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「ライター」と「文章が上手な人」の境界線|#101

WEBライターをメインにお仕事を頂いていますが、たまに紙ライターもやっています。フリーになって4か月、生きながらえる程度に報酬をいただけるようになりました。

WEBと紙の違いは数あれど「原稿を公開するまでの所要時間が大きく違う」のは超重要要素ですよね。

原稿を校正し入稿すれば、クリック一つで公開できるのがWEB。ところが紙媒体になると、原稿の校了なんて道半ば。原稿を紙面に落とし込み、体裁を整え、印刷し、配送し‥‥、そして初めて読者の手元に届きます。

だから紙媒体のお仕事を頂くときは、WEB案件以上に頂いたスケジュール感にめちゃくちゃ気を配ります。目を光せるとも言います。ちょっと厳しくない?という予感はだいたい当たるので…。

はい、まさに今、泣けるくらいタイトな納期で紙媒体のお仕事中です。でも紙媒体のお仕事も大好きなので、ここは踏ん張って頑張りますぞい。

それはさておきますね。

「スケジュール感」もとても大事なのですが、今日書きたいのは別のことで。

WEBでも紙でもいいのですが、ライターをライターたらしめている要素って、何だろう?という話です。

身も蓋もないことを言ってしまうと、ライターって誰でもなれるんですよね。資格や認定がないとなれない職業ではありませんから。

もちろん、読んでくださる方やクライアントさんから高い評価をいただくために必要な要素というのはありますよ。わかりやすい文章、整った論理展開、間違いがない情報、人柄がにじみ出るような…などなど。

それらは「認められるライター・一目置かれるライター」の条件要素です。一番初めのはじめ、ライターをやってみようかなと思ったときに「これがないと絶対になれません!」というものではないはずです。

ライターは、

✔ 相手に通じる日本語力
✔ パソコン
✔ インターネット環境

最低限、この3つがあればその日からなれちゃうんです。

じゃあ、ライターって何なんだ
何をもって「プロのライター」といえるのでしょう?

最近、こう思います。

プロのライターとは、
『文章を書くことで食っていく!と覚悟を決めた人』
のことだろうなと。

インターネットの普及は、それまで知られてこなかった「玄人はだしの人々」に光を当てました。

どの世界にも必ずいます。プロでしょ!? と見まごうばかりの作品を生み出す、アマチュアの方が。SNSに溢れていますよね。

もちろん、文章も例外ではありません。
noteを読んでいると、ライターではないはずの方の文章に心を動かされることなんてしょっちゅう。YOU、ライターになっちゃいなよ!って悔しさを通り越して自分を見失うのもしょっちゅうです。

「プロでもやっていけるでしょ!」と感じる玄人はだしの方と、「プロ」を名乗る人との違いはいったい何?

スキルや作品レベルではないと思うんです。

それは『覚悟』だと。

絵でも写真でも、動画でも文章でも。
自分が生み出す制作物で「食っていく!」と決めた覚悟を持っている人。それがプロだと思います。

覚悟を決めると、とにかく精進します。
謙虚になります(校正も有難く頂戴します)。
進んで学びますし、
多少ではめげませんし、
努力し続けます。

その道で生きていく、と決めているので。

やってみとわかります、「覚悟を決める」と本当に腹が据わります。ストン、と納得がお腹に落っこちてきます。

その腹落ち感と共に、
玄人はだしの方の作品に内心悔しさをメラメラさせながら、それでも書き続けることができる人。

それが「プロライターを名乗れる要素」かなと、近頃感じるのです。

一緒に楽しみながら高め合える方と沢山繋がりたいと思っています!もしよろしければ感想をコメントしていただけると、とっても嬉しいです。それだけで十分です!コメントには必ずお返事します。