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「使えるフリーランスになるため」じゃなくて、人と人とのお付き合いだからこそ、気が遣える人でありたい。

昨年の5月に長年勤めていた金融会社を辞めて、早いもので1年が経ちました。

この1年、本当に色々ありました。
今でも別の会社で在宅パートとして雇用してもらっているけれど、個人で受注する仕事もかなり増え、毎日忙しいけれど本当にありがたいです。

個人でのお仕事を増やすためにやってきた方法は過去にnoteでも紹介しているので、気になる人はぜひ読んでみてください、

会社を辞めてから1年、「どうすれば仕事が増えるのか」「どうすれば、みきてぃに頼みたいと思ってもらえるのか」をすごく考えてきました。

スキルを磨き続けるのはもちろんですが、1年前なんて今と比べて大した実績もないし、繋がりもなんにもない。

奇跡的に繋がったご縁を絶対に離さないように、なんならそこからあわよくば枝分かれするように、要は「こいつ使える!と思ってもらえる立ち回り方」をすごく考えたし、悩んでいたんです。

なにを隠そう、私はスーパーコミュ障なので。

質問したいことがあっても

「あああああの、コレってこういう感じで合って……?」(どんどん小声になる)(語尾は聞こえない)

「こういうのできる?」と聞かれても

「あっはい、できると思います。」(できる!と言い切れない)


てな感じで。

まともな受け答えもできないコミュ障だけど、やっぱり私はフリーランスとしてやっていきたい。

そんな想いで、活躍している先輩フリーランスの方々が発信している「できるフリーランスとは?」「仕事を頼みたくなる人とは?」という記事やラジオからたくさんインプットしました。

連絡は秒で返したり、進捗報告をこまめに入れたり、頼まれていなくてもデータをまとめるシートを作ったり、聞かれたことにはテキストだけでなく画像・動画を添えて答えたり。

「こうしたら、喜んでもらえるかな?」「こうすれば、分かりやすく伝わるかな?」と思うことを、少しずつ少しずつ試した結果、嬉しいことに今では「みきてぃを秘書につけたい!(秘書業務は受注してないけど!笑)」と言ってくれる人もいます。


どうにか人からの信頼を得たくて、手探りでアクションを起こしてきた1年間。

1年経った今、少しだけフェーズの移行を感じでいて「人から指示をもらう、チェックしてもらう立場」ばかりだったのが、「人に指示を出す、チェックする立場」も任せてもらえるようになりました。

いわゆるディレクター的立ち位置ですね。(そこまで大層なもんじゃないけど)

ディレクション側を経験するようになって気がついたのは、これまで私が探ってきた立ち回り方・気の遣い方は、本質的には決して仕事をもらうための行為ではないということ。

駆け出しの頃って仕事ないし、信頼もないし、だからこそ仕事をもらうために、自分の評価を上げるために必死だったのが、正直なところです。

今もお仕事を「いただく」立場に変わりはないのだけれど、そういう気遣いって決して仕事をもらうためにするワケじゃない。


人と人とのお付き合いだから、生身の人間同士のコミュニケーションだからこそ、気遣いが必要なんだ。


そんな当たり前のことに、少し自分の立ち位置が変わった今だからこそ気がつきました。


最近の私は、フリーランスとしてスタートを切って間もない人とのチーム・タッグを任せていただいており、彼女たちがやってくれた内容確認・ディレクションを担当しています。

彼女たちが上手く作業をできないときは、私の伝え方に問題があるし、勘違いをするような説明をしている私が不親切極まりないってことです。

彼女たちが一発で「なるほど!」と理解できる説明をすること。仮に分からなかったとしても「分からない」と遠慮なくいえる雰囲気を作ること。なるべく不安な時間を短くできるよう、質問にはすぐに答えてあげること。

それがディレクション側に回ったときに私がすべき「気遣い」だし、じゃあそれってなんで?と考えると、その理由は決して「新しいお仕事をいただく」ためではありません。


みんながモヤモヤや違和感を抱えず、クリーンにヘルシーにお付き合いをしていくためです。


「使えるフリーランスになるため」じゃなくて、人と人とのお付き合いだからこそ、相手を思う気持ちや気遣いを忘れたくはないものです。

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