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クラシック音楽が好きすぎる。

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クラシック音楽(主にピアノ)に関する記述のあるエッセイを集めました。
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#今こんな気分

ひとりじゃないピアノ

ひとりじゃないピアノ

ある一日。

ラフマニノフの2台ピアノ「組曲第2番『ワルツ』」初合わせ。

といっても、レッスン終わりに遊び程度に、ということだから、これが最初で最後の合わせのようなもの。

はあ、心が揺さぶられるような感覚を味わって、とても楽しかった。

遊びだし、とまともに練習せず、譜読みから2週間くらいしか経っていなかったので「ゆっくりだったら通せます」と言ったのに、気が付いたらハイになっていたようで、ほと

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本音を言う恥ずかしさ

本音を言う恥ずかしさ

ある一日のこと。

ピアノのレッスンへ。
どうぞ、と言われて弾く。

弾き終わると、

「◯◯さんはコンクールでどこまで目指してる?」

と聞かれた。

「え、予選はなんとか通りたい…」

と言ったら、

「そこで終わり?」と。

「いやいや本選は…!(本選通過は無理でしょ…!なんなら予選も無理すぎる…)」

と咄嗟に答えたら、

先生が、

「えっ、◯◯さん全国十分狙えると思うけど。」

って。

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ここから何をイメージする?

ここから何をイメージする?

ある一日。

レッスンで「ここどんなイメージ?」と先生に聞かれて。

「うーん…なんか…不穏な感じというか…」
「えー、なんか、明るいというか…」

ぽつりぽつりと当たり障りのない言葉しか出てこなくって、自分の想像力のなさにびっくりした。

それから、「ここはどんな風に弾きたい?」と聞かれて、間違えないように正しく弾ければ良いって思ってたから、どんな風に弾きたいかなんて考えてなかったな、と反省した

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素直で必死な人間には、応援してくれる人が必ずいる

素直で必死な人間には、応援してくれる人が必ずいる

中学生の時、担任だか部活の顧問だか、誰かに言われて、以来、心に残っている言葉。わたしのために言ったというよりかは、複数人に向けて、何かのタイミングでさらっと言われたんだけど、なんだか当時のわたしにはグッときたようだ。

最近色紙を頂くことがあって、そこに、こんなメッセージが書いてあった。

「応援したくなる」って、嬉しい。

それで、そういえば、と冒頭の言葉を思い出した。必死な人間には、絶対に応援

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音楽を聴きながら、本を読んだり楽譜を眺めたり考えごとをしたり

音楽を聴きながら、本を読んだり楽譜を眺めたり考えごとをしたり

ある一日。
ひとりで過ごす贅沢なお休みの日。

次の日はお休みなのに、夜更かしもせず23時には寝ていた。
最近日付を跨いで起きていることができない。

目を覚ましたら9時。10時間睡眠。よく寝た。

ひと通りの家事をして、家を出る。

布団カバーが古くなったので、無印良品に行き、新しいものを買う。

その後、カフェへ行き、読書。
今は、石田ゆり子さんの書いたエッセイ「天然日和」を読んでいる(再読)

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