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OBOG15名に調査!結局、みやっこベースの事業は「宮古の子ども・若者の​​幸福度」向上に繋がったのか?

先進国である日本の子どもたち。
裕福な子どもが多いのではないかと思われるかもしれませんが、実際日本の子どもたちの幸福度は世界で何位だと思いますか?

先進国の子どもの幸福度をランキングした2020年のユニセフ報告書「レポートカード16」によると、日本の「子どもの幸福度」の総合順位は20位でした(38カ国中)。しかも、身体的健康は1位であるにも関わらず、精神的幸福度は37位(ワースト2位)であり、身体と精神の健康のバランスが取れていないことが分かります。

出典:ユニセフ報告書「レポートカード16」
https://www.unicef.or.jp/news/2020/0196.html


こうした現状は、宮古市の子どもたちも例外ではありません。
これまで8年半、小学校〜若手社会人向けの事業を展開してきたみやっこベースとしても、宮古の子ども・若者たちの幸福度を向上させることに貢献することができたのか、気になるところです。

そこで今回、OBOG15名に簡易的なアンケート調査を行いました。結果をご紹介したいと思います。


主観的幸福度につながる4因子

アンケート調査結果を紹介する前に、そもそも「幸福度」の前提についてです。
「幸福度」というと、数値で測りづらい抽象的な概念と思われるかもしれません。しかし、「幸福学(幸福経営学)」を提唱されている慶應義塾大学・前野隆司教授らは、心理学的・統計学的研究で幸福感を成す4因子を下記の通り定義しています。

4因子

主観的幸福度につながる4因子
①自己実現と成長(やってみよう)
②独立とマイペース(あなたらしく)
③つながりと感謝(ありがとう)
④前向きと楽観(なんとかなる)

出典:主観的 well-being とその心理的要因の関係
http://lab.sdm.keio.ac.jp/maeno/papers/JPA2012_saeki.pdf

この前提を元に、アンケート調査を見ていきましょう。


OBOG15名に聞いた、「みやっこベースがあってよかったこと」

マンスリーサポーター募集キャンペーンを開始するにあたり、20〜26歳のみやっこベースOBOG15名に対し、「みやっこベースがあってよかったことは?」という自由記述の簡単なアンケートを実施しました。

その結果、ほとんどの回答が「主観的幸福度につながる4因子」に振り分けることができました。

Q.「みやっこベースがあってよかったことは?」

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おわりに

いかがでしたか?

このように、これまで学校や家庭だけでは得ることができない機会を提供してきたことにより、宮古の子ども・若者たちの「幸福度」に貢献できたと言えるのではないかと思います。

この時代に子どもたちが幸せな人生を歩んでいくためにも、自分が好きなこと・興味があることが何なのかを知り、自分なりの価値観を育んでいくことが必要であると考えています。

今後もより多くの宮古の子ども・若者の幸福度アップにつながる事業を続け、幸福度の高い子ども・若者たちを増やすことに挑戦していきたいと思います。

ぜひ、ご支援のほどよろしくお願いいたします。


▼キャンペーンページ
子どもが希望と意志を持ち、未来を切り拓くことができる地域へ。「みやっこサポーター」100人募集!
https://syncable.biz/campaign/1885