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[理系による「映画」考察] 巨星ジーグフェルド(1937) ➡紳士という名の色気

豪華な舞台演出の再現が目を引きますが、個人的には、ウィリアム・パウエルの女性を虜にする"男の色気"が気になりました。

"グランド・ホテル"のジョン・バリモアしかり、"或る夜の出来事"のクラーク・ゲーブルしかり、1930年代の映画は、"男の色気"がムンムンする映画が多いのですが、あの色気って何から来るんでしょうね?

必要条件として
・スーツの着こなしがオシャレであること
・髭がセクシーであること
・スタイルが良いこと
が考えられますが、一番大事なのは
・紳士(ジェントルマン)であること
かな思われます。

"紳士"の定義も色々ありますが、"ジェントル"から女性に優しいこと・寛容であること、としてここでは定義しています。"寛容"は心に余裕がないとその状態にはなれず、紳士におじ様が多いのは、色々な人生経験を積まないと寛容さを身につけられず、若いうちはそれが十分ではないから、と自身は考えています。

また、十分条件としては、
・女性に対して、大好き!、を通り越して、崇拝に近い心持ち
かなと。
まあ、言わずもがなですが、そもそもこれがないと女性の心を引きつけることができるはずもなく。

では、どうすれば上記の条件にできるだけ適合し、色気のある男に近づくにはどうすればよいか!?、です。

自身が今考えるのは、娘から"一緒にデートしたい!"と言われる父親になる!、が一番の近道かなと。なぜなら、第一段階の必要条件をクリアしないとそもそも一緒にその辺を歩いてくれることすらなく、さらに第二段階の紳士の寛容さがないとデートまで行けないからです(十分条件は、親としての愛情、に置き換えました)。というわけで、娘からそう言われるように精進しているこの頃です。

と、妻に話したところ、最近はジェンダーレスの傾向からか"男の色気"は需要がない!、と言われる始末…。

さらに、スーツ姿をきめると、娘からは、カッコつけすぎで一緒に歩きたくない!、と言われる始末…。

いいんです、自己満足なので…。


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