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#パリルーベファム(結果追記) #ルーベ嘆きの光


初代女王

昨年秋に開催された第1回パリ・ルーベ・ファムは、悪天候に見舞われ、ハードでカオスな伝説の1日となりました。
初代女王に輝いたリジー・ダイグナンは、なんと1つ目のパヴェでアタックし、82kmの独走勝利

今年は第二子妊娠中のため欠場しますが、所属チームのトレックには強力なメンバーが揃っています。

今年はハレルヤ

伝説の幕開けとなった第1回大会悪天候に見舞われ、選手たちは石畳とぬかるみに苦しめられました。開催時期もコロナの影響で秋に変更されています。

今年は本来の春開催、しかも晴れ予報ということで、昨年とは全く別のレースになるのではないかと言われているようです。
とはいえ何が起こるか分からないのが、北の地獄 パリ・ルーベ。今大会はどんなドラマが待ち受けているのでしょうか。

コースはあまり変わらず

昨年より約10km長い125kmのコースが設定されています。ただ、この変更自体はそこまで大きな影響はないのではないかという意見が多いようです。

女子は全部で17個、合計29.2kmの石畳区間を走ります。難易度5つ星の石畳区間が2つ含まれています。

パリ・ルーベとシクロクロッサー

シクロクロッサーはパリ・ルーベが得意というイメージがありますが、
シクロクロス元世界チャンピオンのルシンダ・ブランド(トレック)によると、
パリ・ルーベはシクロクロスと比較してかなりの長時間レースになので、違いも大きいのだとか。

ただ、石畳を走るのに不可欠なバイクコントロールの面では、シクロクロスの技術が役立つと考えているようです。

不安

エレン・ファン・ダイク(トレック)は昨年、優勝候補としてパリ・ルーベに参戦しましたが、転倒による脳震盪でリタイア。その経験から、パリ・ルーベに対し少し不安を抱えているという話も。

賞金アップとZwiftさん

女子の賞金は昨年から大幅にアップ。また、ツール・ド・フランス・ファムと同様に、Zwiftがスポンサーにつきました。


映画 ルーベ、嘆きの光

パリ・ルーベのフィニッシュ地として有名なルーベの街が舞台のミステリーサスペンスドキュメンタリーのようなリアリティが楽しめる映画です。貧困や犯罪など少し重めのテーマも出てきますが、ルーベの街の素顔や歴史を垣間見る事ができるのではないでしょうか。(Roubaix, une lumiere、2019年、アルノー・デプレシャン監督) 


優勝候補

マリアンヌ・ヴォス(ユンボ・ヴィスマ)

昨年2位。ロードレースで200勝以上を挙げており、史上最高の自転車レーサーと称されているそうです。現在のシクロクロス世界チャンピオン

ロッテ・コペッキー(SDワークス)

昨年のパリ・ルーベでは不運に見舞われましたが、今シーズンSDワークスに移籍後絶好調チーム力も活かしながら、ストラーデ・ビアンケ、ロンド・ファン・フラーンデレンで優勝しています。

チームメイトのシャンタル・ファンデンブルック=ブラーク(SDワークス)も優勝候補の1人。

エリサ・バルサモ (トレック・セガフレード)

現在の世界チャンピオン。今シーズン、トロフェオ・ビンダ、ブルージュ・デ・パンヌ、ヘント・ウェヴェルヘムで3連勝し、絶好調。
スプリント勝負の展開になった際には、DSMのロレーナ・ウィーベスと共に優勝候補筆頭の選手です。

トレックは他にも、昨年3位のエリサ・ロンゴ・ボルギーニ、昨年8位のオードリー・コルドン・ラゴ、シクロクロス元世界チャンピオンのルシンダ・ブランド、タイムトライアル世界チャンピオンのエレン・ファン・ダイクなど、強力なメンバーで参戦。

エレン・ファン・ダイク(トレック・セガフレード)

昨年のパリ・ルーベでは活躍を期待されたものの、転倒による脳震盪でリタイア。
現在のタイムトライアル世界チャンピオン
で、石畳のレースでも実績があるものの、昨年の経験から少し不安も抱えているという話も。

準備はできておりプレッシャーもないが、その後に控えているアワーレコードへの挑戦に大きなモチベーションを持っているとも語っているようです。

エマ・ノルスゴー(モビスター)

昨年6位今シーズンの春のクラシックで活躍しており、ル・サミンで優勝。他の主要レースでもトップ10に入り続けています。

マルタ・バスティアネリ(チーム UAE ADQ)

昨年5位。今シーズンも好調。

マルタ・カヴァッリ(FDJヌーヴェル・アキテーヌ・フツルスコープ)

昨年9位。先日のアムステルゴールドレースでは、見事な独走勝利を飾りました。

ロレーナ・ウィーブス(チームDSM)

最速スプリンター。今シーズン既に4勝。


昨年大会についてはこちら


結果追記

01 ITA Elisa Longo Borghini Trek-Segafredo 3:10:54
02 BEL Lotte Kopecky Team SD Worx + 23
03 NED Lucinda Brand Trek-Segafredo + 23
04 SUI Elise Chabbey CANYON//SRAM Racing + 23
05 ITA Marta Cavalli FDJ-Nouvelle Aquitaine-Futuroscope + 23
06 NED Floortje Mackaij Team DSM + 23
07 NED Ellen Van Dijk Trek-Segafredo + 23
08 NED Chantal van den Broek-Blaak Team SD Worx + 32
09 GBR Pfeiffer Georgi Team DSM + 2:22
10 ESP Sandra Alonso Dominguez Ceratizit-WNT Pro Cycling+ 2:22

エリサ・ロンゴ・ボルギーニ(トレック)が32kmの独走で優勝。トレックは昨年のリジー・ダイグナンに続き、2連続の独走勝利です。「今日は素晴らしいレースが展開されたと思うので、女子自転車競技への注目度アップの面でも嬉しい」とコメントしました。

ベルギーチャンピオンのロッテ・コペッキー(SDワークス)はレース中盤、バスティアネッリ(UAE)らと強力な逃げグループを形成しましたが、吸収のタイミングで飛び出したロンゴ・ボルギーニを捕まえることができず2位。3位にはロンゴ・ボルギーニのチームメイト、ルシンダ・ブランド(トレック)が入りました。

優勝候補の1人、昨年2位のマリアンヌ・フォスはレース当日の朝、コロナ陽性反応のため欠場しました。





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引用

https://www.uci.org

https://www.youtube.com/watch?v=oLRxvudcOQ4&t=2s

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