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微生物が発酵するちからで染める!江戸時代からつづく本物の藍染め

微生物が発酵するちからで染める!江戸時代からつづく本物の藍染め

こんにちは。

先月末、徳島県の藍住町という町へ、藍染の勉強をしに行ってまいりました。

藍染には、いろいろな染め方がありますが、今回の研修先は天然灰汁発酵建て(てんねんあくはっこうだて)という、江戸時代からつづく技法を受け継いでいる工房でした。

ここでの藍建て(藍染の液をつくること)は、10日間かけて、藍甕の中を発酵させることで、物質を変化させ、青色に染まる状態までもっていくという流れです。材

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あんずのたね捨てたらダメ

あんずのたね捨てたらダメ

畑に植えてる杏を収穫して
コンポートとジャムを作ったことは前に書きました。

杏しごとは、それでおしまいではなく、
杏の種も使えるのです。

杏の種で本格的な杏仁豆腐が作れます。

本格的というのは、市販の杏仁豆腐はアーモンドエッセンスなどで香り付けされてる物が多いそうなので、杏の種の中の仁を使って作るので、正真正銘の杏仁を使った杏仁豆腐という意味です。

この種を割るのが至難の業で。

去年どう

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肝臓を守るハーブ『ミルクシスル』

肝臓を守るハーブ『ミルクシスル』

肝臓を守るハーブ
ミルクシスルのご紹介です。

ミルクシスルの育っている様子生徒さまが、ベランダに育っているミルクシスルの写真を送ってくださいましたので使わせていただいています💓
ありがとうございます♪

お花が咲いた後は、こんなふうに白いホワホワな部分が出来て、その中から…

タネがたくさん出てきます。
このタネの中に、シリマリンという肝臓を守ってくれる素敵な働きがあります

お花の姿を見てい

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ポリネシア地域で嗜まれている”カヴァ”(Piper methysticum)の民俗的背景とその効能について

ポリネシア地域で嗜まれている”カヴァ”(Piper methysticum)の民俗的背景とその効能について

今回は、ポリネシア地域(フィジー、トンガ、ハワイ、サモアなど)で嗜好飲料として使用されている植物”カヴァ”について歴史的、民俗的背景を踏まえ、注目している点、効能についてまとめ筆者による考察などを記述していこうと思う。

・カヴァの生態

カヴァ(Piper methysticum)
コショウ科コショウ属の低木の一種
南太平洋のサンタクルーズ諸島、バヌアツが原産地とされ、ポリネシア地域に広く
分布

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🌿デトックス/解毒のための植物 plants for detox

🌿デトックス/解毒のための植物 plants for detox

夏至に向けて太陽のエネルギーが満ちる季節、みなさまいかがお過ごしでしょうか🌞
今回は、心身のデトックス/解毒に役立つ植物と、おすすめレシピ🍽をご紹介します。

日々の暮らしの中で、私たちは無意識のうちに毒素(不要なもの)を溜め込んでしまいます。夏至に向けて「陽」の気が高まり、普段は照らされない場所まで光に照らされるような日々の中で、現在の自分にとって何が必要で何が必要ではないのか、あらためて向

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