ロプノール日記 水遊びみたいに
ちゃおお。ではおいでくださったあなたに良い魔法を🪄
これからお仕事・家事その他始めるにあたって「この暑いのにもおお💢」な気持ち。
これ聴いたら即冷え冷え・サラサラ・のんき♪
現に今私、こんなんかけながら食事も摂らずにいつもの家全清掃と洗濯とゴミ出し+月イチのエアコン2台メンテ、その際気づいたスズメバチ🐝さんの小さな巣の撤去(ごめんね)、ついでにベランダの床の水のかっぱぎ(得意)を終わらせた。フラダンスと鼻歌♪つきで。しかも全部で2時間かかんなかった。こんなのんきに優雅にげんきよく、疲れゼロでタイムも良くなってる。
いま、ビールとワインを交互に飲みながら納豆キムチをつまみつつ思う。
ハワイアンぢから🌺ハンパねえ〜。
だいたいコレ聴いてイラついたり怒ったり焦ったりできるか。悩めるのか。闘えるのか。
不可能。
闘わなきゃという強迫観念のある人には不向きかも。ま、好き好き。
というのもね。
T兄が毎朝、ダルそうに起き、ため息ばかり。
仕事が暑過ぎてキツすぎてしんどいのだ。そして彼には「稼がなきゃ」「金がなきゃ」
という20世紀な強迫じみた責任感と欲望がある。そのために「誰でもガマンしなきゃならないのだ」と言う。でも体も心もイヤと言ってて、つい出るため息とブルーな顔。
思えば出会った頃からそうで、私はなんとか慰めたくていつも仕事の合間に自分で撮ったさまざな花の写真を送った。
「イオの花園があるから生きていける」。
当時、そう言ってくれた。
が、実際には彼はどうしようもない所まで自分を追い込んでしまっていた。薬物に手を出していてやがて逮捕され何度目かの刑務所で頑張ってきたことは前に書いた。
とはいえ、ただでさえストレス過剰なこの現代でくわえてもともとストレスを溜めやすい気質でくわえて灼熱地獄で働くことを選んできてるし。彼が例えばいきなり「在宅ワーク」をするかといえばパソコンもできない。覚えなかった。頭はすごくいいが、長年やってきている溶接や配管以外の仕事をしようとは考えられない。そしてまたストレスを溜め…
ただしもう、ほんとうに懲役はごりごりだそうだ。獄中結婚した私や、何より目に入れても痛くない飼い猫・小次郎の存在だけでようよう立っているのだろう。
かつて面会室で幼児のように泣いた私の声と姿も忘れがたかったようだ。
自分の欲望のままに勝手をすると人を悲しませる。自分だけのことではない。
彼の原家族はそこまで大っぴらに感情表現をせず冷たく距離を置くことで怒りを表現したが、躁鬱の私は刑務官さんがびっくりするほど思いっきり泣いてしまったのだ。
わあああーん‼️わあああーん‼️と泣くのを止められなかったし、誰よりもそんなストレートな悲しみを目の当たりにした彼が一番ショックだったようだ。
ストレス。つらい、苦しい、悲しい、イライラする、腹立たしい、羨ましい、妬ましい、憎い。
許せない。刑務所という所はそれを更に加速させる作用があるという。
『自分はこんなに◯◯してる【のに】誰それは⬜︎⬜︎して【くれない】』。
2、3年前に書いたんだっけか。私がずっと前にその世界最低の【のに祭り】をやめちゃったこと。飽きたんだもん。人に愛❓やその他報酬・埋め合わせをねだってばかりいる精神の乞食でいるのももう情けなくて恥ずかしくてイヤになったと書いた。愛が何かを知りもしないで。それじゃ馬鹿でワガママな餓鬼のままだから。
ストレスフルは病因の巣窟。だから毎日おうちをきれいにして、行ってらっしゃいのキスのあとうんと笑いかける。
気の乗らないつくり笑顔じゃない。
そんな、自分にウソつくなんてできない。
笑ってね、笑顔でね、という私の声のない言葉でそれはほんとうに「あなたが大好きよ、しあせだよ」と思ってなきゃできない。私の火打石。笑顔は魔を払う風。愛の魔法のひとつ。何にでも嬉しくありがとうと言うことも。
自分をケアし機嫌を取り(メンタルを保つ)、賦活することも自身でなきゃほんらい意味はない。できることはなんでもするししたいが、もし先に彼が一人になったら自分で出来たらいいね。
小次郎が夏バテなのか食欲がない。
必要最低限のことをし、あとはさせたいようにさせておく。
猫は自分で出来る。いらない手出しはしたくない。自力を奪いたくない。
小次郎、初めての夏だね。びっくりね。色々調節してるみたい、さっすが😊
私も、T兄も、誰も、人間だってほんとは自分でできる。自他や世の中を責めるのをやめたらね。
トカゲが綺麗なアロハシャツにハーフパンツでそこに寝そべっている。私のサングラスを勝手にかけて。
「ちょっとお。返してよね」
「いいじゃん。俺はお前だし。ビールくれよ」
「ハイ♪」
トカゲはニタッと笑って言った。
「ほんっとにストレス無くなったよなあお前」
「そう教育してきてくれたでしょ。だっていらないもん。そんなん抱えてて気持ちよくも楽しくもない。なんとかハラ?だかされようがニッコニコだし。ガマンなんかもうしないのに腹も立たない。なんか笑ってしまうの。今日なにしよっかなとか。で、始めると忘れるし。大体一晩寝て起きたら『ん?なんだっけ😃』ってなってて、それよりすぐ動き出しちゃうし。最近は【ハラ】にも遭わないなあ」
トカゲは窓の向こうの眩い夏空に目をやる。そしてシレッと言う。
「だって【俺ら】、お前のアタマと体変えたもん」
「えーいつ?」
「今年の正月腰痛めてヒザもやったろ。その自然治癒期間に最終仕上げ」
「あらそう。ありがとうね😊すんごいラク〜」
「俺が出る幕もあんま無くなってきたけどな。だってお前、もともと出来たけど色んな【大元】と喋れるから。最近はかなり自在だろ」
「そうかも」
「ほうきとかもたまに空中で止めてるしよ」
「あれはミランダ(ほうきの名前)たちが勝手にしてくれてるんだって。倒れかけた時とかにね」
「あくまでものや生き物や人間を操るのはイヤだってか」トカゲは意地悪そうに笑って勝手に私のiQOSを手にした。
「イヤよ!とんでもない。おこがましいにもほどがあるわよ。教えるとかもヤだし。まず百に近いパーセンテージで分かんないとかキモいとかアタマおかしいって言われるわ。それにセオリーもない。そんなの教えられる人が勝手にやったらいい。私、そういう形でほかの役に立つとかしたくないって知ってるくせに。家事とゴミ拾いで今は十分。
そして、ストレスフリーでいつもこうしてごきげんでいるのって結構、周りのためになってるかもよ?ご機嫌取ってもらわなくてヘーキじゃん私?それにほぼお金かからない女だし。
化粧も新品の服もナシでも身綺麗にはしてる。動きも踊るみたいになってるけど楽しいし。ご近所の方々とも仲良くなってきたわ。
他人にどうこうはたらきかけるより、私自身が気持ちよくしあわせでいることの方が重要なの。明日の心配もしないし過去も思い出さない。思い出すとしても微笑んでる。
T兄がどうなってもね。
彼の人生で彼の選択。
もし私のせいにするとか過剰な要求をしてきたとしたら、たぶん私消えるかもね。
それは彼が誰よりも知ってるでしょう。でも私、彼を縛んないわ。ずっとそうしてきたみたいに」
「放っとくの上手くなったな。あの手合いはかまうと面倒だ。そのくせ人がいないと寂しいってのはやめられない。お前がそうしてただ家のこときちんと、それこそ昔取った杵柄のプロの技でやってニコニコしてるだけの家。あいつがいかに勝手に怒って飛び出したり勝手しようとしようが…もし帰ってお前が消えてたら?
清潔に掃除された家、うまいメシ。笑ってるお前。もしそれがなけりゃ気が狂ったようになるか、さもなくば…どうかな。
最近、礼儀正しくなってきたなあ、あいつ。お前がそう接してるからだぜ?鏡だもんな」
「一番身近にいる一番好きだと思ってる人にそうするのはヘンなの?」
「いや真っ当だ。ここ何千年くらいはみんな逆を真っ当と勘違いしてるだけだ。俺らはお前の味方だぜ?誰にでもなんにでもいつも機嫌よくスイートに出来る奴がどれくらいいる?
どんな人間の性格も感情も生活も人生も認めて手出し口出しせずに愛情もって放っといてやれる奴がどれくらいいる?
偉くも有名にもなりたくないカネもいらない他人からの承認もいらない、今日あす自分か世界が滅んでも「そう😊」って笑って変わらずいられる奴が。自分が死にそうでも何も考えず身を挺してほかの、全く関係ねえ奴を助けられるほど勇敢な奴がどれくらいいる?
思い出せ。
お前は全部クリアした。ずっと学び続け実践してきた。
そういうのを俺や大元やらが言葉で教えるわけじゃない。どの宗教の教本に書いてあろうが実際に行動できてそう生きられるかは別の話だ。
お前はやり切った。まだやってる。俺らがわかってくれてるからと。小さいことだけどこれで誰かがほっとすると知って。小さくはねえ。決してな。
だーから、この極楽気分のお前の余生は…」
「100メートル泳げたら色のちがう水泳帽もらえたみたいなもん?」
トカゲは噴いて、私のグラスにいつもの激安ワインを注いでくれた。
「ビキニでも買って近所のプール行って来いよ。確かにお前には水遊びがに必要だ、イオ。
もと水宮水音、だもんな」
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