詩「have your measure」
分かり合えないこと
本当はもっとたくさんある気がする
目には見えないだけで
もっとたくさんある気がする。
それを分かり合えたふりをしても
いつかボロが出るもんで
無駄だということもわかってるつもり
どうして言いたいことを
僕は飲み込んでしまうんだろう
その時間が無駄であることをわかっているのに
なぜ意味もなく
体が嫌なものを避けるのだろう
そこにある意味にも気づけないままに
限界まで伸ばしたメジャーが
この世界の広さを訴えかけてる気がする
これ以上伸ばせませんと言わんばかりに
僕に涙を浮かべて訴えかける
君の物差しで世界を測ったら
もっと世界は狭くて小さい
僕の物差しは意外と大きくて
世界はあんまり大したことないように見える
きっとそんなもんなんだろう
僕らと君の目線の違いなんて
きっとそんなもんなんだろう
そんなことより美味い酒を飲もう
2人で何か美味い酒を飲もう
冷蔵庫に安いビールが冷えているから
おしまい。