0:06
3位 FDJ・スエズ・フチュロスコープ 0:11
4位 SDワークス 0:23
5位 モビスター 0:25

6位 チームDSM 0:44
7位 キャニオン・スラム 0:59
8位 ユンボ・ヴィスマ 1:01
9位 セラティツィット・WNTプロサイクリング 1:21
10位UAEチームADQ1:28

第2ステージ

6つの上り坂があり、総合争いの注目ステージ。
ジロ、ツールのように長い上り坂はなく、最後の上り坂を登り切ってからフィニッシュまで14kmの平坦ルート

結果
ファン・フルーテンが独走勝利。既に2分近くのリード
でジロツールに続き早くもトリプルが見えてきました。
モビスターはハードなペースコントロールでファン・フルーテンのアタックをアシスト

オリンピックチャンピオンのアンナ・キーセンホーファー(ソルテック)もアタックを仕掛けるなど、動きを見せました。

1位 ファン・フルーテン(モビスター)
2位 ロンゴ・ボルギーニ(トレック) 2:16
3位 リアン・リッパート(DSM)


第3ステージ

アギラール・デ・カンポーでのパンチの効いたコース
平坦フィニッシュ

結果
アタックが続く展開の中、ラスト10kmで飛び出したグレース・ブラウン(FDJ)が勝利

1位 グレース・ブラウン(FDJ)
2位 エリーズ・シャベイ(キャニオンスラム)
3位 エリーザ・バルサモ(トレック) 0:08


第4ステージ

セゴビアでのパンチの効いたコース
短い登坂フィニッシュ
風の強いレースが予想され、集中力が必要とされる

ファン・フルーテン曰く第4ステージは最も危険なステージ。2010年の世界選手権では、強風が吹きエシュルンで差が開いたそうです

結果
今大会の最長距離の160.4km。東京五輪金メダリストのアンナ・キーセンホーファー(ソルテック)がアクチュアル・スタートと同時に飛び出し、東京を彷彿とさせる独走を敢行。粘りの走りでラスト1.5kmまで逃げつづけました。

「 I am SO DEAD. でも、0kmからアタックして155km独走し、ゴール1km手前で捕まる。これが私の好きなレースだ!」というかっこよすぎる名言を投稿。(Twitter)

おそらく引く手数多でありながら、固定のチームに所属しないという選択をしている型破りな数学ライダー、キーセンホーファー。
ブエルタのためにゲストライダーとしてソルテックチームと契約
し、キッチリと記録と記憶に残る走りをするあたり、さすがです…!
UCIロード世界選手権タイムトライアルにも出場予定とのことで注目です。

ステージ争いは有力選手たちによる登りフィニッシュでの勝負へ。
優勝はツールファムで大インパクトを残したシルビア・ペルシコ(ヴァルカー)デミ・フォレリング、エリーザ・ロンゴボルギーニを抑えての勝利となりました。

『今大会がヴァルカーでのラストレース』とのことで、チームへ感謝を示すためにも勝ちたかったというペルシコ。150km以上逃げ続けたキーセンホーファーのことも称賛しました。

1位 シルビア・ペルシコ(ヴァルカー) 4:11:01
2位 デミ・フォレリング(SDワークス)
3位エリーザ・ロンゴボルギーニ(トレックセガフレード)


最終第5ステージ

マドリッドでの平坦なサーキット

結果
ロンゴボルギーニのハイスピードなアシスト
を受けたバルサモがスプリント対決を制しました

1位 エリーザ・バルサモ(トレック)
2位 ロッタ・コペッキー(SDワークス)
3位 マルタ・バスティアネッリ(UAE)


総合順位
ファンフルーテンがトリプルツール達成

1位 アネミエク・ファンフルーテン(モビスター)
2位 エリーザ・ロンゴボルギーニ(トレック) 1:44
3位 デミ・フォレリング(SDワークス) 2:11
4位 リアヌ・リッパート(DSM) 2:34
5位 セシリーウトラップ・ルドヴィグ(FDJ) 2:43
6位 アネ・サンテステバン(バイクエクスチェンジ) 3:03
7位 アンナ・シャクリー(SDワークス) 3:07
8位 エリーズ・シャベイ(キャニオンスラム) 3:29
9位 ジュリエット・ラブー(DSM) 3:35
10位 カタジナ・ニエウィアドマ(キャニオンスラム) 3:38

ポイント賞 シルヴィア・ペルシコ(ヴァルカー)
山岳賞 ルシンダ・ブラント(トレック)

注目選手

ソルテック

アンナ・キーセンホファー
オリンピックチャンピオンのキーセンホファーがブエルタに向けてソルテックチームと契約。2017年以来のプロチームです。TTTがあるのでGCではなく丘陵ステージでの優勝狙いとのこと。

モビスター

アンネミック・ファン・フルーテン
ディフェンディングチャンピオン。今年のジロ、ツールを制しダブルツールを達成。総合争いとしてのコース難易度はそこまで高くないためファン・フルーテンにとってはジロやツールより狙いにくいとも考えられますが、スペインチームのエースとしてもブエルタを楽しみにしているとのことです。ここ数ヶ月は、第1ステージのカンタブリアでトレーニングしてきたそうです。

エマ・ノルスゴー

SDワークス

総合ライバルのファン・フルーテンに対し、チームタイムトライアルで有利と見られます。

デミ・フォレリング
ロッテ・コペッキー
マーレン・ロイサー
カタ・ブランカ・ヴァス
ニアム・フィッシャーブラック

トレック

エリーザ・ロンゴ・ボルギーニ
エリーザ・バルサモ

ルシンダ・ブランド
シリン・ファン・アンロイ

UAE

マヴィ・ガルシア
マルタ・バスティアネッリ

キャニオンスラム

カタジナ・ニエウィアドマ

FDJ

セシリー・ルドヴィグ
グレース・ブラウン
エビータ・ムジッチ
ブロディ・チャップマン

ヴァルカー

シルビア・ペルシコ
キアラ・コンソンニ

DSM

リアン・リッパート
ジュリエット・ラボウ

ユンボヴィスマ

アンバー・クラーク

バイクエクスチェンジ

クリスティンフォークナー
ルビー・ローズマン=ギャノン

EF

クリスタ・ドーベル・ヒコック



9/7-11 Challenge by La Vueltaチャレンジbyブエルタ

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引用
https://www.uci.org

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