出エジプト記25:23 〜 30★2022/07/02掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記25:23 〜 30
23 机をアカシヤ材で作らなければならない。長さは二キュビト、幅は一キュビト、高さは一キュビト半。
24 これを純金でかぶせ、その回りに金の飾り縁を作り、
25 その回りに手幅のわくを作り、そのわくの回りに金の飾り縁を作る。
26 その机のために金の環を四個作り、その四隅の四本の足のところにその環を取りつける。
27 環はわくのわきにつけ、机をかつぐ棒を入れる所としなければならない。
28 棒をアカシヤ材で作り、これに金をかぶせ、それをもって机をかつぐ。
29 注ぎのささげ物を注ぐための皿やひしゃく、びんや水差しを作る。これらは純金で作らなければならない。
30 机の上には供えのパンを置き、絶えずわたしの前にあるようにする。
《参考》
机
*パンを置く机
次に取り上げるのは、聖所に置く机。
(1)机も、アカシヤ材の本体の上に純金を被せたもの。
持ち運びができるように、金の環と担ぎ棒も作られた。サイズは、88cm × 44cm ×66cmで契約の箱よりも少し小さめ。
(2)この机は、至聖所の中ではなく、聖所に置かれた。
机の上には、絶えず「供えのパン」が置かれていた。
(3)供えのパンとは、「神の前に供えたパン」という意味。(出25:30、35:13、39:36、民4:7、1 サム21:6、1列7:48、2 歴4:19 参照)
(4)供えのパンは、パン種の入らない丸くて薄いパン。
12個のパンが、6個ずつ2列に平行に置かれ、各列に乳香が添えて置かれた。(レビ24:5 〜 7)
乳香は、パンの代わりに燃やして【主】に捧げた。
*パンが象徴するもの
パンの数は、イスラエルの12部族を表している。
(1)イスラエルの民は常に、自分たちが神の前を歩んでいることを自覚させられた。
(2)パンは、週1回、安息日ごとに新しく供えられた。(レビ24:8)
(3)パンを供える奉仕は、ケハテ族が担当した。(1 歴9:32)
(4)供えられたパンは、聖別された物なので、祭司だけが食べることを許された。
しかし、ダビデとその供の者が、供えられたパンを食べたこともある。(1 サム21:4 〜 6)
聖別されたパンの規定は、律法的に解釈すべきではないということ。
イエスは、ダビデが供えのパンを食べたことを引用し、安息日は人のためにあると教えられた。(マタ12:3 〜 4)
イエスは、文字の規定よりも人間の命の方が重要だと教えた。
★律法主義と神の命令に従って歩むことの違いを学ぼう。
律法主義は、愛のない生き方で、人の魂を束縛し殺す。
律法の真意を考え、人を生かす道を求めよう。
▼パンの意味について考えよう
イエスは、ヨハネの福音書で3度、「わたしがいのちのパンです」と語られた。
(1)パンという言葉は、ユダヤ人にとって霊的な意味を含んでいる。
①種入れぬパン
②天からのパンであるマナ
③供えのパンなど
(2)神は、荒野でイスラエルの民を養われた。
(3)新約時代では、主イエスが私たちの霊の糧となってくださった。
(4)マナのように、「いのちのパン」を毎日集め、食べる必要がある。
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