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日曜美術館を見て

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『日曜美術館』を見た感想を綴ります。美術に興味を持ち始めたのは、ほんの最近ですが、素人ならではの新しい切り口で語れればいいかなと思っています。
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2023年7月の記事一覧

日曜美術館を見て(2023.7.23)

日曜美術館を見て(2023.7.23)

今回のテーマはガウディとサグラダファミリア。

サグラダファミリアについては、100年経ってもまだ完成せず、いつ完成するかもわからない不思議な建築物というイメージしかなかった。

今回の番組を見て、ガウディは生きている間にサグラダファミリアが完成するのを望んでいたのか。もっと言えば自分の死後に完成して欲しかったのか、という疑問が湧いてきた。

すべてのモノは完成した時点から崩壊が始まる。建物を完成

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日曜美術館を見て(2023.7.16)

日曜美術館を見て(2023.7.16)

今回のテーマは女性洋画家の三岸節子と長谷川春子。

女性洋画家が認められなかった時代に生き、さらに戦争に大きな影響を受けた二人。しかし、二人の生き方には大きな違いがあった。
節子は両親の反対を押しきって画家になった。一方、姉の勧めで絵を学び、パリへ留学した春子。
それでも、女性洋画家の地位向上を目指すという点で二人は結びつき、親友となる。

戦争が始まると春子はこれを女性画家の立場向上に利用しよう

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日曜美術館を見て(2023.7.9)

日曜美術館を見て(2023.7.9)

今回のテーマは絵本作家のかがくいひろし。『だるまさん』シリーズは本屋で表紙だけは見たことがあったが、内容は初めて知った。
言葉もわからない赤ちゃんでも楽しめる絵本として、今でも増刷されているらしい。大人の自分が見ても笑顔になれる絵本だ。

特別養護施設の教師を長年勤め、病気の子供たちと一緒にいた時間が、絵本作品に活かされたと言う。50歳から絵本作家となり、4年間で16冊の絵本を出版した。54歳のと

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