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チクショー。花粉のバカヤロー。ブルーライトのバカヤロー。

最近、私は目薬が手放せない。

朝起きるととにかく目が乾いている。目ヤニもひどくて、目がまともに開けられない。おまけに目が猛烈にかゆくなる。昼間は特にそう。パソコンで記事を書いているときなんかヤバイし、外を歩いていると目がかゆすぎて立ち止まってスッキリさせないとダメなぐらい。

冬の間はまったくそんな気配などつゆほども感じさせず、ちょっと長時間パソコンで作業をすると目がしんどいな~っていうぐらいの症状だった。なのに、春先になった途端目が猛烈にかゆくなっちまた。これはもう、ドライアイとかそういうのじゃない。花粉だ。花粉に間違いないのだ。くそったれめ。この年で花粉にやられちまうなんて、瑞野蒼人22年の人生で一生の不覚である。

なので、最近は毎日枕元にPCライト対応の目薬を置いていて、寝起きにはまずそれを差すのだが、もうそれでは追いつかなくなってきた。もっとアレルギーとか花粉にもバチボコ効くようなタイプの奴を買わなければ。と思い、今日帰りがけにターミナル駅の中にあるドラッグストアに寄った。


しかし、だ。私はふと思うのだ。
それをやっちゃうと負けた気がする。
何にって、そりゃ「花粉」に。

だってだよ?今の今まで「自分は花粉症じゃない」と信じて豪語して生きてきたのに、ここにきて目のかゆみに耐えかねて花粉対応型の目薬打っちゃったら、それはもう自分が花粉に負けていると認めることになっちまう気がするじゃんか。悔しいよ。俺は悔しいよ。

いや何が悔しいって、自分がこんな現代病にかかるような貧弱な人間になっていたということが悔しい。実家に住んでいた頃なんて、同居しているおじが毎年春になると大量に肌触りの良い高級な箱ティッシュを消費して唸るように苦しんでいるのを見て「花粉症にだけはなりたくねえなぁ」と半分笑いながら見ていたのに、今自分がそれと同じ苦しみを味わいつつあるという事実を認めたくない。なんで自分は花粉症を対岸の火事として見ていたのに、いつの間にか自分事になって苦しんでんだよ。

あとさ、これもずっと思ってたことなんだけど言ってもいい?「ブルーライト」ってあれなんなん???正直さ、眼鏡ごときで防げる光なら最初からモニター側でカットしておくべきなんじゃない?なぜ最初から軽減する技術があるにも関わらずそれをパソコンとかスマホ側に搭載しないで、わざわざ人間がアナログな方法でブルーライトカットしないといけないの?って思ってるの私だけですか?もしかして眼鏡屋が眼鏡を売ろうとしているとか系の陰謀が裏で動いてる感じですか?感じ説ありますか???

畜生、ムカつく。無性にムカつくぜ。
他の病気などと違って花粉は防ぎようがない。
なっちまったらそれで終わりだ。だから嫌なんだ。


とはいえ、燃えるような目のかゆみ。このままいたずらに目をかきむしって、大事な大事な眼球を傷つけるわけにはいかぬ。私は花粉にあっさりと負けた。そして、おとなしくサンテFXを買った。サカナクションとコラボしたオリジナル目薬ケースの付いているタイプの奴を(おまけノベルティ大好き人間なもので)。

家に帰って早速差してみると、今まで使っていたタイプの目薬では到底得られなかったどえらい爽快感が私の眼球を包み込んだ。織田裕二がキター!!って言う気持ちが今よくわかる。こりゃキター!!なんて唸るわ。超気持ちいい。何も言えねぇ。あー気持ちい。やっぱり目薬ってすげぇわ。最強の武器手にした気分。

こうして私は今日も何のとりとめもないnoteを書き連ね、自分の目を(ほどほどに)酷使するのであった。ったく、現代社会はほんとに目に優しくなくなったねぇ。嘆かわしいよあたしゃ。

花粉症で苦しむ皆様、どうぞご自愛くださいませ。



おしまい。



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