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お酒と現代アートを愉しむ「アートバー」初開催 →2回目も開催

現代アート作品を観ながら
アート作家と語らいながら、
お酒を飲める「アートバー」を
3月下旬、代々木駅付近にて1日限定で開いてみました。

さらに、6月上旬には第2回を水道橋にて開催しました。


■初回の作家は福田周平さん

初回となる今回、フィーチャーした現代アート作家は
福田周平さんです。

アートバーは今回、初めての取り組みでしたから、トライアル的な意味合いも少なからずありました。
今後、回を重ねるごとに大きく変化していくと思います。

それでも、「第一回をどのような形で展開したか」は非常に重要です。
(とても分かりやすい例でいうと、M-1グランプリの初代王者が本格派漫才師の中川家であったように)

その貴重な初回を、福田周平さんという作家とご一緒させてもらえたことは、理想的であり、とても幸運なことだったと強く感じています。

それを実現させたキュレータ(東京藝術大学の研究室で親しくなった方です)の胆力・実行力も本当にすごいです。

■第2回はトークショー&座談会形式で

(2023年7月17日に追記)

初回の成功を受けて、6月上旬、水道橋付近の隠れ家バーで第2回を開催しました。
この回からは「アートバー&ギャラリー」と呼称を変えてみました。

アートバー&ギャラリー 福島周平

今回、フィーチャーした現代アート作家は、福島周平さんです。

雑誌『美術の窓』の「注目の若手」としても取り上げられていた気鋭の作家さんです。

形態も少し変化させ、トークショー形式で、参加者が皆で話せるかたちにしてみました。

日頃、アートに触れる機会が多いわけではない大人たちが酒を飲みつつ作家やキュレーターと語らう
そんな場を東京の夜に作れたことを嬉しく思っています。

■ジャズバーみたいにアートを愉しむ

アートバーを開くにあたり、私のイメージはジャズバーでした。

食事やお酒を楽しみながら生演奏を聴けるジャズライブが私は好きで、たまに行きます。
でも、私が「ジャズ好き」かと言うと、ちょっと首を傾げてしまいます。

正直なところ、家でジャズはほぼ聴かないですし、
飲食なしでジャズを聴くだけのライブには十年以上行っていません。

それでも、ジャズライブバーに足を運ぶ時はワクワクしますし、
すばらしい生演奏に包まれながらお酒を口に運ぶ時は至福の瞬間です。
ライブ後にミュージシャンと一言二言会話できるのもとても楽しく刺激的です。
多少値段がはったとしても、十分なほどの価値があります。


そんなふうに「アート好き」ではない人でも、アートを愉しめる機会があってもいいかもしれない、
そう思ったことが、今回のアートバーにつながりました。

「アートチャージ」をお客さんからいただいたのも、
ライブバーでは一般的なミュージックチャージに着想を得たものです。

(ちなみに、この企画で私が稼ぐことは一切目指していないので、利益は全てキュレータに渡しました。
作家やキュレータがきちんと利益をあげられる仕組みを作りたい、という思いもあったりするのですが、そこについて書き始めるとキリがないので止めておきます)


■外側での経験をアートに活かしていく

これまで自分が経験してきたことをアートにどう活かしていくか、
というのは、この一年間、自分にとって大きなテーマでもありました。

アートバーは、小さな取り組みながら価値ある実践の機会となりました。そして、たくさんのヒントをもらえる貴重な場となりました!

エンタメ界隈に長くいるからこそできるアート企画を、
これからも積極的に挑戦していきたいと考えています。

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