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菌が来りて笛を吹く

雨が降ったくらいじゃ
なかなか人は死なんわな。
横殴りの雨でも猛烈な大雨でも
そうそう死人は出ん。
土砂崩れとかはアレやけど。

風ならどやろ?
突風でも台風でも
なかなか人間は死なないなぁ。

いやぁ、しぶといよな、ニンゲンって。
宮田くんもそう思うよね?

雨と風の合わせ技やったらどうかな?
まぁそれが台風か。

地震雷火事親父
台風まで全部来たら死ぬな。
親父も死ぬわ。

なら、消毒とか酸で死ぬやろか?
消毒液飲んだらヤバいけど
酸性雨浴びるくらいじゃまだまだか。
だいぶ前から問題なってんもんな。
でもワタシもアンタも生きてるしな。

寒さや熱さはどやろ?
-100℃や100℃になったら
さすがにしぶとい人類でも
死に絶えるか。

ってくらいな、
たぶん菌もなかなか死なんのよ。。。

ほったらかしたスポンジにも
まな板にもナニカが生きとる。

菌とウィルスって一緒??
まぁ何でもええけど。

ニンゲンにとっては
ちいちゃな世界の中だけど
あいつらにだって人生あるんよね。
きっと家族もあるわ。

菌の人生とか家族ってナニ?

まぁ彼らも絶滅しないように
必死に生きよるわ。

こう駄弁ってる間にも
住処を拡げてるわな。

スポンジに熱湯かけても
日光消毒しても
そんなん届かん奥の方まで
一家で逃げ込んでるわ。

家財とかどうしてるんやろ?
スポンジの中でスポンジ持って
逃げ回ってるかもな。

だから水回りもそやけど
道具一つひとつまで
ちゃんとキレイに後片付けしよな!

菌一家に痛い目に遭わされんで!

==========

ワタクシは道産子&名古屋在住のため
関西弁の再現度は低くてスミマセン。

昔々の大昔、バイトしてた飲み屋さんの
ちょっとスピ入ってた「お姉さま」の言葉。
ずいぶんと可愛がってもらいました。

90年代後半くらいだったのですが、
なんかもっとベッタベタの
強烈な関西弁だった記憶がある。

そんな関西の言葉に押し出されて、
「なるほど、さもありなん」
と思って一生懸命、水回りだけでなく
スポンジのお手入れまで
しっかりやるようになった
若き日の宮田くんなのであった。

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