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アマプラでM1グランプリを一気見してみた【前編】

一気見と言っても、1日に1つ2つしか見れないこともあるし、全く見れないこともあるし、途中でバチェロレッテ見たりで、半年くらいかかってます。

アマプラで見れる
M1、2001~2022

相当の数の漫才を見ました。

全て見てからベスト3を決めようと思ってたのですが、とてもとても3つに絞りこむことなんて出来そうにありません。

なので、それぞれの回毎に、心に残った、面白かった漫才!という形で選んでみました。

漫才のタイトルについては、勝手につけさせて頂きます。

それでは

2001
中川家
電車と水難事故の話

第一回M1の王者になった中川家の最初の漫才です。
20年以上前ですが、今見ても全く古さを感じません。
いわゆる、ちゃかし系の右上がり漫才。説明を邪魔して、突っ込んで、どんどんヒートアップして盛り上がる漫才。

M1全部見たからこそ余計に感じたのですが、このちゃかし系漫才ってその後たくさん出てきます。
この20数年前の完成度は素晴らしく、その後出てきたちゃかし系漫才を、中川家基準で見ている自分がいて、
ちゃかし弱いな~
後半盛り上がりがあればな~
とか思いながら見てました。
すべての漫才基準になる、それくらい面白い漫才でした。


2002
フットボールアワー
ファミレス

この時、優勝は出来なかったフットボールアワーですが、20年ぶりに見ても面白かったです。
とくにボケのセンスが良くて、1つ1つボケを厳選しているというか、いい加減なボケが無いように感じます。
そこに後藤さんの絶妙なツッコミが入るので面白いです。


2003
フットボールアワー
結婚記者会見

続けてフットボールアワーから選ばせていただきました。
この年は私的に当たり回で、好きな漫才が多くありました。
どれにしようかと、見直す度に見直した漫才が一番に思えたりします。
最終的に決め手たなったのは、

・・・・ドンッ

と証明写真の出来上がりを連想させる表現と間が、絶妙過ぎて心に残っていたのでこの漫才にしました。


2004
タカアンドトシ
有名になったら

リアルタイムで見たときもめちゃめちゃ面白くて、この漫才からタカアンドトシを意識するようになりました。
後半畳み掛ける右上がり系ではないのですが、絶妙な間の取り方や掛け合いが面白く、最後まで楽しかった。

残念ながら決勝に残ることはできませんでしたが、
「・・・・壺か!」
「・・・・鑑定士か!」
のツッコミ合う所は最高で、心に残っています。

この辺りから「伏線」が入った漫才がちらほら出てきますが、そこまで意識しない程度。


2005
ブラックマヨネーズ
格闘技を習いたい

M1グランプリは、予選と決勝に残ったときと2つの漫才を用意してないといけません。
予選を勝ち上がらなければどうしようもないので、予選の方に自信がある漫才を持ってくることが多いらしく、たしかに決勝の方のネタが予選に比べてイマイチということもあります。
このブラックマヨネーズの漫才は、予選はもちろん面白くて、パターンは似てますが勢いが衰えることなく決勝はさらに面白かった。

同じパターンの漫才は飽きてしまいがちですが、このブラックマヨネーズの漫才はもっともっと、このパターンの漫才を見たいと思わせてくれました。


2006
チュートリアル
チリンチリン盗まれた

自転車の鈴を盗まれたというよくある話を、よくここまで大袈裟にバカらしく広げて面白い話に仕上げるのは、チュートリアルの実力とセンスからだと思います。
初の審査員満票での優勝で、文句無しに面白かったです。


2007
サンドウィッチマン
街頭アンケート

敗者復活戦からの優勝を決めたサンドウィッチマン。
普通ツッコミというのは、ボケを認識する時間でもあると考えています。
ボケを確実な笑いにするため、または増幅するためにツッコミがあるのですが、ボケはもちろんのこと、ツッコミでもボケ並みの笑いをとる箇所がいくつもあり、まったく笑いの途切れない漫才でした。

「焼きたてのメロンパン売り切れんだろっ!」
は、ボケに集中していた所を、そうだった!街頭アンケートに無理やり付き合わされいたんだ!
と思い出させ、
しかもその風貌でメロンパン!?
もう、ズルいくらい面白いです。

2008
オードリー
ボロな家を引っ越したい

このオードリーも敗者復活戦からです。
予選1位で前回に続いて敗者復活戦からの優勝かと思われましたが、おしくも優勝することはできませんでした。
途中で春日さんが噛んだりして、アドリブも入った漫才になりました。
普通噛んだりすると流れが変わったりして、完璧な作品に穴が開いたような感覚になるのですが、それでも勢いが止まることなく面白かった。
生で見たら一番面白い漫才な気がします。


2009
パンクブーブー
弟子にしてください

笑い飯と前回優勝したNON STYLEを押さえて、満票での優勝となったパンクブーブー。
何故パンクブーブーがこれまでM1に出られなかったのか不思議なくらい面白かった。
タイプ的にはNON STYLEやアンタッチャブル、オードリーや中川家とかと似てて、どれだけツッコミをイライラさせるかのようなちゃかし系・・・だと思うのですが、パンクブーブーの場合は進化したちゃかし方というか、ちゃかす側が先というか・・・ちゃかす側にストーリーがあるんですよね。
ツッコミ側が話すストーリーをちゃかすのではなく、ちゃかす側のストーリーにツッコむ感じで・・・でもそれだとちゃかすとは違って・・・
なんと言って良いか分かりませんが・・・
う~ん
とにかく面白かった。


2010
スリムクラブ
勘違いに気付かない人

アマプラでM1見てて、だいたい妻が寝静まった後に夜な夜な布団に潜って見てたのですが、こそこそ見てるので声を出して笑うこともありません。
気持ち悪く一人でニヤニヤしてます。
そんな中このスリムクラブの漫才は、声を出して笑わずにはいられませんでした。

独特の間がそうさせるのか、待ってる間に笑いを押さえられなくなります。
なんせこの間、テンポですから、数撃ちゃ当たるようなボケだといけません。
優勝はしませんでしたが、夜な夜な一番笑った漫才でした。


2001~2010
までのM1を振り返りましたが、ここでしばらくM1がお休みします。
代わりに違う局でTHE MANZAIが始まった気がします。
次はM1グランプリ2015からになるので一旦休憩。


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