ミヨタデザイン部

軽井沢と佐久に挟まれた町・長野県御代田町発の街づくりプロジェクト #ミヨタデザイン部 「もし町役場にデザイン部署があったなら…」そんな視点で街を見つめ直し、御代田在住もしくはゆかりのあるクリエイターたちが集い、それぞれの職能を活かして街を活性化させていきます。

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軽井沢と佐久に挟まれた町・長野県御代田町発の街づくりプロジェクト #ミヨタデザイン部 「もし町役場にデザイン部署があったなら…」そんな視点で街を見つめ直し、御代田在住もしくはゆかりのあるクリエイターたちが集い、それぞれの職能を活かして街を活性化させていきます。

マガジン

  • トーク集 : これからの街づくりについてみんなで話そう

    ミヨタデザイン部のメンバーと、御代田町に暮らす魅力的な人々との対談をアーカイブしていきます。

  • ワークショップ:御代田町ゆかりのクリエイターとつながろう

    地域のみなさんとの交流を目的としたワークショップを定期的に開催し、レポートしていきます。

最近の記事

これからのまちづくり。ミヨタデザイン会議 2023

ここ数年、長野県内の中でも移住者の多い町、御代田町。ミヨタデザイン部の活動も移住したクリエイターを中心に新たな輪を広げています。 町内を見渡しても、2022年にはアートフォトに特化した美術館「御代田写真美術館」を中心とした複合施設「MMoP」がオープン。2年ぶりに浅間国際フォトフェスティバルも再開しました。そして同年、ヴィンテージ家具の販売や建築設計などを手がけてきたハルタが御代田と軽井沢の間に位置する国道18号線沿いのドライブイン軽井沢跡地に複合施設「still(シュティ

    • 紙と木を使ってボールゲームをつくろう 親子ワークショップレポート|2022 #10

      こんにちは、ミヨタデザイン部です。 今年度を締めくくる、最後のワークショップとなった『紙と木を使ってボールゲームをつくろう』をレポートします。2月18日、会場はエコールみよたの大会議室。講師を務めたのは、プロダクトデザイナーの藤城成貴さんです。 藤城さんは「ボールゲームには、幼少期から建築的な空間の面白さを感じていた」と言います。紙や木でつくったコースにボールを転がして遊ぶ、シンプルながら奥の深いボールゲーム。このワークショップのポイントは、参加する親子がゲームの作り手で

      • 浅間山をシルクスクリーンでプリントしちゃおう! 親子ワークショップレポート|2022 #09

        こんにちは、ミヨタデザイン部です。 2月4日に実施したシルクスクリーンのワークショップをレポートします。会場は、御代田駅前に今春オープンするコミュニティースペース『CORNER SHOP MIYOTA』。講師には、イラストレーターの塩川いづみさんと、ミヨタデザイン部のスタッフでおこないました。 そもそもシルクスクリーンとは、印刷技法の一種。かつては絹(シルク)を使用していたことが名前の由来ですが、現在はアルミ枠や木枠にナイロンやステンレスのメッシュを貼り、インクを通す部分

        • 本の姿を想像して、つくってみよう 親子ワークショップレポート|2022 #08

          こんにちは、ミヨタデザイン部です。 日本ではまだ馴染みのない“ブックアート”をテーマにした親子ワークショップを、年明けの1月21日に実施しました。「ブックアートとは、本が持つさまざまな要素を用いて表現するアートのこと」。この日は本場ドイツで学んだ講師の太田さんと一緒に、木や絵の具、布などを使って“心の中にある本”を形にしました。 「ワークショップはナマモノであって、その場に居合わせた全員のセッション」と語る講師の太田さん。その言葉を体現するように、まずは参加者と講師が一緒

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          御代田のライ麦でモビール“ヒンメリ“をつくろう 親子ワークショップレポート|2022 #07

          こんにちは、ミヨタデザイン部です。 昨年、クリスマスムードの高まる頃に実施した親子ワークショップ「御代田のライ麦でモビール“ヒンメリ“をつくろう」をレポートします。 この日の会場は「御代田写真美術館」を中心とした複合施設MMoP。館内で開催されていたクリスマスマーケットで賑わいをみせる中、講師を務めるクラフト作家の上原かなえさんが、クリスマスとヒンメリの関係について参加者に話します。 「スウェーデン語で“天”という意味を持つ“ヒンメリ“は、古くからクリスマスの時期になる

          あいさつ棒をつくってみよう&身体のデザインを知ろう! ミュージアムでピラティスレッスン in MIYOTA YARD MARKET レポート|2022 #06

          こんにちは、ミヨタデザイン部です。 11月5日に、『MIYOTA YARD MARKET』とあわせて、「あいさつ棒をつくってみよう」という親子向けのワークショップと、特別ワークショップ「身体のデザインを知ろう! ミュージアムでピラティスレッスン」を同時開催しました。 会場は新店舗も加わり、日々アップデートする複合施設MMoP。地域の人たちが集い、つながっていく場づくりを目指す『MIYOTA YARD MARKET』には、地元野菜やカレー、雑貨屋にアロマなど10組の出店者の

          御代田オリジナルのバードハウスをつくろう 親子ワークショップレポート|2022 #05

          こんにちは、ミヨタデザイン部です。 御代田町から望む浅間山の雪化粧が美しい季節、いよいよ本格的な冬が訪れようとしています。今回は、10月22日にエコールみよたで行われた親子ワークショップ「御代田オリジナルのバードハウスをつくろう」をレポートします。 講師を務めてくれたプロダクトデザイナーの熊野亘さんのインタビューと併せてお届けします。 シジュウカラの気持ちになって細部までこだわるカリモクや天童木工など国内外の家具メーカーとコラボレーションする熊野さんがデザインしたオリジ

          町を歩いてミニチュアの秘密基地をつくろう。親子ワークショップレポート|2022 #04

          こんにちは、ミヨタデザイン部です。 9月24日に開催された建築家・大野友資さんが講師を務めた親子ワークショップ『町を歩いてミニチュアの秘密基地をつくろう』のレポートをお届けします。 いつもと違う見かたで見てみる=見立てとは?ところでみなさん、“見立て”という言葉をご存知ですか? 歌舞伎や芸術のフィールドでも使われるこの言葉を、建築家の大野さんはこう解釈します。 建築家が建物を創造するとき、この見立てる作業とは、とても重要な要素なのだと話します。 そこで今回のワークシ

          3Dプリンターで自分だけの文房具をつくろう。親子ワークショップレポート|2022 #03

          こんにちは、ミヨタデザイン部です。 『3Dプリンターで自分だけの文房具をつくろう』と題した親子ワークショップを開催したのは、夏休みも終わり間近となった8月21日でした。講師を務めたのは、デザインエンジニアの緒方壽人さん。少し時間が空いてしまいましたが、当日の様子をレポートします。 子どもたちの「身近な道具」を改めて見つめ直す作業このワークショップでは、気軽にCADモデリングができるオンラインアプリ「TinkerCAD」を使用して、自分がほしい文房具を思い思いにデザインする

          MMoPにみんなでベンチをつくろう in MIYOTA YARD MARKET レポート|2022 #02

          こんにちは、ミヨタデザイン部です。 7月24日、毎年夏に御代田を中心に開催される浅間国際フォトフェスティバルの会場でもあるMMoPで、ミヨタデザイン部がお届けするフリーマーケット『MIYOTA YARD MARKET』と、親子向けベンチづくりワークショップを同時開催しました。3連休の中日ともあって、多くのみなさんで賑わった1日となりました。 地域の人たちが集い、つながっていく場づくりを目指す『MIYOTA YARD MARKET』昨年にスタートした『MIYOTA YARD

          探して集めてつくるアートクラフトワーク。親子ワークショップレポート|2022 #01

          こんにちは、ミヨタデザイン部です。 ミヨタデザイン部がお届けする“親子で楽しむものづくりワークショップ”2022年度の初回は、7月17日(日)にエコール御代田にて開催しました。 この日のテーマは、『探して集めてつくる 色とりどりなアートクラフトワーク』。講師は、御代田町在住のアーティスト鈴木葉音野さん。この”探して集めてつくる”と聞いて、みなさんどんなことを想像するでしょうか? 今回鈴木葉音野さんが教えてくれたのは、フロッタージュいう技法。凹凸のあるものの上に紙を置き、

          2022-23 ミヨタデザイン部 親子ワークショップ開催のお知らせ

          みなさん こんにちは! ミヨタデザイン部です。 昨年スタートした、ミヨタデザイン部が主催する「親子向けワークショッププログラム」を今年度も、開催します。 このワークショップでは、デザインとアートを創造する楽しさを親子で学び、ローカルの人々がつながる交流の場になってたらと思っています。 講師陣には、国内外で経験と実践を重ねてきた御代田とゆかりのあるクリエイターたちが揃い、興味深いカリキュラムが目白押しです。 各プログラムの概要をお読みいただき、奮ってご参加ください。

          ミヨタデザイン部が選ぶ! スーパーマーケット『ツルヤ』 オススメ買い物リスト

          お隣の軽井沢や小諸と比べると、歴史的建造物や飲食店などの観光スポットに若干の物足りなさを感じる御代田。とはいえ、東京から車で2時間半とアクセスが良く、浅間山を臨む広大な景色と晴天が多い気候に恵まれ過ごしやすいという利点もあり、県外から週末に訪れる友人知人も多いです。 ミヨタデザイン部に関わるメンバーも、ほぼ関東を中心とした県外からの移住者であり、今でもその数は増加傾向にあります。そんな新参者が御代田に来て間違いなく感動するのが、長野県民なら誰しもが愛用するご当地スーパー「ツ

          クリエイターが移住する町、御代田。ここで循環型の暮らしをつくりたい | 後編

          60年代には、東京で活躍する名だたるクリエイターたちが集い、コミュニティを形成した御代田町の普賢山落。前編ではその集落のはじまりを紹介した。 後編では前編で聞き役となった『SyuRo』の宇南山加子さんと、プロダクトデザイナーの松岡智之さんにインタビューを実施。 新旧のクリエイターの交流が始まろうとしている普賢山落に、なぜ彼らは移住を決めたのか。 パーマカルチャーとの出会い―御代田に拠点をつくることになったきっかけは? 宇南山 私も彼も釣りが趣味なので、自然豊かな場所に

          クリエイターが移住する町、御代田。普賢山落のはじまり | 前編

          いまから半世紀以上前にもなる1962年頃より、東京の第一線で活躍するクリエイターたちが、御代田町塩野の普賢寺の土地に次々と家を建て、コミュニティを形成した。それが現存する普賢山落。その始まりとは、どんなものだったのか。 コミュニティの創成期から初期メンバーとして当時の空気を感じ、共生してきたアートディレクターの足立淳さんと、インダストリアルデザイナーの澤田勝彦さんの普賢山落のご自宅を訪ねました。 今回話を聞きに行ったのは、日用品のデザインとディレクションを手がける『Syu

          ”誰かのために何かを作る”能力を育てる。親子向けワークショップ #02レポート

          こんにちは、ミヨタデザイン部です。 “親子で楽しむものづくりワークショップ”の第二回目は、「紙と木を使ってボールゲームをつくろう」というテーマで、7組 15名の親子にご参加いただきました。 ご参加いただきましたみなさま、改めてありがとうございました。 参加者した親御さんたちの声運営側としての改善ポイントも見えた回となりましたが、参加いただいた親御さんから様々な感想をいただきました。 講師から子どもたちへのメッセージ講師を務めていただいたプロダクトデザイナーの藤城成貴さ