見出し画像

リーダーとしての正直さ (vol 153)

リーダーに最も求められているのは「正直さ」

ネット上の書評で見つけました。当たり前の言葉ですが心に刺さりました

この情報、Credibility; How Leaders Gain and Lose It, Why People Demand という本に書かれた内容です。リーダーシップに対する15,000人への調査で、良いリーダーとして期待されるNo1項目は「正直さ」との結果が出ました。

良い情報も、悪い情報も自分に開示されているだろうかと、チームメンバーは気にしている。情報開示がリーダーに求められている「正直さ」だといいます。
自分に対して隠し事がある事が分かると、自分がチームの一員として認められていないと感じます。お互いが疑心暗鬼で仕事をすることになり、本来のパフォーマンスを発揮できません。だからこそ、マネジメントの透明性が求められる。これは至極当然のことです。

この記事を読んだ後、「正直さ」の言葉が私自身に刺さっていました。
   「正直さってなんだろう」
常々、リーダーはロールモデルでなければならないと思っていますし、実践しようとしています。では、自分の本当の考えや価値観を隠してロールモデルとして
   「振る舞う」ことは正直なのだろうか?
「ロールモデルであるべき」、の考えと、「ロールモデルでありたい」には大きな差があって、心の底から「こんな風にありたい」との正直な気持ちがなければ、きっと化けの皮が剥がれてしまうでしょう。
    自分は大丈夫だろうか??
とハッとしました。もう一度襟をたださないと。。。

もう一つ、組織の中での議論や方向性が自分の意見と異なる時、自分の意見を表に出すことを躊躇して押し殺してしまう。
    これは正直と言えるでしょうか?
情報開示という透明性は形として整っても、「自分の気持ちや意見」に偽りがあると、これは正直さと言えるのだろうか。自問するきっかけになりました。

自分に対して正直であって、この延長として組織に対しても正直になれる
これが自然と実行できるリーダーになりたいものです。

更に、自分自身だけでなく、チームメンバーが自分に正直になれる環境を準備できているだろうか。組織全体に気を配る必要性にも気付かされました。
チームメンバーの気持ちや意見を押し殺した、見かけの透明性を繕う環境に陥っていないか。常に意識できるリーダーでありたいですね。
こんな発見をマネジャー達とシェアしたいと感じました。

In a survey of 15,000 leaders, the No. 1 item required of a good leader was "Honesty". (*1)
As a leader, being honest is essential. Further, Let me ask you two questions about honesty.
(1) Is your honesty not only with your organization and the people around you, but also with yourself?
(2) What can you do to generate the culture to one where not only your own honesty, but "everyone" in the organization or company is full of honest people? What will you do today?
Why don't you ask yourself these two questions and keep them in mind?
Quote(*1) : Credibility; How Leaders Gain and Lose It, Why People Demand it" Author : James M. Kouzes and Barry Z. Posner
15,000人のリーダーを調べた結果、良いリーダーに求められているNo.1項目は「正直さ」でした。
リーダーとして正直であることは必須です。
この、正直さについて、2つの質問、お願いをします。
(1) あなたの正直さ、組織や周りの人に対してだけでなく、「自分」に対しても正直と言えるでしょうか?
(2) あなた自身の正直さだけでなく、組織や会社の「全員」が正直な人であふれる文化に変えていくために、あなたにできることは何ですか? 今日、あなたは何をしますか?
2つの自問、常に意識してみませんか?
引用:Credibility; How Leaders Gain and Lose It, Why People Demand it"
by James M. Kouzes and Barry Z. Posner

正直、は組織としての透明性の基礎を作り、メンバーの包含、エンゲージメントにつながるものです。ドラッガーの言う、「マネジメントは真摯であること」にも通じます。
しかし、それだけでは不十分です。行動の正直さだけでなく、心の深いところでも「自分に正直」であることを組織の文化にしたいと思っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?