水谷健吾

小説家/脚本家/「食糧人類」原案/決定版「小説で生計を立てるまで」https://no…

水谷健吾

小説家/脚本家/「食糧人類」原案/決定版「小説で生計を立てるまで」https://note.mu/mizutanikeng/n/ndc9e8df2faf1

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プロフィール

水谷健吾です。作家、脚本家として活動しています。 Twitter:@mizutanikeng メールアドレス:mizukenrisu@gmail.com 得意なこと伏線回収系のお話 最後に最後にあっと言わせるお話をよく作っています。ジャンルはコメディ、ホラー、SF、ミステリとさまざまです。これまで書いてきた媒体は漫画原作、舞台脚本、映像脚本。2時間モノの舞台、10話で終わる連載など終わりが明確なものが得意です。 ショートショート小説×◯◯ ショートショート小説に別

    • 水谷健吾戯曲の上演について

      僕の戯曲を使用する際の条件や、他団体さんに上演されることを想定している作品についてまとめました。 脚本料について使用料に関しては下記の3点です ①演劇部や学生団体の無料公演に関しては脚本料をいただいておりません。 脚本料を記載せずご連絡ください。 ②その他の有料公演に関しては「公演総予算の5%」を脚本料の目安としています。 日本劇作家協会の「劇作家の最低上演料」を参考に定めました。脚本金額を記載し、ご連絡ください。 参照:https://www.jpwa.org/mai

      • 作家としてそれなりに仕事を得る方法〜浮かんでは消えてゆく投稿サービスたちの中で

         作家として活動し、7年近くが経ちました。作家志望の方と話す機会も増えまして、やはりよく聞かれるのは「仕事にするにはどうすれば良いのか」ということ。正直、ケースバイケースというか、時の運もあるしなぁと思っていたのですが、最近になって「この方法ならそれなりに執筆の仕事が来る状態になるのでは?」と思えるやり方が自分の中で固ってきました。  ざっくり下記の3つの手順。 ① 小さな実績を作る ② 担当さんが付く ③ 1~2を繰り返して担当さんを増やす  念のために言っておきま

        ¥338
        • 小説「メルカリ綺談」

          【あらすじ】 ある日、主人公はメルカリで「縁起物」と称して不気味な人形を売っているアカウントを見つける。興味本位でそのアカウントを調べるうちに出品物は実は呪具で、購入者たちは「他人に呪具を送り不幸に陥れることで、幸せを感じるタイプの人種」なのだと知る。半年後、メルカリで偽物の呪具を売り捌くYouTuberを見つけた主人公。彼はYouTuberの動向を調べるのだが、YouTuberは偽物をつかまされた購入者の恨みによって命を落としていると知る。同時に、主人公はYouTube

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        • 【無料公開】モノローグ集
          2本
        • ショートショート
          1本
        • 決定版「小説で生計を立てるまで」
          1本

        記事

          舞台「十字路」裏パンフ (データ版)

          ※2024年6月6日〜9日に王子小劇場で上演した「十字路」の裏パンフのデータ版です。劇場で販売されていたものと内容は同じとなります。

          ¥500

          舞台「十字路」裏パンフ (データ版)

          ¥500

          作家にとって必要な、精神安定剤の話

          水谷です。作家、脚本家をしています。先週、体調を崩してしまいまして39.9という人生で最高体温を叩き出していました。2回病院に行って、2回鼻から長い棒を突っ込まれ、結果的にコロナでもインフルでもありませんでした。 んで、ようやく体調も戻り、さあ6月の舞台脚本を書こうかしらと思っていたのですが、これがもう、全く進まない。なぜだ。風邪で丸1週間なにもしていなかったせいなのか。いや、そういえば去年末から再演だったり、演出だったりが中心で新作らしい新作を書いていなかった。 いずれ

          作家にとって必要な、精神安定剤の話

          いつかあなたは教育の仕事をする、と言われた日

          英語の参考書を出版することになりました。タイトルは「イミコワ英語」。 「意味がわかると怖い話」で中学英語の基礎文法を学べる参考書となっています。 まさか自分が教育の本を出すとは。人生とはわからないものです。同時にふと、昔のことを思い出しました。西武新宿線沿線に住んでいた学生時代のことを。 ※  だし巻き卵の美味い、小さな焼き鳥屋でした。向かいには同じ塾講師をしている同僚が座っていて、わずかに残ったビールジョッキを手に持っています。ずいふんと呂律が回らなくなっていたので

          いつかあなたは教育の仕事をする、と言われた日

          帰省に伴う過去と未来(日記)

          忘備録のようやメモのような雑記 ◯年末の恒例行事 ・年末になると今年1年の仕事をまとめるのが恒例(前回のnoteがそれ) ・一年の振り返りを書くついでに、前回の振り返りも読み直したりしている ・見返すと「この時ってこんなこと考えていたなぁー」「プライベートでこんなことがあったなぁ」とか思い出してけっこう良い ◯写真フォルダを見返す ・今年は写真フォルダも見返してみた ・スクショした写真を思い出すのも良い ◯未来に想いを馳せる恒例行事を追加 ・数年前、母校のある最寄

          帰省に伴う過去と未来(日記)

          2023年の振り返り

          今年もお世話になりました。恒例の(恒例なんです)今年の振り返りを。 2022年の振り返り 舞台「新宿コントレックス」コントライブ「新宿コントレックス」に参加し、短編「クロスワード」を上演しました。もともと主催団体であるアガリスクエンターテイメントさんに憧れてコメディの舞台を書き始めたので、本当に夢のような時間でした。 同時に、演出家としてもっともっとこだわらねばと自覚するきっかけになりました。 その時の映像はこちら。 超・妄想コンテスト受賞短編小説が受賞しました。ちょう

          2023年の振り返り

          お盆怪談「空席」

           ついさっきの出来事なんですけど、ちょっと、ぞくっとする場面に遭遇しまして、そのことについて書きたいと思います。  ことが起きたのは、実家のある愛知へと向かう東海道新幹線の車内でして、そもそもから説明させてもらいますと、帰省するにあたって僕は新幹線の指定席を予約していました。ただ、出発時刻を勘違いしており、予約していた新幹線に乗れなかったんです。  そのことに気づいたのは東京駅に着いてからでして、慌てて駅の券売機に向かって今からでも乗れる新幹線を探したのですが、あいにく季節

          お盆怪談「空席」

          2022年の振り返り

          2022年も大変お世話になりました。仕事が無事に納まったので今年の振り返り。 「2021年の振り返り」https://note.com/mizutanikeng/n/ncab44922e905 TikTok勝手に作っているだけだし、お金になっているわけでもないので「これ、仕事と呼べるのか?」って感じなんですが、本業の合間にせっせと作っていました。30〜60秒のショートショートな動画です 音声コンテンツ株式会社FUBI様の『イミコワ』に脚本を提供しました。耳で聴く意味が分

          2022年の振り返り

          2021年振り返り

          今年もお世話になりました。紅白を見ながら2021年の振り返りを。 2020年の振り返り https://note.com/mizutanikeng/n/n430ee2dc48e0 アディダスジャパン『充電ラン』 短編舞台『約束の場所』 3月公演で使うはずだった集中稽古場を使い、15分程度の舞台作品を作りました。3日間で役者たちとアイデア出しから脚本執筆、稽古、本番撮影まで行いました。 『食糧人類Re』連載開始 『食糧人類』の続編である『食糧人類 Re』の連載が始ま

          2021年振り返り

          短編小説「進言地」

          「私たちを助けた方が良いですよ」 大森さんがそう語るのを私は聞いていました。新潟県の北東部に位置する釜水市は新たに進言地に指定された地域で、大森さんはこの釜水市の65代目の町内会長さんにあたります。 私が釜水市を訪れることになったのは全くの偶然でした。このブログを読んでいる方はご存知だと思いますが、私の所属する学生団体『シンビオウシス』は主に地域に根付いたボランティア活動に勤しんでいます。 活動のほとんどは東京近郊での事前活動なのですが、先月に起きた釜水市での進災が大学

          短編小説「進言地」

          2020年の振り返り

          2020年もお世話になりました。世界規模の疫病が流行る中、大きく体調を崩したり事故に遭うことなく、無事今年を終えることができそうです。 2019年は舞台脚本をひたすた書きました。自主公演や知り合い主催の公演など、自分ともともと関係のあった人たちと舞台を作りました。 一方、2020年は引き続き周りの仲間たちと舞台を作りつつも、外部からのお仕事が少しずつ増えていったような気がします。あとはコロナ禍ということでリモート系の作品にもいくつか関わりました。 NYにいったよ(19年

          2020年の振り返り

          水谷健吾「54字の物語」まとめ

          水谷健吾「54字の物語」まとめ

          モノローグ台本『ボトルシップ』

          はじめにこちらの作品は男性のみです。 PDFはこちらから 本文 巨大なボトルの中に二人の男が閉じ込められている。  男A、一緒に閉じ込められた男Bと話している。 男A「ボトルシップ…?あぁ。えっと、なんでしたっけ?いえ聞いたことはあるんですよ。聞いたことはあるんですけど…あぁ、はいはいはい!船の!確か、あれですよね。昔、流行りましたよね。いえ、私が子供の時にはもう流行っていなかったです。私が子供の頃に『昔、流行った』って聞きました。ですから、過去完了形っていうか、大過

          モノローグ台本『ボトルシップ』