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20年の月日を越えて


みゆです。

ずっと下書きに入っていたものをやっと書く気になったので、思い切って書いちゃいます!

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稲垣潤一さんの「Self Portrait」というアルバムが好きで、今でもたまに聴いています。


この中に入っている「1969の片思い」が今日の記事のネタです。


この曲はJTサムタイムのCM曲だったんです。

昔はタバコのCMって普通に流れてましたよね。
これはメンソールのタバコですね。
私も昔、ほんのほんの一時期ちょこっと吸ってたっけ。
吸わない!と思ったらすぐに辞められる程度だったですけど。
キャスターべヴェルのメンソールだったなぁ。

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さて。
この曲ですね、結構、私好きだったんです。
明るいメロディで、歌詞もずっと一人の人を好きでいるっていいじゃーん!なんて思っていたんです。
このアルバムがリリースされた1989年の私はね。

当時は、まだ小娘だったんで、恋愛に夢を持っていたから!!

最終バスに乗って君が帰ってきた
コレクトコールどこかでくれれば迎えに行ったのに

という歌詞で始まります。
昔好きだった彼女が最終バスに乗って地元に帰ってきたようで。
ところで、お若い皆さまはコレクトコールってご存知ですか?
コレクトコールというのは、電話を受けた人が通話料を払うっていうシステムです。宅配でいうところの着払いみたいなものです。
私はコレクトコールで電話を掛けた事はありませんけどw

彼女が帰ってきた理由というのが、都会で付き合っていた人と別れてしまったから、というもので。それに、都会での暮らしに疲れちゃった模様です。

この主人公の彼は、高校生の頃から彼女の事が好きだったようで、彼女が帰ってくるのが嬉しくて仕方ないようですね。

でも、実際どうなんでしょうか。
1969年から1989年までの20年間の思いって。
この曲を初めて聴いたあの頃の私、20年間も思い続けるのってすげーなって思ってました。……それにまだギリ生まれてないじゃん!!って思ってもいましたw

そりゃ、この彼も誰かと恋愛はしてきたと思うんです。
それでも、彼女が帰ってくると聞くとこんなに嬉しいと思ってしまうものなんですね。

後日、彼女と会った時、恋に敗れて悲しみにくれる彼女に優しくしちゃうんですねー。
彼女の辛さや悲しみを自分も引き受けるからって。
彼女、たぶん彼に落ちちゃうんだろうなぁ。
なんというか、辛くて落ちている時に優しくしてもらっちゃうと、それだけで恋しちゃうよね。おそらく。
相手がよほどタイプから外れまくっているのではなければ、好きになっちゃうのかなぁ。それに、今回のお相手は高校時代に仲の良かった彼ですしね。

よく、追いかけてもらう恋がいいっていいますよね。
この曲は、まさにそういうパターンですね。
彼女、追いかけてもらって、好きになって幸せになるのかしら。
彼は、20年来の片思いがいよいよ実るのかなぁ。

私だったら、どうかな。
その状況だったら、たぶん恋しちゃうと思うんです。でも、そのうちにコレジャナイ感がじわじわと出てきそうですw w

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この曲をモチーフに140字小説を書いてみました!
彼目線と彼女目線の二本立てです。

💜 彼Side

ポニーテールの君に恋をしてから何回の夏がやってきたんだろう。再び出会った君はあの頃とまるで変わらない。

君はあの街で恋をして、傷を作って帰ってきた。

泣かなくていい。君の辛さや悲しみは僕が全部受け止めるから。君は安心して僕の腕の中にいればいい。
ポニーテールの頃からずっと君に夢中だよ。


💜 彼女Side



高校の時、仲の良かったあの人。あれは恋だったのだろうか。
そんな彼と再び出会った。

私はあの街で別の人に恋をして、傷ついてまたこの街に帰ってきた。

泣いていると、あの人が慰めてくれた。あの人といると、懐かしくて落ち着く。
私、このまま甘えていていいのかな。辛さや悲しみから逃げているだけ?


そう言えば、ずっと前に短歌も詠んでいた気がします。

運命が再度回りて秋月夜
幾星霜の天使の弓矢


ま、なんだかんだ言って、私はこの曲が好きなんですよねー😆


「Self Portrait」のリマスター版がリリースされた時に収録されているボーナストラックなんだそうです。
同じメロディで歌詞が違うアナザーバージョンです。
歌詞が違うとイメージも変わっちゃいそうですw




今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪

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