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ネットワークビジネスに誘って頂いた話

※本記事はネットワークビジネスを肯定、否定どちらをするのものではなくあくまで体験した一個人の感想を書き記したものとなります。

ネットワークビジネス

このフレーズ聞いて皆さんは何を想像するだろうか。

ネットワークビジネスとはマルチ レベル マーケティング〜連鎖販売取引〜(MLMとも言われる)を指しており、よく聞く名前だとマルチ商法とも言われており、そちらの方がイメージしやすいのではないかと思う。

マルチ商法と聞くと「それってネズミ講でしょ?」と言われる方が多いのだが、ネズミ講とマルチ商法では大きく異なる点が2つある。


①お金を払った上で実態のある対価を貰えるか
②合法か非合法か

①に関しては下のイメージを見て貰えば分かる通り、勧誘を受けた人がお金を払うだけなのがネズミ講となり、形は似ているがお金を払いその対価として商品等をもらえるのがマルチ商法で、このお金を払うだけなのかそうでないのかという点が法律上OKかNGか分かれる大きなポイントの一つとなる。

(引用:フクミミ)


今回私がお誘い頂いたのはマルチ商法であり、法律的には問題ないものだった。


お誘い頂くまでの大まかな流れとしてはこうだ。


友人がSNSより美容系マルチ商法の勧誘を受ける

友人が美容系マルチ商法を始める

一度サロンで体験してみないかとお誘い頂く

快く受け、サロンにて体験後個人的に食事に行く

近況を話し合う

会話の中でやりたいことがあるのなら、友人を誘ってくれた上の方の話を聞いてみないかと言われる

私自身の経験になるかと考え聞くことにする

日程が決まりzoomにてお話を伺う

仕事、家族状況、休みの日の過ごし方、将来への考え方等を話す

権利収入の話とセミナーを受けないかとお誘い頂く

断る

会話の中で友人もその上の方も共通して仰っていたことがあった。

『人生一度きり』

『好きな時に好きな場所で働く』

『ふと思い立った時に旅行に行ける』

この3つに関しては100%共感するし考え方は好きだが、話の内容自体は私には刺さらず権利収入(※1)の話も同様だった。


今回どこまで本気でお誘い頂いたかは不明だが、私はやってみたいとは思わなかった。

権利収入という考え方自体は素晴らしいものだが、マルチ商法における権利収入は印税や不動産収入とは違い稼ぎたいが第一にあり、なぜその商品が良いのか?なぜその仕事をするのか?が後付けであることが非常に多く、語ること言葉が受売りの言葉でしか語れず響いて来ないのだ。

印税を得るアーティストは稼げるようになるまで自分の存在価値が否定されているんじゃないかという経験をしているだろうし、不動産収入を得るオーナーは何千万円というリスクを抱えつつ、市場やニーズにアンテナをたて続けた上で空室にならないように不動産経営を行う。

中には稼ぎたいが1番の人もいるが、そんな人でも常人では投資出来ないお金と時間をリスクとして捧げているのだ。

夢を語ることは決して悪いことではないし、夢は語らないと成功しないが夢を叶える為には必ず努力しなければならない時期がある。その努力という過程をスルーする方法はないと思うし、好きなことを仕事に繋げその自分の好きなことで多くの人に喜んでいただいた上で対価をいただく方が幸せだと私は思う。

私達の身の回りには「簡単に稼げる」「絶対に儲かる」「やっといては損はない」といった甘い誘惑が巧妙に姿形を変え私達の心の隙間に入り込んでくる。

そんな時は何を言われようとも即決断するのではなく、自分自身で調べ正しい知識を得た上で決断することを私は強く勧める。


皆さんの大事なものがお金によって奪われませんように。


それでは^_^

※1 権利収入とは
作家や歌手が歌や本を出して売れた分だけ入り続ける印税や、アパートのオーナーが得る不動産収入等仕組みを作ることで半永久的に働かずして得られる収入

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