回り道しましょう

 今年は例年よりも彼女を作ろうと奮闘している。3〜4回合コンにも行ったし、マッチングアプリでも3人に会った。だけど結果だけ言うとどれも失敗。こうも上手くいかないと自分は恋愛に向かないのではないのかと。もっと言うと社会不適合なのかと思ってしまうくらい落ち込むこともある。もっともっと言うと何ができるんだよ俺はとまで思ってしまう日もある。

 たまにふと考えてしまう。自分はこのまま結婚できないのでは、結構どころかここから彼女すらまともにできないまま、人生を終えてしまうのではないかと。不安が脳裏をよぎる。

 僕はもうすぐ誕生日がくる。それがきてしまうと10年間彼女がいないことになる。笑えない。本当笑えない。こんなはずじゃなかった。心からそう思う。

 学生時代はこんなに困ることになるとは本当に思ってなかった。自分で言うのもなんだが、それなりに恋愛をしてきたつもり…いや、辞めよう昔の栄光にすがるのは。いやこんなものは栄光でもなんでもないか。

 だいたいいつも思うのだが、合コンの一発勝負からお互いを好きになることなんてあるのかなと。いやもうこの話も辞めよう。笑 何回も友達としてきた。そんなことを言ってるから駄目なんだ。それも耳にタコができるくらい言われた。分かっているよ。分かっているつもりなんだ。だけどさ、だけど…

 まともに恋愛してこないと人間ってどんどん卑屈になってくると思う。本当に。これは自分自身の体験から心から言える。絶対10年前の僕はこんな卑屈野郎じゃなかった。もっとまっすぐで素直な奴だったと思う。感覚は完全に変わった。

 でも変わった感覚のおかげで出会ったものがある。人にあるものが、僕には足りてないなと思い始めた時、

たりないふたり

という若林さんと山里さんがやっている番組に出会った。その番組の過去の回を見ていると、当時の僕の心に響くものがあった。今もだけど。そこからオードリーや山里さんのラジオに出会って、今じゃ生活に欠かせないルーツの一つとなった。これはもし足りている状況の人生を送ってたら出会うことはなかっただろう。お二人のことをこんなに好きになることもなかっただろうと思う。

たりないふたりの解散ライブで最後に2人が
「あーたりなくてよかった」と言ってライブを締めている。この言葉の意味を説明すると長くなるので簡単に書くと、たりないおかげで、色々なものに出会えた的なニュアンスです。

そのライブを見た時に、僕も本当そう思った。

そりゃ普通に恋愛して、結婚して、子供もできてそんな人生に憧れますよ。そんな同級生達を尊敬もします。これは本当に。

でもどうやら自分はそうじゃないみたいだ。それに対して前半部分にも書いたが、落ち込むこともあるけど、ここまでの全部を否定するのは違うんじゃないかとも思う。

ここまでの過程が全部無駄だとは思わないし、卑屈野郎にはなってしまったけど、そのおかげで様々なものに出会えたし。側から見たらダサく見えるかもしれないけど、自分が思うダサい大人にはなっていないから。

まぁそのうちなんとかなるでしょう。笑

今回はそんな自分をなんとか肯定するnoteになりました。

回り道しましょう。

 

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