海のゾンビ、海洋ゴミやゴーストギアを減らすには？
私はスキューバダイビングが大好きで、海の生き物も大好き！
インスタグラムでもダイビングアカウントを持っていて、水中で撮った写真や動画をあげています。
他のダイバーの方が投稿されている写真や動画で、最近よく見かけるようになったのが、カメやアザラシ、ジンベエザメやくじらなどの海の生き物が、網や釣り糸、ビニール袋に絡まって傷つけられているというもの。
ダイバーやサーファー、漁師さん、ビーチで見付けた方などがその網をナイフで切って無事救出できたというものも沢山あります。
でも、それはたまたま見付けることが出来て、その方が偶然ナイフを持っていたり、人が潜れる深さ、人がいたビーチだったからですよね。
きっと広い海ではびっくりするほど多くの生き物が傷つき、命を落としていることでしょう。
🔷毎週クレジットカード1枚分のプラスチックを食べてる！？
このnoteでも、海洋ごみ・海洋プラスチックについて記事を書いている方も沢山いらっしゃいますね！
2020年7月1日、プラスチック製のレジ袋有料化が開始し、地球に起きている大きな社会課題を、より身近に感じることが出来、関心を持つ人も増えたと思います。
WWFジャパンという環境保全団体のHP内に、とても分かりやすい図解があります。
WWFジャパン × ぬまがさワタリ 図解でわかるプラスチックごみ問題
ここに書かれていることで、すごくびっくりしたのは、下記のような流れで人もプラスチックを食べちゃってるってこと！
✅海に流出したプラスチックごみは、波や紫外線などの影響によって小さなプラスチックの粒子となる。
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✅「マイクロプラスチック」と呼ばれる5mm以下の小さな粒子を海の魚が飲み込み、より大きな魚や動物がそれを食べて、食物連鎖に組み込まれていく
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✅「マイクロプラスチック」は魚などの食べ物以外に、飲料水や大気中にも含まれる
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✅最大想定では、人は【毎週】クレジットカード1枚分のプラスチックを食べている
えー！！！
人間も、毎週、クレジットカード1枚分、つまり5gのプラスチックを食べている！？
1ヶ月で21g、1年で250g、10年で2.5kg！
変死したイルカの胃から大量のプラスチックが出て来た、という話はよく聞きますが、人間の場合はどうなんでしょう！？
🔷海に漂う「ゴーストギア」「海中のゾンビ」
魚や動物がプラスチックを食べてしまうだけでなく、海に漂う「ゴーストギア」も大問題。
海洋ゴミの約10%を占めるという魚網やロープ、釣り糸などの漁具は、一度海に流出すればゴーストのように漂い続けるので
「ゴーストギア」
「海中のゾンビ」
と呼ばれています。
なんと、毎年50万～100万トン！
このままいくと、2050年には海の魚よりも、海洋ゴミの方が多くなると言われています。
そんな海はイヤだー！
🔷減らすプラスチックと増えるプラスチック
確かに、スーパーやコンビニではレジ袋をもらわなくなりました。
それはマイバッグを持っていくから。
でも、キッチンのゴミ箱にはやはりレジ袋・ビニール袋をセットしています。
水気を含んだゴミが出るのに、そのまま他のゴミと一緒にしてしまうと、何かが袋を突き破って液だれしてしまうかもしれないから。
そしてそのレジ袋・ビニール袋は別で購入してるんですよね。
一度も使っていない新しいレジ袋をゴミ箱にセットして、最終的に捨てているなら、そのレジ袋を、野菜やお肉などを買うと分かっているお買い物の際に持っていけばいいのかも？と私はエコバッグと使い分けています。
というのも、エコバッグを使う際、注意が必要で、実は肉や魚の汁、野菜の土や野菜くずが付いたまま放置していると、雑菌が温床となってしまい、とても不衛生だというのです。
本当は使用後のエコバッグは毎回、食器用洗剤で洗うのが良い、と言われていますが、約半数の人が、エコバッグを洗っていない、というのが実状のようです。
何かの付録や特典にエコバッグがついてきた、プレゼントでエコバッグをもらった、ということもあって、複数持っている人も多いのでは？
ならば洗い替えして使うのがいいかもしれませんね。
減らしたいプラスチック。
実際に減らしているものもある一方、最近ではテイクアウト容器、デリバリー容器が増えている現実もあり、もどかしいところです。
水気があまりない食べ物で、紙製の容器を使っている時はいいのですが、水気が多いものや汁物はそうはいきませんよね。
でも一人一人が増える以上に減らす、が出来ればいいはず！
生活の中でプラスチック消費を減らすだけでなく、海洋ゴミの回収をしている団体を応援する、海洋生物やサンゴの保全活動をサポートするなど、具体化していくために、情報を集めていこうと思います。
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