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午前中で終わる学校10

~型破りを型破る~

世界中の皆さんへ

僕のつくりたい学校は
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」
をすべての授業で大人が意識している学校です。

0の章(あきら)「絆は排他を生む」⑨~足並みを揃えられなかった「みやしー」の生き方より~

世界平和のカギは「応える」「応え合う」

ここ数年の僕のクラスの学級目標は「応える」

「ひとに応える」「ものに応える」「活動に応える」
さまざまな場面での汎用性があって
今では、いろいろな方々が、いろいろな場で使ってくださっています。
Respond 反応する
Response 反応
Responsibility 責任

「応える」ということは「責任」
世界の誰かの良さや苦しみに気づいて行動する責任
クラスの誰かの良さや苦しみに気づいて行動する責任
気づいて行動する それが「応える」

もちろん、「気づいて、判断して、そっとしておいてあげる行動」も優しい「応える」

「応える」を互いに実行し始めたら
それが「応え合う」こと
それが「応え合い」

「話し合う」ではなく「応え合う」

「話」という漢字の成り立ちでは
「神の言葉に対して誓いを立て、そむいたら罰を受ける」ので「神への祈りの効果を失わせ、他人を害することを言う」という意味がある
「応」という漢字の成り立ちでは
「神に問いかけ、それに応答がある」という意味がある

僕は、子どもたちを
   すべての命を
『応』援することをあきらめない

それが、僕の目指す「素晴らしい世界」
    僕の目指す「学校」の土台

僕の授業のめあては例えば・・・
「全員で●●について応え合えるひとになる」みたいなものが多いです。
それは、『全員が気づき合い、行動する』ということ。
リフレクション(振り返り)では
「仲間たちの何に気づき、どんな行動をとったか」という問いかけをします。

3の章(あきら)「組織バランス」③~担任を守る~

【組織の捉え方~多様な担任が少しでも楽に生きる、楽しく仕事するために。】

★僕は「ファミリーよりチーム」という捉えがおススメ
 ・ファミリーは理不尽がまかり通りやすい 
 ・ファミリーは抜けにくい チームは抜けやすい
 ・ファミリー=仲良しのイメージ。仲良し集団は進化しづらい。
 ・チームは契約なので多様な人が行きかいやすい
 
★一体感の怖さを知っておいた方がいい。
一体感は「非世の中的」であるってことを知っておいた方がいい。
世界は「えっ?」ていう価値観、文化のオンパレード。
自分の「ねばならない」はもちろん、気持ちよく通用しない。
だけど、その上で、どうつながっていくのか、を考えるのがおもしろい。
自分にとっての異端が共存できる世界がおもしろい。めんどうだけど。

 山田洋次監督が言っていました。
【寅さんみたいな人は今は生きられない。
『仕方ないなあ、あいつ!』って許容がなくなっていく時代。
寅さんに『もう自分はお呼びじゃないなあ、生きていく場所はない』
なんて台詞を言わせる世の中はつまらない。】

学校は「違い」に弱い。となりのクラスと違うことに大きく反応する。
ルールを決める時の、そもそも論のやりとりは十分にしないのに、ルールを運用変化させると許せない。~学校文化では、校則とかスタンダードって言う~
隣の家と違う、隣の自治体と違う、隣の国と違う・・・
違いに慣れる、違いから学ぶ習慣を身に付けておいた方がいい。
世界につながるから。

一人一(校務)分掌でいい。一つの提案を作るのに、一人が作って提案した方が早い。予備会議の時間がいらない。一年間で、多くの予備会議に出ずに済み、担任が授業準備や評価や自己研修の時間をとりやすくなる。担当のオリジナリティも出やすいから楽しい。前例踏襲になりにくい。不安だったら、自ら時間をコーディネートして、他のスタッフに考えを聞いて回ればいい。主体的な提案作りになる。コミュニケーション力も向上する。

会議時間コーディネート
 大きな会議でも、少人数の会議や立ち話での情報交換でも、自分の発言を短くして、相手に考えや思いや情報を出させることが、学校の教員は不得意。ファシリテーションの手法を学んで、教員全員が会議の場で考えを出し合える~応え合える~ように、午前中で授業を終えて、午後に研修するといい。目的を明確にした効率の良い会議をして、個人または共同で、授業の準備や評価をする時間を生み出す。
 ファシリテーションとは

https://www.faj.or.jp/facilitation/


 ちなみに、事務連絡はメールでいい。

異動者や新任者と組織の違和感を応え合うミーティング
 5月や6月くらいに、異動してきた職員、新任の職員から、今の職場、学校の違和感を聞く。もちろん、よさを聞くのもいいが、違和感は出しにくいので、組織の成長のために「違和感」を言葉にすることを歓迎する。そもそも、風通しをよくして、組織に刺激を与え、変化を促すための異動なのだから。予定調和はおもしろくない。新任の職員もやりたいことがあって、教員になったはずだし、オリジナルのプレースタイルでチャレンジしてみればいい。やたら、先輩に教えられて、「なぞり」や「こなし」に慣れない方がいい。楽しんで挑んで苦しんで道を見出せばいい。それぞれの担任が「あなたがベースです!」という信頼感からスタートしたらおもしろい。先輩も危ない?刺激をもらえる。

以下の項目は次回以降につづく・・・
【研究アイデア】
★研究改革~講師選定・協議会運営・指導案型・事前研究と事後研究
★自主活動・研修奨励

【おまけのお願い】
★カリキュラム編成専門委員会
★時数と教える内容の再編成
★教員養成見直し
だめな校長の新しい見つけ方

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