マイコーチの選び方。
コーチングに興味があるけど、どうやってマイコーチを探したらいいの?という疑問を持たれている方向けに、今日は「マイコーチの選び方」をテーマに執筆します。
あくまでイチ個人の意見であることを前提に、コーチを選ぶひとつの視点となったら嬉しいです。
コーチングにも様々な資格がある
例えばお医者さんを選ぶときに、医師の免許の無い方に診てもらうのってなかなか勇気が要りますよね。コーチングにも、様々な資格があります。
大きく分けると、以下の通り。
①国際資格
②〇〇認定コーチ(スクール認定資格)
③〇〇登録コーチ
①は国際的に認められたコーチにのみ与えられる資格です。プロフィールに「PCC(プロフェショナル・サーティファイド・コーチ)」という文字が書かれているコーチは、国際コーチ連盟から正式に認定されているコーチです。この資格を取得するには、500時間(うち450時間の有料セッション)と、プロの資格を有するコーチからの10時間のコーチングを受けていなければそもそも資格試験を受けることすらできません。
つまり、非常にハードルが高く、コーチングに対して本気で取り組んだ方が有する資格ですね。国際資格のため、試験も英語のレジュメを提出しなければならないので、人によっては結構なハードルです。PCCの資格を得るには相当な時間と費用(150万~300万)がかかります。PCCを有しているコーチは、それだけで一定の信頼感とスキルがあると私は思っています。
②〇〇認定コーチは、コーチングスクール別に発行している資格です。つまり、そのスクールを卒業し、認定試験を受ければ誰でも取れる資格ですね。「〇〇認定コーチ」というのはある特定のスクールで体系的に学んだコーチである、という認識です。要は「〇〇大卒」みたいなものです。(※スクールによって難易度は異なると思います。)
③〇〇登録コーチは、〇〇というプラットフォームに登録しているコーチのことです。例えば、mentoや私の大好きなcotreeなどに登録しているコーチですね。個人で依頼することもできますし、プラットフォームを通じて申し込みをすることも可能です。例えば、スクールはコーチ・エィで学んだコーチが、cotree登録コーチとして活躍している、といった仕組みです。
以上が、おおざっぱではありますがコーチの資格です。
どの資格を持っている=優秀なコーチという方程式は成り立つかわかりませんが、一つの指標として考えてみても良いかもしれません。
目的に合わせたコーチを探す
コーチングを受ける理由は人によって様々だと思います。「なんとなくモヤモヤを解消したい」「キャリアの大事な決断をしたい」「自分がどんな事業を創りたいのか質の高い内省の時間にして意思決定をしたい」「家族関係をよくしたい」「自己肯定感を上げて豊かな人生を送りたい」など、人の数だけ"コーチングを受ける理由”は存在します。
その時々で目的も変化するものだとは思いますが、目的に合わせてコーチを選ぶこともまた一つの視点だと思います。
例えば、先述の例を流用するならば、
「なんとなくモヤモヤを解消したい」➡情報整理力や本質を見極めるのがうまいコーチ
「就職活動や転職などキャリアの大事な決断をしたい」➡キャリアコーチングが得意なコーチ(人材関連や人事経験があるとなお良い)
「自分がどんな事業を創りたいのか質の高い内省の時間にして意思決定をしたい」➡コンサル経験や起業経験のあるコーチ
「家族関係をよくしたい」➡家族・パートナーシップが得意なコーチ(自身も家族関係に悩んだ経験があるとなお良い)
「自己肯定感を上げて豊かな人生を送りたい」➡過去にコンプレックスを抱えたり、自己肯定できていない経験を有するコーチ
などなど、これだけでもコーチにも特色があるということがわかります。
ここでお伝えしたいことが、コーチは万能ではないし、全知全能ではないということ。コーチもひとりの人間です。そして、コーチングの主体はあくまでクライアント(依頼者)本人です。それを忘れずに探して頂きたいと思います。
そして、上記のような「コーチの特性はどうやってわかるの?」という質問に関するアンサーはこちら。
●コーチの発信内容をチェックする
コーチのほとんどはSNSを通じて発信をしています。そして大体のコーチは自分の得意領域をプロフィールに記載しています。コーチのプロフィールはもちろん、SNSなどの日々の発信内容で思考や人柄、得意領域も透けて見えてきます。note、書籍などを書かれていればそちらを手に取ってみても良いですね。
●口コミで紹介してもらう
これはコーチングだけでなく、レストランやホテルなども今や口コミなしでは比較できない世の中になっています。そして人の口コミは結構当たります。ですが、一つ注意したいことは、「人の考えや感じ方がそもそも多種多様であること」を忘れないことです。〇〇さんが良いと言ったから120%良いコーチということはあり得ません。人によって感じ方、思考が異なる以上、自分の目で見て選ぶことが大切だと思います。
コーチを探す具体的ツールやサイト
私の経験から、コーチを探す具体的ツールをご紹介します。
●コーチングスクールCTIの公式ホームページ
マイスクール愛が強くてすみません。(笑)
公式ホームページに、「コーチを探す」というタブがあるので、ここから検索が可能です。資格や性別など条件検索ができ、各コーチのプロフィール一覧に飛べるので、効率よくコーチを探すことができました。
●各プラットフォーム(YeLL/Cotree/mento/ZaPASSなどなど…)
コーチングの流行に伴い、本当に様々なプラットフォームが出てきました。きっとこれからもっと増えていくと思います。いくつかのコーチングプラットフォームは、莫大なクライアントデータからマッチングサービス(アセスメントやAIマッチング)を提供しているので、「自分でコーチを選べない」という人には便利なサービスですね。
私もAIマッチングでコーチングを受けたことがありましたが、正直「う~ん」な感想でした。(個人の経験です)私には、「自分で選ぶ」という感覚が大切なのかもしれません。
●SNS (Twitter/note/Facebook/bosyuなど)
最近はSNSで犬も買えるし、家も変える時代です。私もインスタを通じて犬を迎え入れることにしました。(脱線)
コーチも、SNSで簡単に探せる時代です。このnoteを読んでくださっている方はすでにnoteやTwitterで「♯コーチング」などと検索して辿り着いてくださったのかもしれません。
私は、Twitterを通じてコーチングを受けさせて頂いた経験もあります。Twitterは比較的若いコーチが多い印象ですが、若くても素晴らしいコーチはたくさんいらっしゃいます。SNSの良いところは、コーチの発信がリアルタイムで見れることです。ぜひSNSもひとつの選択肢に加えてみてください。
最終的には直観と相性が大事
長々「コーチの探し方」を書いてみましたが最終的には直観と相性が大事だと思っています。「このコーチなら安心して話せる」という空気感や、「根拠はないけど体験セッションでびびっときた!」という第六感がかなりの確率で当たったりします。実は我々人間は、言語情報以外にもたくさんの情報を身体全身を使ってキャッチしているのです。(イスラエルのある大学の研究によると、人間の直観の的中率は90%という研究結果もあります。)
以下メンタリストDaiGoの「直観力」という書籍からの引用です。
直観とは、脳が過去にインプットしてきた経験や学習のデータベースから、無意識に答えを引き出してくる超高速の脳の意思決定プロセスである。つまり直観は、記憶という根拠に基づいた、脳の論理思考の一種なのだ。ーメンタリストDaiGo
「なんかいい」っていうのは意外と当たるものです。
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さてさて、長くなりましたがいかがでしたでしょうか。
コーチングはもっと身近に、受けやすいものになりますように。
あなたが自然体で、心地よく過ごせるのが一番のサポートです💐