ビジョー

ごく普通の一般人男性です。妻の病気をきっかけに、いろんなことを考えるようになりました。…

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ごく普通の一般人男性です。妻の病気をきっかけに、いろんなことを考えるようになりました。コラム・小説・心理・愚痴。ジャンル問わず書いていきたいです。誰かの小さな暇つぶしになれば嬉しいです。

マガジン

  • 戯言まとめ

    思い付きで書いた戯言まとめました。

  • ビジョーのショートストーリー

    ショートストーリー集です。

  • アディクティッド・インターホン【ホラー小説】

    一人暮らしをすることになった、塩田望。リビングにあるインターホンで、外の様子を見るようになり、いつしか夢中になってしまう。 そこで、インターホンで見てしまった物とは・・・

  • 一般人のちょっと追及

    いろいろなことについて、ちょっと追及していきます。 仕事・心理・社会について書いていきます。

  • 揺るぎなきアカウント

    【長編小説】ゲームを一番早くクリアすれば1000万。その大会に関わる人物の過去と未来、人間模様を書いてます。 どんな内容かは【小説予告】をご覧ください。 少しでも誰かの暇つぶしになれば嬉しいです。

最近の記事

元社長令嬢がうっかり異世界に転生し、レベル999のドラゴンの奴隷になって覚醒したら技がチートすぎて無双する件

みたいな

    • ノンタイトル3をまだ見てない理由

      どんな人でも会社作って社長になれますというYouTube番組。 1と2は見たけど、まだ3を見てない。 1が私的にはめちゃめちゃ面白かったので、2が待ち遠しかったくらいだった。 所々疑問点はあったけど、企画自体が面白かったので、2まで見た。 けど、3は見てない。 なんか見れない。 YouTube開くと一覧に出てくるので、3にブレイキングダウンのこめおさんが出てるのも知っている。 けど見てない。 その理由を書いてみる。 一、ムリゲーすぎる わずか3ヶ月で知らな

      • バチェラーよりバチェラー

        アマゾンprimeに入ることになり、以前から気になっていたバチェラーを見た。 この手の番組はやっぱり面白い。 一般人が恋愛する系の番組。シェアハウスや、昔のあいのりとかは興味がないけど、外国のやつはDVDを借りてまで見ていた。 例えば昔見たやつで、一人の男性を沢山の女性が奪い合うのはバチェラーと変わらないが、その男性は実は貧乏で、女性の前では大金持ちという嘘をつく。 そして、最後に選ばれた女性に実は貧乏なんですと打ち明ける。 付き合えば、真実の愛ですねと、御褒美に1

        • スマホは聞いている【ショートショート】

          彼女の明美と・・・というより、すでに籍は入れているので、妻の明美と来月に控えている結婚式の準備のために出かけていた。 「それでさぁ、お歳暮でもらったイクラがめちゃめちゃ美味しそうでさ~」 「へ~」 「500グラムってこんなに少ないの?って感じで、100グラムずつ5パックに分けられてたから家族4人で分けて、余った100グラムをジャンケンってことにしたの」 「へ~、それで誰が勝ったの?」 「それがさ~、みんな最初は美味しい美味しいって食べてたんだけど、途中から気持ち悪くなっ

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          34本

        記事

          屈環*【ショートショート】

          「ちょっと!待って!」 大きめのバスタオルで身体を覆い、車のドアを叩く女性を無視してエンジンをかける。 やれやれ、とため息を付きながら、助手席側のドアを3cmほど開けた。 「ばいば~い。気持ち良かったよ~ん」 「ちょ、ちょっと!」 女性を振り切るように勢いよく車を出した。 「待って~~~」 溝内は振り返らずラブホテルを後にした。 人生楽勝 世の中、賢く立ち回れば楽勝。 ポイントは1つ。 ズルくあること。 すなわち、ズル賢くあればいい。 どれだけの男性が、ナンパ

          屈環*【ショートショート】

          ぼちぼち

          しばらく放置しておりました。 ちょっと前にnote見た時、今月中に何か書けば連続投稿になりますと通知が来てたのですが、せっかくのお誘いも面倒でほっといてました。 ところで、世間ではビッグモーターからジャニーズ事務所の性加害問題。 そして最近では宝塚の劇団員が亡くなられており、共通して 隠蔽 という言葉が浮かんできます。 ま~ 人間いるとこに隠蔽とイジメありです。 ところで、前から思っている、長編小説って読まれにくい件(長編のせいにする)ですが、こんなトーシロの小

          屈環・【ショートショート】

          「あんたさん、新入りかい?外にばかりいて、中のことはよく知らないもんでね」 今年の冬に定年を迎える北田は、カパカパの制服を着た新人警官に声をかけた。 子供の万引きから殺人事件まで、40年という長い間警察を勤めてきた北田は、普通の一般的な言葉使いが分からない。 ただ数年前、万引きをした高校生の親と話した時、「警察のあんたに、あんたと言われる筋合いは無い」と怒鳴られ、何故か納得した。 しかし、誰に対しても「あんた」と呼ぶ癖は直すことが出来ず、後に「さん」を付けることで落ち着いた

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          汚いラーメン屋【ショートショート】

          「なあ、汚いラーメン屋があるんだけど行かないか?」 同僚の高田がランチに行こうと誘ってきた。 「普通そう言われて行く訳ないんだけど。あれだろ?築50年くらいの小さな店で、看板も暖簾もボロボロ。カウンターに置いてあるラー油もベトベト。古びたテーブルに赤と白のチェックのテーブルクロス。何かの汁がついたメニュー表。頑固そうな店主が、洗濯しても白くならないエプロンしてて、使い込んだ鉄製のフライパン振りながら、ぶっきらぼうに作るチャーハンがめちゃめちゃ旨いってパターンだろ?いいよ!

          汚いラーメン屋【ショートショート】

          屈環【ショートショート】

          まるで、夕焼けのようだった。 普通朝の空気というのは青白く感じるはずだが、密集した竹林にろ過され届いた日光は、オレンジ色に感じた。 靴を脱ぎ、靴下も脱いで、田んぼの脇にある決して清んではいない水路に足を浸け、子供のようにバタバタと動かす。 水しぶきが顔まで飛んできて汚いと思ったが、この水を飲んで育った米を食べてるかと思うと、汚いという認識をどこまで追及するべきか迷い、頬についた水滴もそのままにした。 生きることが難しい。 乗ってきた車のドリンクホルダーには、缶ビール

          屈環【ショートショート】

          ラジオが不滅なのは人間の能力に限界があるから

          私が一番ラジオを聞いていたのは、営業の仕事をしていた20年ほど前。 通勤時、仕事の運転中、寝る前。 トータル1日あたり2~3時間聞いていた。 毎回同じ時間に同じ音楽から始まるラジオを聞いてると、聞かずにはいられなくなってしまう。 気に入った番組やパーソナリティがいたりすると、ラジオの時間に合わせて早く家を出たり、話が面白くてお客様の家に向かうのが遅くなったり、夜更かししたり。 もう、生活の一部みたいになってきます。 最近聞く機会が減ってしまったが、久しぶりにラジオを聞い

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          創作大賞の結果を見て

          先日応募したのnote創作大賞の一次通過の発表があり、普通に難なく落選したついでに、ホラー小説を載せました。 これを書いたのは15年くらい前。 昔タブレットに書いて、データ紛失してしまった物を思い出しながら書いた。 当初、もう少し長めの小説だったが、読み手の負担を減らし、サクッと読めるように半分くらいに修正。(長く書けるスキルがないだけ) その頃たしか、バラノーマルなんとかってホラー映画が流行っていた。 制作費用が少ないとかで話題になったやつ。 じ~っと見てると、た

          創作大賞の結果を見て

          アディクティッド・インターホン【ホラー中編小説9話・完】

          「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・」 座り込み、泣きながら何度も何度も謝った。 涙を流し、汗をかき、尿を垂れ、頭を抱えて謝罪した。 30分ほど経っただろうか。 何も聞こえなくなったので、涙を洋服の袖で拭きながら、ゆっくりと立ち上がった。 インターホンはひび割れ、拳に付いた血が移っている。液晶画面にもひびが入っていて、カメラも起動しないのではと思った。 呼吸を整えながら、恐る恐るカメラを付けた。 ピッ ザ・・・ザザ・・・ 少々映り

          アディクティッド・インターホン【ホラー中編小説9話・完】

          アディクティッド・インターホン【ホラー中編小説8話】

          山崎さんが落ちてから2週間が経った。 あれからすぐに実家に帰ることにした。 精神的にも病んでしまい、会社も1週間ほど休んでしまったが、なんとか今は仕事に出ている。 引っ越すことにはなったけど動く元気がなく、荷物を全てリサイクルショップに売り、残った荷物は引っ越し業者に依頼して、実家に戻してもらった。細かい手続きは親にしてもらった。 引っ越しの手続きなどで、大家の大屋さんとは電話で話した。 そこでまたペラペラと話し始めたので、今回の事件については聞くことができた。 ま

          アディクティッド・インターホン【ホラー中編小説8話】

          アディクティッド・インターホン【ホラー中編小説7話】

          塩田は、先ほど友人の長谷川が帰った時のことを思い出した。 間違いであってほしいと思いながら、その時の状況を思い返すが、残念ながら間違いではない。 今、玄関の鍵が開いている。 長谷川が帰った時、玄関まで見送ってない。 ずっとリビングにいて、インターホンを覗いたりしていた。つまり、中から鍵をかけていない。 もし、あのストーカーがエレベーターに乗る時に、この部屋に乗り込んできたりしたら殺されてしまうかもしれない。 普通ならない。何の関係もない部屋に入ってくることなどありえない

          アディクティッド・インターホン【ホラー中編小説7話】

          アディクティッド・インターホン【ホラー中編小説6話】

          「あらま!お帰りなさい。お勤めご苦労様」 「あ、は、はい」 「なんだか物騒だわね。うちのアパートに警察が来るなんて。ね~、嫌んなっちゃう」 ストーカーが飛び降りてから・・・いや、山崎さんがストーカーを突き落としてから2日後。仕事から帰ってくると、大家の大屋さんに掴まってしまった。 聞いてもないのに、ペラペラと事件について話し始めた。 気になる事もあったので、丁度良いと思い聞いていた。 まず、4階から落ちたストーカーは一命をとりとめ、意識不明の重体になっているそうだ。

          アディクティッド・インターホン【ホラー中編小説6話】

          アディクティッド・インターホン【ホラー中編小説5話】

          ・・・・・・落ちた? 山崎さんがストーカーを落とした。ここは4階。4階から人が落ちた。落ちる瞬間を見てしまった。 塩田は、画像の消えたインターホンの前で固まっていた。ボタンを押そうとする指がガタガタと震え、押せずにいた。頭の中で、山崎さんがストーカーを突き落とす姿が繰り返され、現実なのかどうかを確認しているようだった。 覗きたい。覗いてはいけない。覗くのが恐い。覗かないといけない。 複数の感情が混ざり、考えがまとまらないまま、ボタンを押した。 ピッ・・・ 「・・・

          アディクティッド・インターホン【ホラー中編小説5話】