水谷光佑/株式会社クル

株式会社クル 代表取締役CEO 建築デザインを軸に有休資産地の活用提案や地方のまちづく…

水谷光佑/株式会社クル

株式会社クル 代表取締役CEO 建築デザインを軸に有休資産地の活用提案や地方のまちづくりのプロデュースなど、場の企画・デザイン・運営の提案まで行い、事業性とデザイン性を融合したワクワクする場づくりを行う。 https://kuru.co.jp/

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建築設計事務所の新しいカタチ

我々KURUは、創業35年になる建築設計事務所ですが、 建築設計事務所として新たなチャレンジをしています。 一言で言うと「場のビジネスを共につくる建築設計事務所」です。 デザインとビジネスの大きな壁設計事務所への依頼のほとんどは 「この場所にこれくらいのコストとスケジュールで ホテルを建てたいので、デザインしていただけますか?」 と言われます。 この時点で、場所も既に決まっているし、コストも決まっています。 その中でデザイン会社はクリエイティビティをいかに発揮させるかが重

    • 経験より熱量

      新規事業を作りたい 私が以前勤めていた不動産デベロッパーの関西セクションのトップから「新規事業を作りたいからそのサポートをして欲しい。」と依頼があった。 大手企業ではよくある話で、「何か新しいことを。」と経営陣が望んでいるが、いざ現場に降りてくると、「本業が忙しくて、、、」とか「やったことないから意思決定できない、、」とかよく耳にする。 我々もそんな相談をうけるのだか、企画までは良くても、いざ実行しようとなると色々な理由で実行できないと言われて、悔しい思いをすることも正直

      • 頼れるパートナー

        私がクルに入社した当初(約6年前)は退職も重なり、4名のスタートだったが徐々に増えて、メンバーが20名弱になってきた。 決して大きい会社ではないが、年齢も経験もバラバラな人が集まると良いこともあれば悪いことだってある。改めて各メンバーのポテンシャルをどう組織全体のパワーに変えていくかは本当に難しいが、その分面白い。 パートナー制度 我々のようなデザインの業界は将来独立して自分のデザインをしたいと多くの人が考えるので、基本的に組織化が難しい。そして当然ながら優秀な人ほど早く

        • 自邸(リノベーションマンション)完成までのプロセス公開

          少し前になりますが、中古マンションを購入し、フルリノベーションして、引っ越ししました。 そのプロセスを公開したいと思います。 なぜ公開するのか。 家を購入するにあたり選択肢が少ないと思っているからです。 例えば中古マンションだと「大阪 リノベーションマンション」と検索すると不動産サイトが出てきて、その中の物件は、ほとんど同じようなキッチンや洗面で全然面白くない。 もちろんそれでも売れていくので、いいのかもしれませんが、恐らく多くの人は、中古マンションを買うなら築浅であまり手

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        建築設計事務所の新しいカタチ

          建築士ではない私が建築設計事務所を経営する価値とは

          会社を継ぐまで 私は物心ついた時、父がデザインの仕事をしているということに何となく興味を持ち、父から勧められたわけではなかったのですが、あまり迷うことなく大学は建築学科に進み、大学院まで行きました。 僕なりに一生懸命設計課題に取り組んでいたのですが、一部の同級生のデザインした課題を見ては、自分にはここまでのアウトプットはできないと感じることが多く、ある意味自分が勝手に乗ったレールに対して不安を覚えていました。 設計士とやっていくのか?本当にやりたいことは何なのか?そんな

          建築士ではない私が建築設計事務所を経営する価値とは

          あったらいいなを考える

          我々は場のビジネスを共につくる建築設計事務所です。 用途や方向性が決まってハードのデザインをする前の企画の段階から関わることにこだわっています。(下記note参照) 我々は少しばかり歴史はありますが、第2創業期のベンチャーですので、 社内で「あったらいいなを我々目線で考え、勝手に提案する」プロジェクトを立ち上げました。 社内メンバーがそれぞれ 「この場所もっとこうなったらいいのに。」 「この場所は困っているはずだ。」 という観点でアイデアを出しまくり、その中から筋の良さそ

          あったらいいなを考える

          サンワカンパニー社との新しいPJ

          今年3月に住宅設備機器のインターネット販売を行う株式会社サンワカンパニー社がマンションをリノベーションし、それを販売していくというPJが開始しました。(下記HP) 実はこちらは、弊社がお手伝いさせていただいたPJなのですが、(HPの下の方にこそっとKURUの名があります笑) 事の発端はというと古いマンションを購入し、それをリノベーションしてそれを再度販売する事業を私が前職で立ち上げていたこともあり、それをメーカーが応用したら面白いとふとしたタイミングで思いついたことでした。

          サンワカンパニー社との新しいPJ

          KURU JAMとは

          今年に入って、KURU JAMというイベントを始めました。 KURU JAMは、デザインとビジネスの領域を横断しながら活躍されている方をゲストにお招きし、現在の活動やその裏側にある考え、楽しさ、苦悩などを私水谷と語っていただくオンライントークイベントです。 1、2ヶ月に1回のペースで、現在まで4回実施しました。 以下ご出演いただいた方々 第1回 株式会社アートアンドクラフト 取締役副社長 西川 純司さん 第2回 株式会社MEETING 代表取締役 三村恵三さん 第3回

          設計事務所の新しい「お金の頂き方」

          当たり前ですが、建築設計事務所は、空間や場をデザインすることに対してお金を頂きます。
 しかし我々は最近それとは別の名目でも頂くケースが増えています。 それは、 デザインに入る前の場のビジネス構築をクライアント様と一緒に行う業務に対して 「準委任型企画業務」という名目で、月額報酬を一定期間(半年から1年)頂いています。 建築設計事務所としては珍しいお金の頂き方です。 なぜ準委任かというと、並走していると成果物を設定してもそれが途中で変わる可能性があり、それをコミュニケーシ

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          KURUパートナーを募集します。

          KURUは、建築設計をメインに、 場の企画、デザイン、運営までを共に並走するデザイン会社として 「土地や建物はあるが、どのように活用すればよいかわからない」 「想いはあるが場にどのように展開すればよいかわからない」 といった《場のお困りごと》をご相談いただいております。 例えば、 「何十年も使っていない線路跡地がある」 などのお題に対して、 ビジネスモデルを考え、カタチにするところまでを一貫して並走します。 場づくりの上流から下流までその全てに関わることによって よりプ

          KURUパートナーを募集します。

          場をつくるということ

          はじめまして。株式会社クルのCEOの水谷です。 我々は、建築のデザインを軸に場の企画からデザイン、運営までを一貫してクライアントと並走する「場づくり」の会社です。 元々私の父が建築デザイン会社を創業していたが、私が不動産デベロッパーの会社を退職し、2020年に代表を承継しました。 私は、不動産と建築の両方を経験して、その領域が分断されていると感じていて、デザインの会社がもっと事業の上流から下流まで関わることがもっと必要で、そうすることで世の中にもっと面白い場ができると思

          場をつくるということ