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リーマンショックは本当になかなかショッキングな出来事だった
ついこの前、朝ドラ「舞いあがれ」ではリーマンショックの時期を描いていました。2008~2009年あたりでしたかね。
この頃はまだ僕は東京でプログラマ。業界にもよるのでしょうが、大きな波は太平洋を越えてやや遅れながら襲来。。。
主人公の舞はパイロットの夢を諦め、実家の工場を手伝うことになりますが、僕はなんとなく、ホントにただただなんとなくプログラマにしがみついてました。
この時点で、東京で会社員を続けることに懐疑的だったのかも。
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外注として常駐で出ていた人間のほぼ全員が戻され、決して広くはない社内が大勢の人間で溢れかえったのはいまだに記憶に新しい。一気にではなく、五月雨式で徐々に膨れ上がって行く社内……
人が多くなっただけで、当然ながら賑やかになった訳ではなく、どよーんとしたイヤな空気に……
僕はというと、ちょうど案件から案件への谷間の時期で、次が決まらない状態がちょっと長引くかも、のタイミングで大波に飲み込まれて先輩ともども自宅待機寸前まで追い込まれていました。
社長と面談もあり、「ああ、いよいよなんだなぁ」と笑
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自分の食い扶持だけではなく、戻されて社内待機している人たちの日銭も稼がにゃならんし……
ということで、普段は決して仲の宜しくない(笑)営業が至る所に経歴書をぶん投げてくれて、どうにか案件を確保するというスレスレの綱渡り。。。
コレがなかったら、僕は給与数十%カットの状態で、バイトも転職活動もできないという羽目に。
基本、納会でも集まらない全社員ほぼほぼ勢揃いした社内には、「えぇ?アレやってんの??」ってくらい、とある省庁向けのかなり特化した案件に入っているプロフェッショナルタイプが居て、何でもやれまっせ・やりまっせのジェネラリストくずれの僕も居た。
が、ここまで経済が悪化するとどちらであろうともスパッと切られてしまう現実。。。
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こんなクソみたいな外圧の出来事でこの会社を潰す訳にはいかねぇ、こんな素晴らしい社員たちを手放す羽目にする訳にもいかねぇ、という思いは当然あったし、もちろん愛社精神もあったつもりだったんだけど、、、どうやらそこまででもなかったようで笑。
結局、転機となる東日本大震災の辺りまで、何となく惰性で働いてしまった。
意図せぬ外からの大きな刺激で人生がガラッと変わることはある。それ以前、カメラを手にしたあたりから「何かを変えたかった」という思いもありましたが、「…はて?何をするのが良いのやら??」でワークショップに参加するくらいで、特に動けず仕舞いだったので、今の自分の姿を見ると、まさかここまで変わるとは……
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「どんな人間でも変わることは出来る」とはいうものの、やはり少しでも変わろうとする意志がある人は変わりやすいと思う。
変わろうとしない人間は、何があっても、誰から何を言われても、そうそう変わらないし、変われない。
という訳で、リーマンショックと東日本大震災は大きすぎるキッカケでした。
「まぁ、ここまでもこれから先も色々あるだろうけど、どうにかしがみついて生きて行けるだろ」的になり、変なプライドは捨て、悲観的になり過ぎない程度の楽観視を出来るようになったのも大きかった。
今でも、写真でどうにもならんかったらバイトでも何でもするつもりだし、ジジイエンジニアでも必要とされる現場があるのならプログラマ・SEにも戻るつもりでもある。
こういう時にいつも思い出すのは、、、
「どうせ死ぬまで生きる
気楽にやれ
気取るな」
「積もるぜ 明日は」
松本大洋のカバー漫画『ドラえもん』からのセリフ。未来から来た老人のび太が少年のび太にかけた言葉。
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そう。
ニンゲン、どうせ死ぬまで生きるんです。
捨てちゃいけないプライドもあるけど、
捨てても良いプライドっつーのもあって。
ダメ人間だとしても、死ぬまでカメラを握っていられるように、今日も明日もお仕事頑張ります。
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