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水木三甫の心葉♡♧詩集

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心葉♡♧詩集では、心に感じたままを言葉に置き換えて表現した詩を掲載します。 まだまだ表現力不足で、うまく伝えられない未熟な僕ですが、進化していく姿を追いかけていただき、感想などを…
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2023年1月の記事一覧

終わり(詩)

終わり(詩)

誰か助けて
外から叫び声がした
そのとき僕は
耳の奥で誰かに話しかけていた

君は空が高いねと言った
僕は君より背が高いから
君より空に近いんだねと言った
君はそれから一言も話さなかった

激しい雨に
びしょ濡れになった子犬の
悲しげな鳴き声が
僕の頭の中で木霊した

直線を書こうとしたら
曲線になってしまったが
直線だって曲線の一種だから
気にすることはないと君は言った

見えないけど必要なもの

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影を変える(詩)

影を変える(詩)

自分の影のへばりついた道を歩き
僕はどこへ向かっているのだろう

自分の影のへばりついた壁の前に立ち
僕は何を躊躇っているのだろう

影のない人はいないよって
君は慰めてくれるけど
僕はどうしても自分の影が好きになれない
僕の影はあまりにも僕に似ているから
きっと僕は自分の影から逃げたいのだろう

自分の影から逃れて
僕はどこへ向かうつもりなのだろう

影から逃げることはできないよって
君は諌めて

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未来(詩)

未来(詩)

未来は切り拓くものだって?
魚の干物じゃあるまいに
開いたって骨だけしか出てこないさ
それじゃあ、墓掘りと一緒だよ

未来は暗いって
そんなふうに思ってたら未来が明るくなるはずがない
暗いなら暗いなりに明るくする努力をしなきゃいけないよ

未来を切り拓かないで、未来を明るくすることなんてできるかだって?
人間はいつだって切り拓くと言っては破壊し続けてきたじゃないか
破壊された未来が暗くなるのは当た

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