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しごとのかたち、ナゴヤのカタチ

とある媒体の編集長がインタビュア、僕がカメラマン、という布陣のある日の取材。

僕が名古屋に引っ越してきてから10年以上経つが、「ウチ、安いから申し訳なくて!」と言いながら別の媒体を紹介してくれて、そっちでは別の方と何度も仕事をしていたものの、編集長とは主にイベントやご飯の場・飲みの場でしか会ったことがなく、今回が初仕事(笑)。

一件目はエステ。自然光でキラキラのエステ。何ならちょっとだけ白くトばし気味でパッと明るく、華やかに、鮮やかに。クリップオンのストロボも軽めにバウンス。


二件目はキック&柔術・総合格闘技のジム。窓が無くやや暗めで重厚な室内。人はほんのり明るめ、ジム内やモノはゴリゴリっとコントラスト高めで。

どのカットを使うかは特に聞いていないので事前に写真は載せられませんが、代わりにテストカットを。

エステの写真は自然光とストロボの具合を見るテスト(もっと良いテストカット撮っておけば良かった笑)。ジムのサンドバッグは帰り際にパシャパシャとスナップ。たぶんこの辺りはボツカットだと思うので大丈夫でしょう。

地図アプリの最短ルートで出会った坂と階段

事前にメッセージで概要資料を頂き、当日取材前に「誰が何をするか」、「必要なカット」など、ちょろっと撮影のディレクション。ホントにちょろっと。あとは自由に、成り行きで。

僕のような自由人には変に細かな指示を出さないのが吉、というのは編集長の長年の経験から来るのだろうか笑

何せ一件目のエステでは、そもそもの概要資料ではセルフエステの予定だったんだけど行ったら当日急きょ変更!事前に打ち合わせを重ねていたとしても泡と消えていた。

やはり、車のハンドルも仕事もキツキツではなく「あそび」を残しておく方が良いですな。余白の部分でアドリブが利くように気持ちと機材の準備をしておく。

百戦錬磨の編集長の仕切りは万全だし、「あそび」の部分から飛び出したりしても、編集長も被写体の方々も率先して協力してくれるし、よっぽど劣悪な撮影環境じゃなければアイディアと工夫でどうにかするし、どうにかなるもんです。

という訳で、笑いとリアクションの絶えない二件の取材撮影終了。

たるみがどんどんリフトアップされて行くお顔を間近で見るエステの撮影ももちろん好きですが、薄暗いジムもやっぱり良いですな。いやはや、一日の中でのふり幅、最高です。

ちなみに二件目のジムは、通った写真専門学校のすぐそばなので以前から存在は知っていましたが、なかなか行く機会が……


で、その数日後、編集長を中心とした少人数での『フグの会』を開催!

データ納品後は編集長からは「確認しときます!」の連絡以降は特に何もなかったけど、お店に入って来てすぐに「写真、、、OK!ありがとうございました!」のひと言。

普段からの関係性が出来ていれば、それで全然問題ナシ(関係性が出来ていないうちはコマメに連絡必須!)。

という訳で、立ち話での挨拶や状況確認もそこそこに、フグたっぷり堪能・満喫コース、スタート♪

初っ端の煮凝りから最高じゃないか。

何かもうね、一枚一枚でも、アレとコレを組み合わせても、美味しい。。。食感も良い。。。ポン酢ダレ自体も飲み干したいくらい美味しい。。。

堪能・満喫コースなのでいっぱい料理が出過ぎて何点か撮り漏れが。そして、フグの絵と焼き白子を一枚でキレイに収めたかったが、たくさんの皿が並んでいたのでちょっとムリだった。

ゴロンとしたフグのから揚げ。ンま。

ひれ酒に火をぶわっと。

雑炊とお漬物。もうね、最後の最後まで、どれもこれも、、、ンまンま。

という、とある日のしごとのかたち、ナゴヤのカタチ、でした。

僕はムリにナゴヤに入り込もうとしていないので煙たがる人も居たりして、以前はその空気がちょっと苦手だったので、頑張って入り込まなきゃならないかなぁとか思ってたんだけど、何かもう全然気にならなくなった。年を取ると図々しくもなるってもんだ。

でも、一匹狼を気取ってるつもりもなく、手と手を取り合うのも大事ってのも重々承知しているつもりなので、誰か気になる人が居たらいつでも手を繋ぎましょう、というスタンスでもある。

んまぁ楽しい仕事と美味しいご飯があれば、誰だってどこにだって行きますわな笑

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