#34|愛情足りてないのかな…?親が気づいた不安サインは、だいたい当たる。
子どもというのは、大人のものさしではかってはいけない生き物。
彼らは小っちゃな頭で、結構いろんなことに気づいているし、感じているし、考えています。
感受性豊かな一方、大人のように「思考を整理」したり、「感情を何とかしたり」するスキルもないし、経験の場数自体が少ない。
だからどうしたものかと、自身の思いの扱いに困ることは、当然大人より多いわけです。
…という「子どもの当たり前」を、ついつい忘れてしまいがちです。特に、自分の脳内で「子ども以外の事柄」が占める割合が大きくなると。
4歳の赤ちゃん返り!?…じゃなかった。私のせいだった。
最近、娘(4)の『甘え』がすさまじいと感じていました。
急に始まった登園時の大泣きもそう、
何かと「抱っこして!」←20kg…
「ママといっしょがいい」
「あっちいかないで!いっしょにいて!」
世にいう「赤ちゃん返り」でしょうか。
下の子、いませんが。
「抱っこだっこ!」とあまりに言われたある日、
そんなに言うなら!と腹を括り、
丸一日、徹底的に娘ファーストを貫きました。
彼女が発する言葉にゆっくりと耳を傾け、
彼女の気持ちに丁寧に寄り添い、
隣でたっぷり時間を過ごし、
同じものを見、思いを分かち合う。
…あれ?
この感覚…
しばらく忘れてた。
以前は毎日味わっていた「娘と一緒に過ごしている」実感を、久しぶりに味わったような気がしました。
そうか。
娘が甘えん坊に変わったわけじゃない。
私が娘を置き去りにしていたんだ。
一番大事なものは、無条件で大事
私はこの記事の2か月前に、
20年の会社員生活に終止符を打ち、
個人事業主になりました。
慣れない個人事業主、試行錯誤の日々。
それでも「私は」楽しんでいました。
夢を追い続ける親の姿を子供に見せることも、とても大切だとか言い訳して、費やす時間をどんどん増やし、がむしゃらに。
会社員の頃は、仕事モードでいるのは勤務中だけです。
帰宅後は育児家事モードと、きっちり切り替わっていました。
ところが個人事業主になった途端、
四六時中「何か考えている」状態に。
娘は私の脳内の変化を察知したんだと思います。
-いつもママは何か考えてる…
-「仕事だから」とあっち向いてたり…
-私の話、聞いてるのかな…
「さみしい。」
娘の心中を代弁すると、こんな感じだろうと思います。
書いていて情けなくなります。娘、ごめん。
スタートアップの時期は、寝食を忘れて没頭しないと成功しない。時間の全てを注ぎ込んでも足りないくらい。
起業界隈で見かける声。
その通りだと思います。
文字通り、全てをつぎ込んでも成功するかどうかわからないのが、起業の世界。
でも。
娘を忘れちゃいけない。
もう一つの「かけがえのない大事なもの」を置き去りにしちゃいけない。
子どもを良く見る。子どもは全部わかってる。
「愛情不足かも?」
そう感じた時は、そう感じるサインが必ずあったはず。
一日でいいから
「子どもとじっくり向き合い、時間を過ごしてみよう」。
子どもが発する言葉にゆっくりと耳を傾け、
子どもの気持ちに丁寧に寄り添い、
隣でたっぷり時間を過ごし、
同じものを見、思いを分かち合う。
きっと、今夜は落ち着いて眠ります。
明日からの溌溂さが変わります。
うちの娘は、私が自分の在り方を変えたことで、
以前のような落ち着きと大らかさを取り戻しました。
子育てですべきことは、全部子どもが教えてくれる。
大人は、子どもの発信を真っすぐ受け止め、誠実に答えること。
これだけできっとうまくいくんです。
子どもが全部、教えてくれます。
今日はそんなところです。
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