おかわり観劇!「能 狂言『鬼滅の刃』」と、名古屋市美術館「福田美蘭 美術って、なに?」


1)「能 狂言『鬼滅の刃』」@名古屋能楽堂


1回目はこちら。

「能 狂言『鬼滅の刃』」の名古屋公演@名古屋能楽堂に行って参りました!!!
まさかのおかわり観劇です。1回目は京都です。
同じ映画を何度か観たことはあっても(松山ケンイチ出演の『ノルウェイの森』ね……)さすがに舞台は初めて。なんぼでも観に行って良いですからねこういうのは。

1回目に当てた中正面のお席がよく、選んだのかどうか忘れましたが、今回も中正面の同じような位置の席となりました。わーい

京都公演と違ったのは、
・開演前の注意事項の読み上げ、演者のみなさんが袖(本舞台の、橋掛りとは反対のほうの袖)で御簾から姿を見せてお話ししてくれた
客席に応えておてふりされてました。かわいい
・野村萬斎氏@無惨様の登場シーンは、Twitterで見たマスク姿でした
京都では素顔だったはず!!!!!
最後の再登場のシーンではマスクを外されてました。登場シーンは客席の間を歩くから、感染状況を鑑みてなんでしょうか
・上記の無惨様の登場シーンの照明だけえっちな感じだった
・善逸登場シーンでの客席のおねえさんのナンパは、名古屋では「名古屋城」と「味噌煮込みうどん」に誘ってましたwww
京都では最前列の舞子さんを誘ってました(「祇園を案内してくれませんか」だった気がする)

以上4点くらいだと思います。あとは同じはず……。

無惨様ビジュの野村萬斎氏目当てに追いかけた「能 狂言『鬼滅の刃』」、能・狂言そのものにも興味がわき、行って良かったなーと思います。

ご存知の方にはアレなネタですが、そもそも原作の那田蜘蛛山編は能「土蜘蛛」をベースにしているようです。土蜘蛛、しょっぱなから「胡蝶という女が薬を運んで」きますので。しのぶちゃん!!!!!
「能 狂言『鬼滅の刃』」では切能「累」にて、那田蜘蛛山編の再解釈と土蜘蛛の融合がなされています。何度観ても良いと思える演目です。

名古屋公演が終わり、次回横浜公演で千穐楽だそうです。機会のある方はぜひ足を運んでください。

2)開館35周年記念「福田美蘭 美術って、なに?」@名古屋市美術館

友人に「福田美蘭展を観に行くんだ~」と言ったら、「ああ、うなぎのね」と返され「うなぎ???(プーチンの絵じゃないの)」と話がかみ合いませんでした。チケットを買ってみると確かにメインビジュアルはうな重でしたwww 知らなんだ

ぜーんぜん前知識なしで行ってしまいましたが、近年に訪れた特別展の中でもぶっちぎりに面白かったです。

・(おそらく敢えて広報してないけど)作品のほとんどが撮影可能、そしてほぼ誰も撮ってない
・現代アートは難しいというイメージがあるのか、来館者が少なすぎ(だからゆったり鑑賞できた)
ここまでわかりやすいアートってある!!??と衝撃を受けた作品群でした。「こういう意図で、こういうモチーフを使って描きました」ということが明白で、その解説文をおそらく作者本人が簡潔に書いています
だから、わからない作品がひとつもないんですよ。どういうことwww
・上記の「意図」が、もちろん作品の中に風刺画も含まれるんですが、今回展示されている作品群に関しては「わかりやすいことこの上ない」意図ばかりで、腑に落ちる具合がすごい
・意図の設定の仕方にちょっと「ヲタみ」があり、ヲタっ気のある人はドはまりすると思う
・「この人は美術/絵画で『表す』人なんだな」という理解もすとんと腑に落ちた

前述のプーチン大統領の絵は、想像よりめっちゃあって笑いました。

東京だと平日でもぎゅうぎゅうになってもおかしくない展覧会です。お時間のある方はぜひとも足を運んでください!
11月19日(日)まで開催だそうです。

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