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スナップの「タネ」はどこに落ちている??

夏井いつき先生をはじめ俳人の方々がよくおっしゃっていますが、日々の生活の中に俳句に「タネ」がある、と。同じように、スナップ写真の「タネ」だって存在する。

「タネ」=「観察」

道を歩くと『タネ』自体は確実に目の前に存在している。いや、映画を一本観るだけでも良い。倍速視聴なんていう『時間のムダ』はしないように!

何に着眼するか、そして、そこから何を感じ取るか。それは当人次第。

たとえば桜だと、両手を広げて咲き誇る姿が美しいと思う人も居れば、ドアップにしたり、風と共にひらひら舞う姿、地面に落ちた一面のピンクを美しいと思う人も居る。桜の周りに人も一緒に撮りたいよなぁ、とかも思ったり。

ああ、春はもうすぐそこ、、、と思いきや、熟成下書きだったため、春どころではなく大寒波襲来!みなさま、お気を付けて下さいまし!


さてさて、そういった美しい花に興味を持つ人も居れば、道に落ちている手袋や靴にアンテナが立つ人も。


物語をつける視点も大事だったり。

ただただその場で朽ち果てている、物言わぬビニール傘にどういった物語があるだろうか。アスファルトに刻まれた一つの足跡には、落ちているぬいぐるみには、一体どんなストーリーがあるだろうか。すべてのモノゴトの背後には物語があるはず。妄想一直線。


光を追いかけるのも良き良き。四季や昼と夜での違いを嗅ぎ分けながら……


街の変化もちゃんと観察していないと気が付かないことも多い。キレイさっぱり更地になったあとに、「アレ、ここって何が建ってたっけ???」ってことも。


人生いろいろ、猫生だってイロイロ。目の前を行き来する人にもネコにもちろん「それぞれ」があって、個々を妄想するだけでオナカイッパイだ。

とにもかくにも
まずは観察する。

そして気になったモノを
ただただ撮ってみる。

映画一本観る際も
隅々まで観察してみよう。
倍速なんかで観るなんて
モッタイナイ!

ロクに中身を堪能できないまま
ただ『観た』という事実が欲しいだけで
1時間なりを過ごすなんて
それこそ『時間のムダ』の極地。

こうして書いてみると、
ホントに日々できるような
カンタンなことなんだけど、、、

やはり心に余裕がないと
スナップのタネを拾い上げるのも
なかなか上手くいかない。

いやはや、この余裕の無さ
何とも厳しいご時世、世の中だ……

こうして、ちょっと見上げるだけなのに……

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