拓也

20代中盤の男です。年齢は立派な大人。でもまだ心は子供のままでいたい。そんな我儘が許さ…

拓也

20代中盤の男です。年齢は立派な大人。でもまだ心は子供のままでいたい。そんな我儘が許されなくなってきた年頃です。そんな毎日の葛藤や思い、たまにオリジナル小説など書いていきたいと思います。よろしくお願いします。

マガジン

  • ニートの逆襲

  • 俺の名前は

  • あの夏の思い出

    ほぼ実体験を短編小説としてみました。

最近の記事

ニートの逆襲(6)

「へっ」 思わず気の抜けた声が出た。日本語の意味は分かるけど理解できない言葉が聞こえた気がしたから。だから僕はそのまま聞き返す。 「会社どーやって建てればいいのって聞こえた気がするんだけど」 「そう言ったけど」 となんの悪びれもなくそう言い返すたける。 「いや、昨日本読んだって言ったじゃん」 「俺が読んだのは経営者の在り方であって経営者のなり方の本じゃないもん」 なんだその言い訳。昨日の感じだったら、その辺もわかっているもんだと思い込んでいた。 「じゃあどうす

    • 僕はバカだ

      「いつか俺と一緒に世界を旅をしようぜ」 と訳のわからない事を言ってくるバカが現れると思っていた。何の根拠もないけども。そう思っていた。そして僕もそのバカに向かって 「いいよ。まずはどこからいく」 と乗っかって旅を始めると思っていた。世界中を股にかける大冒険。だけど現実にはそんなバカは現れなかった。どうやら僕の周りは頭の賢い奴、現実をしっかり見てる奴ばかり。そいつらは言う。そんな旅をするのはバカのやる事だと。うるせぇよ。お前らの価値観ぶつけんな。だけど僕は言えない。 だ

      • ニート逆襲(5)

         太陽を覆う雲が一つもない空。1年間でいちばん太陽が近く感じる季節だが、今日はさらに近く感じる。そしでどこからともなく聞こえる蝉の鳴き声。歩いて10分ほどだが、それだけでも汗が滲んできた。持ってきてたタオルで汗を拭く。そしてそこから1.2分程歩きようやく公園に着く。そこの公園には真ん中に大きながあってそれを中心に左右で分けると右側に滑り台やブランコ等の遊具が固まっていて、左側は、ギリ子供が野球ができるくらいのスペースがある。中心の木まで歩く。そしてその木のお陰で日陰になってい

        • ネットワークビジネス的なもの

           タイトルにある通りネットワークビジネス的なものに、信頼しかない友達からちょっと話を聞いてみないと言われました。  もちろんこの言葉に良い印象は一つもありません。ですがあまりにも信頼しかない友達から聞いてよと言われたので、まぁ話を聞くだけなら良いかと思い足を運びました。警戒心100%で。  とりあえず結論から言いますと、入っておりません。危うく入りかけましたが、今は入っておりません。これからも入らないと思います。ここで問題なのが、これからどう断ろうかなと思っている段階です

        ニートの逆襲(6)

        マガジン

        • ニートの逆襲
          4本
        • 俺の名前は
          3本
        • あの夏の思い出
          4本

        記事

          素人のベイスターズ寸評(レギュラー編)

          1番 度会 ドラフト1位で鳴り物入りで入ったスパールーキー。オープン戦でもずっとヒットを打ち続け、開幕1番を勝ち取って臨んだ開幕戦。初ヒットが逆転スリーランホームラン。まさにスターの片鱗を見せてくれた。3月は素晴らしい成績を残したが4月以降は苦しんでいる。そらそうだ。相手もプロだ。どこが苦手等の対策をされてしまう。4月以降苦しんでいて特に左投手への成績がかんばしくない。 でもそんなに心配していない。ガンガンバットを振っているから。振れば何かが起こる。相手もデータが取れるが、

          素人のベイスターズ寸評(レギュラー編)

          ニート逆襲(4)

          何でも屋という響きに少しワクワクしたが、すぐに無理だろと思った。今は2099年。この時代の日本は、約100年ほど前から問題視されていた人口減少、高齢化問題を結局抑えることができなかった。それに反するように、この時代AIの技術が確実に発展しており、ほどんとの仕事がロボットが行うようになった。コンビニを例えで出すと、レジ打ちはもちろん、品出し、店内の清掃もロボットが行う。商品の発注も店舗ごとで何が売れているのか、売れていないのか全てデータが取れており、それをAIが判断し発注を行う

          ニート逆襲(4)

          このままおじさんにはなりたくない

           なんとなく、ただなんとなく、このままおじさんになっていくのは嫌だと思った。髪の毛の白髪は増えたし、いつのまにかついていた腹回りの脂肪は落ちないし、階段登る息切れが前よりはやくなった。そう感じるこの頃。  このままおじさんになっていくのは嫌だ。ただ勘違いしてほしくないのは、歳はとりたくないというわけではない。まぁとりたいわけでもないが。良い歳のとり方をしたい。このまま、本当このままおじさんになっていくのが嫌だとふと思ったって話である。  だからと言って、何か対策をしている

          このままおじさんにはなりたくない

          ニートの逆襲(3)

          自由だと笑顔で言われて僕はもう一度ハァと肩でため息をつく。そして届いていたビールをグイッと飲んで飲みきった後、たけるの方を見ると以外そうな顔をして、言ってくる。 「あれ、響いてない」 「響くか、前文めちゃくちゃ言われてるのによ」 そう言うと、ごめんごめんと笑いながら平謝りをされて続けて 「それで、これからどうするの」 これを聞かれた時に、正直辞めたのが昨日だったこともあり、まだこれからのことなんか何も考えてなかった。しばらく失業保険と退職金で暮らしていけるから、1ヶ

          ニートの逆襲(3)

          ライフワークとライスワーク

          働き方の種類は大きく分けて2つあると私は思う。ライフワークとライスワークだ。ネットでこれらの言葉を検索すると以下のように説明されていた。 ライフワーク:ライフワークは、自分が心から取り組みたい活動のこと。ライフ(命の)ワークという名前の通り、その人にとっての「天職」と言われるもの。 ライスワーク:生活のために働くこと。 この2つの説明を見て考えたときに、私はどう考えても後者、ライスワークに当てはまると思った。それが悪いことではないと思っている。というか思うようにした。仕

          ライフワークとライスワーク

          ニートの逆襲(2)

          まるで子供がずっと欲しかったおもちゃを手に入れたような顔をし、ニートの世界へようこそと言われた。僕はうつむき、肩で息を吐き 「言葉の意味わかってる」 とうつむきながらたけるに問う。するともちろんわかっているよと明るいトーンで指を折りながら話し始める。 「まず、税金をまともにおさめないクソ野郎でしょ。それから社会に馴染めない社会不適合者、そして親のすねをかじり続ける齧り虫、それから」 まだ続きそうな、耳が痛い、痛すぎる言葉を聞きたくない。うつめきながら聞いてたところに、両手で

          ニートの逆襲(2)

          忘れていたのは単純で純粋なことだった

           二度寝いや、三度寝、いやいや四度寝、もう一声、五度寝から覚めた日曜日。寝過ぎて逆にまだ眠いと思いながら頭上の時計で時刻を確認すると時刻は13時を過ぎていた。一日の半分以上、惰眠を謳歌したことに多少の罪悪感を感じるが、動き気にはなれない。呆然と天井を見つめ、一人暮らしの部屋に沈黙が流れる。何でもいいから音が欲しいなと思い、同じく頭上にあるリモコンを手に取りテレビを付ける。なんとなくチャンネルをザッピングしていると高校野球が放送されていた。春の選抜だ。  長くて、苦しくて、つ

          忘れていたのは単純で純粋なことだった

          ニートの逆襲(1)

          今日から多分週一、水曜日か木曜日に小説ぽいのを書いていきたいと思います。普段書いてるのは本当限られた友人にしか見せてないんですけども 生意気ながらどれぐらい反応してもらえるか知りたいのと、多少noteで投稿すれば書かないといけないと言う思いも出てくると思うのでそれで書いていきたいと思います。誤字脱字ありまくりだと思いますがお手柔らかにお願いします。笑  待ち合わせの居酒屋が見えたところで、そこで待ってた友人のたけるがこちらに気づいたようだ。俺の方を見て両手を大きく振ってくる

          ニートの逆襲(1)

          深く考えすぎないないタイプだったわ

           以前実家に帰ることをなんの後ろめたさもない。と書いたが、本当はある。めちゃくちゃある。周りの友人達は、結婚して、子供もできて、なんなら家を建てる強者たちがいる中での、実家への帰省は正直情けないと思う。  周りと比べる必要などないのだろうけども、比べてしまう。仕方がない。どうしたって比べてしまう。  これの対処法として、深く考えすぎないという結論が今の考えてる中で一番である。よそはよそ。うちはうち。の精神が一番良い。  と考えていた時に、この考え方ができるのて以外と長所

          深く考えすぎないないタイプだったわ

          始まりはドラゴンボールだった。

          漫画を読むのが好きだ。そんな漫画の道を開いてくれたのは、ドラゴンボールだった。初めて買ったのもドラゴンボール。きっかけは覚えていない。でも気づいたらドラゴンボールを揃えていた。今でも実家に42巻そろっている。  でもよくよく考えたらドラゴンボール世代ではない。調べてみるとアニメのドラゴンボールGTが放送終ったときに生まれている。なのにドラゴンボールが大好きだ。多分クイズ出されても結構答えられるくらい。  そんなドラゴンボールの影響で小さいころは、修行をすれば空も飛べると思

          始まりはドラゴンボールだった。

          完全にYouTubeでワンピース見てたら 書くの忘れてた。明日書きます。

          完全にYouTubeでワンピース見てたら 書くの忘れてた。明日書きます。

          一人暮らし辞めます

          早いものでもう3月になった。本当に早い。しっかりと意識して過ごさなければあっというまに月日が流れる。本当刹那のように過ぎていく。とまあ同じことを色々な言い回しで言ってみたがここら辺が文字数を稼ぐ限界だろう。笑 別に文字数にこだわる必要はないのだけども、なんとなく900文字くらいは書こうと目標に立ててますから、なんとかそれを守りたいんです。  前置きはこの辺にしといて、本題に入ります。一人暮らし辞めます。今月で。笑  理由はいくつかありますけど、一番の大きな理由は、お金が

          一人暮らし辞めます