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50年以上同じ仕事を続けた人を追うメディア「ひとすじ」

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2024年秋には写真集を刊行予定です。 50年間何かを続けるって、すごい。27年生きていて、呼吸以外で毎日欠かさずしているものってない気がするので、そんなすごい人たちに仕事や生き…
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2024年4月の記事一覧

ハングリーを貫いた62年 女将をささえたもの

ハングリーを貫いた62年 女将をささえたもの

奥州三名湯こと鳴子温泉に佇む旅館大沼。女将の大沼安希子(おおぬま・あきこ)さん(85)は、今日もハングリーに、ひたむきに働いています。

唐突ですが、みなさん今の仕事を楽しんでいますか?

楽しいと心から思えた人、悲観的に思った方、パッと答えが浮かばない人。
人生いろいろ、働き方もいろいろだと思います。
そのいろいろを経験した人生の大先輩から教わるものは多いものです。

淡い芽吹き時ーいい季節です

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「今が一番楽しい」 倒れても働いた日々が作った今日

「今が一番楽しい」 倒れても働いた日々が作った今日

駄菓子屋「菊地商店」にようこそ!
入場料は笑顔。みなさんの元気な姿が、店に立つ特効薬です。

菊地さんは、毎日欠かさず薬を飲んでいます。営業中に一度倒れてしまい、引退もよぎりましたが、それでも店頭に立ち続ける理由は「ここにいる時間が一番楽しいから」。実は私ライター増田の祖母も自営業をやっていたので、彼女の姿はどこか祖母に重なります。無理のない範囲でショーマストゴーオンしてほしいですね。

大森駅近

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船乗りを夢見た少年が見つけた天職

船乗りを夢見た少年が見つけた天職

大衆居酒屋が立ち並ぶ横浜・野毛の地で、戦後間もない頃から多くのお客さんに愛されてきた「もみぢ菓子司舗」。
店頭には、甘くてふわふわの名物・どら焼きや、色とりどりの練り切り、大粒のみたらし団子などが立ち並び、どれを買おうか迷ってしまう。

そんな「もみぢ」を共同経営という形で切り盛りする、店主の西村さん。
その朗らかな雰囲気とチャーミングな笑顔に、なんだかほっとして、何度でも会いにきたくなる。

西

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