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スキル・ツテ0の私が、趣味だった「書く」を生業にするまで。

どうも、パラレルワーカーのみきてぃです。

「パラレルワーカー」といいつつも、実は私がやっている仕事の8割はライター業だったりします。

特に最近知り合った人は、みきてぃ=ライターのイメージを持ってくれてる人も多いのではないでしょうか?

これまで「もうええわ!」というほどnoteに書いてきましたが、実はライター業は私のキャリアの中で1番歴が浅く、まだライターデビューしてから1年ちょっとしか経っていません。


しかも、はじめた当初はツテもスキルも0。
もちろん、スクールにも通っていません。


そんな私ですが、現在は「書く」というスキルを武器に生計を立てられるようになりました。

これには本人が1番驚いていて、まさかこんな未来が待っていようとは……!といった感覚です。
実際、つい最近までは「ライター業を拡大していく予定はありません!」とかいってましたので(笑)

ライターデビューして1年。
ここまでの軌跡を自分自身が忘れたくないな、と思い、趣味がメインの収入になっていった過程を赤裸々に綴ってみようと思います。

もちろん最後まで無料で読めます!
これからなにかチャレンジをしようと思っている人のお役に立てると嬉しいです!


■今の私のお仕事

冒頭にお話したとおり、「パラレルワーカー」といいつつ、今の私の収入の8割はライター業に偏っています。

実際に今やっているライティング業務はこんな感じ。

・SEOライティング
・イベントレポートの作成
・Instagram投稿文作成
・Twitter投稿作成


私の場合、完全なるフリーランスではなく、アルバイト雇用のWebライターとしても働いています。

週3〜4日くらい在宅のアルバイトで記事を書いて、それ以外の時間で個人受注した案件を進めています。

さらにその合間・隙間でライター業とは別に、音楽家や写真家としてもお仕事をしています。


■「書く」をはじめたきっかけ

もともと子どもの頃からブログをやっていたりSNSが好きだったり、「書く」ことそのものに興味がありました。

はじめてメディアに記事が掲載されたのは、今から3年前。
朝日新聞デジタル『かがみよかがみ』に、エッセイを投稿したことがきっかけです。

たまたま募集テーマが、自分が長年悩んできたことで。
「書いてみたい!」と勢いで応募し、人生で初めてWebメディアに自分の文章が載る体験をしました。

意外にもこのエッセイが家族や知人から好評で、その後も数本投稿しました。

そして私の「書く」意欲をさらに高めてくれたのが、昨年出会った書籍。
それが、いしかわゆきさん著・『書く習慣』でした。

『書く習慣』を通してnoteを積極的に更新するようになり、さらに書くことが楽しくなりました。


■まともな文章を書ける大人になりたかった。

noteにハマって自己流のエッセイを量産するようになったあとも、「これを仕事にしよう!」という感覚はありませんでした。

その当時持っていたのは「まともな文章を書ける大人になりたい」という気持ちだけ。

当時はまだパート社員として会社勤めをしていたのですが、自分より歳上でキャリアも長い先輩社員の皆さんが、結構しっちゃかめっちゃかな文章を書いていたんですよね(笑)

引き継ぎ資料やメールを見ても、なにがいいたいのか分からなくて書いた人に聞きに行く……という二度手間。
失礼ながら、自分はこうはなりたくないな、と思ったものです。

まともな文章・読める文章を書けるようになるには、「書ける人」に教わるのが手っ取り早い。
そう思ったのですが、残念ながら私にはスクールに通う経済的余裕は全くありませんでした。


そこで思いついたのが、「ライターになってしまう」ということ。


未経験OKの案件に応募し仕事として着手すれば、なんらかのフィードバックはもらえるだろう。
今思えばかなり勢い任せですが、そんな気持ちで未経験OKの仕事を探しはじめました。


■初めての案件は、地域取材のお仕事

初めてのライティング案件は、地域のおすすめスポットを紹介する記事の執筆でした。

お店・公園・イベントなど、指定エリア内の好きなところに足を運び、簡単な取材をしてレポートを書く、といった内容です。

indeedで「ライター 未経験」と検索し、ヒットした案件でした。

実績はないので、趣味で書いたnoteや『かがみよかがみ』に掲載されたエッセイをポートフォリオとして提出。
その後テストライティングを経て、なんとか合格できました。

当時の単価は1記事1,200円。
その後単価を上げてくれて、最終的には1記事1,600円になりました。

しかし、取材の交通費や飲食費などは自腹なのでぶっちゃけめっっっちゃくちゃ赤字なのですが、当時の私は稼ぐことを目的としていなかったので単価は全く気にならず。

むしろ「若干お小遣いもらいながら記事の添削してくれてラッキー!」ぐらいに思っていました(笑)


■クラウドソーシングでお仕事に挑戦

取材記事のお仕事で「Webメディアに記事が載る」という喜びを覚えた私は、次はクラウドソーシングを使いはじめます。

ランサーズ・クラウドワークスに登録し、案件に応募し始めました。

大した実績がないので最初は相手にしてもらえませんでしたが、趣味で書き溜めたnoteをポートフォリオに提出し続け、数件のお仕事を獲得。

この時点でも相変わらず、ライターで稼いでやるぜ!!!という熱意はなく、「書きたいものがあれば応募する」「ちょっとしたお小遣い程度になればラッキー」といった感覚。

複数のクライアントさんとお仕事をし、たくさん褒めてもらうこともあれば「あなたの表現は鼻につく」とフィードバックをもらって号泣したことも(笑)

それでも添削をしてもらえることは嬉しかったし、独学ではじめた「書く」というスキルがほんの少しでもお金に変わっていくのが、とても楽しかったのです。

ちなみに、クラウドソーシング時代にめちゃくちゃお世話になった本が、藤原将さん著・『文章起業で月100万稼ぐ!』です。
まとめnoteも書いてますので、ぜひ読んでね。


■Wantedlyで直接案件に挑戦

その後半年近くクラウドソーシングでお仕事を受けていましたが、ふと直接案件にチャレンジしたくなり、Wantedlyに登録。

このあたりから、ほんの少しライターで「稼ぐ」ことを意識しはじめます。
クラウドソーシングは仲介手数料が引かれてしまうのがネックに感じ、直接案件がほしいなあ~と思うようになったのです。

とはいっても、ライター1本で食べていくつもりはなく「少しでも生活費の足しにしたい」という気持ちでした。

当時は会社を辞めたくて辞めたくて仕方なかったので、「会社以外の収入が1万円増えたら、会社の出勤日を1日減らしていい」というMyルールを決めていたのです。
(※パート社員だったので、好きに休める代わりに収入が減る、という感じでした。)

以前から音楽家・写真家としても活動していたのですが、そちらは思うようにお仕事が獲得できず……。

それに比べてライター業は、私にとっては比較的お仕事を獲得しやすい市場だったので、「会社に行く日を減らせればなんでもいい!!話はそれからだ!!!!」といった思考でお仕事を増やしていきました。


■コミュニティでお仕事をいただく

昨年12月に、日本酒コミュニティ『酒小町』に入りました。

コミュニティの紹介文に「お仕事が生まれる~~」との文言があったのでまったく期待していなかったといえば嘘になりますが、純粋にコミュニティを楽しんでみたい気持ちで入会。

入会から2~3ヶ月はメンバーとして飲み会に参加したり、オンラインイベントに参加して楽しんでいたのです……が。

コミュニティの代表の方からお誘いが。

「みきてぃ、こういうの興味あるっていってたよね?一緒にお仕事やってみない??」

私が飲み会のときにポロッとこぼした言葉を、どうやら覚えていてくれたようでして。(号泣)

コミュニティに入って2~3ヶ月しか経っていなかったし、大した実績もないのに本当に私でいいの?!と若干ビビりながらも、二つ返事でお引き受け。

記事執筆のみならず、SNS関連やコミュニティ運営・企画のサポートなど色々なお仕事を経験させてもらっています。

世のフリーランサーが口を揃えていっていた「コミュニティからお仕事が生まれる」は、こういうことだったのだな、と実感しています。本当にありがたい……!


■在宅アルバイトでライターとして雇用され、会社を辞める

ライターデビューしてから10ヶ月ほど経った今年2月、色々あって会社を辞めることを決意しました。

とはいえ、そのときもまだ生活費は会社のお給料頼みで、フリーランスとして独立できる状況ではなく。

でも、兎にも角にも会社を辞めたくて、どうにかならないか考えたところ、アルバイトとして時給制のWebライターで働くことを思いつきます。

正直、会社を辞めるためなら手段はなんでもよかったのですが、私のキャリアを並べてみたときに「ライター業が1番手っ取り早く会社を辞められるのでは?!」と思い、ライターバイトを探したという経緯です。

ライターって文字単価・記事単価のお仕事がほとんどですが、意外と時給制のところも探せばあるんですよね。

それまでに書いてきた記名記事やnoteをポートフォリオとして提出し、テストライティングは免除で面接を経て無事採用され、今に至ります。

完全在宅のアルバイトなので満員電車に乗る必要はなくなり、時給制なのでライターにありがちな「時給換算するとめっちゃ低価格」という問題もありません。

さらに社会保険もかけてもらってとっても安全にお給料をいただきつつ、通勤の縛りなどもなくなったので個人受注もさらに拡大し、アルバイトをしつつもフリーランスのような暮らしを実現できました。

アルバイトもライター業、個人受注もほぼライター業。
今の私は「書く」で生計を立てています。


■今後のキャリア、どう考えてる?

たま~にインタビューを受ける際などに聞かれるのですが、今も昔も変わらず、私はライター業に固執するつもりは特にないです。

書くことは好きだから、私に頼んでくれる人がいるのであれば、ぜひやりたい。

自分から「書きたいな」と思う案件があれば、応募もしてみたい。

でも、相変わらず「トップライターになってやるぜ!!!」「ライターとして界隈に名を馳せるぜ!!!」といった熱い想いは持っていなくて、ただそのときの自分にできることを丁寧にやっていきたい。それだけです。

音楽や写真はもちろん、そのほかにも「書く」以外にまだまだやりたいことがたくさんあります。

今はたまたまライターをやっているけど、来年・再来年はまた別のことをやっているかもしれないし。

不器用な私には「好きなことで生きていく」はちょっと難しいかもしれないけど、「嫌なことをなるべくやらない」という消去法でも、十分納得のいくキャリアが作れると思っています。

このあたりは、また別でnoteを書こうかな。

以上、これがツテ・スキル0の私が「書く」を生業にした方法でした!

ライター業に限らず、これからなにか挑戦したい人・一歩踏み出したい人・少し自分を変えたいと思っている人に届くと嬉しいです。

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