#16｜罪悪感の育児。「ママの笑顔が一番」という言葉にプレッシャーを感じるあなたへ届け！

全ては時間が解決してくれる。だから、ちょっとだけ肩の力を抜いて、2分ほど読んでみてください。

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それまで気にも留めなかったのに、子育てを始めた途端、目に付くようになる言葉ってあるもの。

たとえば
『ママが笑顔でいることが一番よ！』

ママじゃなかった頃は、特段何も感じなかった。まあ、そうだよね、くらいに思ってた。

でも「ママ」になった途端、その言葉は急に心にダメージを与え始める。

－ママは笑顔じゃないといけないんだ…
－笑顔じゃないママは、ダメな母親なんだ…

割と小さいころから、卒なくなんでもできる子だった。
受験も、就職も、仕事も、まあそれなりにこなしてきた。
上司から信頼を得るのなんて、簡単カンタン。
義家族ともうまいことやれてるし、コミュニケーション力高め。

でも…
何だろう、この小さな生き物は。

24時間、私の体力と気力を（物理的にも）吸い取り続ける。言葉も通じない。あうあう言ってるか、泣いてるかなんだもの。

今まで身につけた社会人スキルが、何一つ役に立たない、そんなことがあるの！？私、どうすればいい？

『ママが笑顔でいることが一番！』

無理だもの！できたら素晴らしいだろうとは思うけど、無理なものは無理！

理想を押し付けないで、できないから！
できない自分が嫌になるから！

3年半前、娘が0歳のころ本当に思っていたことです。

1人目の子ども、親しい知人はいない土地、両実家は遠方で頼れない、旦那も頼りにならない。
子育てフルコンボの中、24時間・365日全てのタスクと責任が自分にかかっていました。

私だって初心者なのに。
なんだろう、出産した瞬間に「母親だから全部できるよね」と当然視されることの違和感。さらにその違和感を、言っちゃいけない空気感。

乳幼児健診で保健士さんに相談しても、いつも「個人差あるからね」「心配なら病院でみてもらって」…いや、その判断の基準を持ってないんだけど。

そうなるとネット情報が唯一の友達になりますよね。で、目に入ってくる『ママが笑顔でいることが一番よ！』…いや、無理だから。以下くりかえし。

笑顔ママになれたらいいでしょうね。
でも無理。
そう、私は笑顔になることすらできない、ダメな母親ですよ。

…よく鬱にならなかったと思います。いや、直前まで行っていたのか。

今なら理解できますよ。
『ママが笑顔でいることが一番』が伝えたいのは、表情筋を動かして口角を上げ続けること、じゃない。
ママの気持ちが穏やかでハッピーな状態であること、それが大事って言いたいんですよね。
その概念を象徴的にしたのが『笑顔』なんですよね。

当時の寝不足の頭では理解できません。
字面通りに「笑顔でいなきゃいけない」と受け取っていました。

あの頃苦しんでいた私に、今プレッシャーを感じているママに4つだけ伝えたい！

✔ ネットの情報とは距離を置こう！
玉石混合の情報に惑わされ、人生の軸を失います。

✔ 外に出よう！
コンビニまで散歩でもいい。行き交う人に「あら、かわいいわね」なんて言われたら、にっこり笑って立ち話もいい。

✔ イベントを探してみよう！
フォトスタジオの無料撮影会やベビーヨガ教室。地方都市でも探すと何かあるもの。

✔ 支援センターにも行ってみよう！
行政の情報はわかりにくく、初めの一歩が出にくい…実はみんな同じ！思い切っていってみよう、まず電話してみるのもいい。

とにかく誰でもいい、大人と話そう！

たったそれだけで、どれだけ人間らしさを取り戻せることか。

もし子育て中のママと知り合えたら、大ラッキー！
自己嫌悪の塊になってるの、私だけじゃないんだ！

一瞬で同志。戦友。

断言します。

子育ての悩みは、大概時間が解決してくれる。
真っ最中のときは、今が永遠に続くような気がするけれど、そんなことはない。時間がほとんどを解決してくれる。

だから、

時間が経つまで、できるだけ外に出よう！

ね、今日はコンビニにハーゲンダッツでも買いに行こうか。

頑張ってるあなたへ。

大丈夫、
必ず「ママだいすき」って
抱きしめてくれる日が来るから。

今日はそんなところです。