Photo by iwanoricco 遠い記憶 二十九話 37 宮島廣子 2021年5月12日 09:28 ¥100 母の中には、私は居なかった。母の大事な物は、自分のプライドと体裁だった。都会と言う所は、煌びやかで、ライトを浴びる事に憧れを、与える所だったろうか。自分を着飾り、人の上に立って物を言う事の喜びを手に入れた母に、誰の口もたたなかった様だった。元々、賢さと感の良さも相まって、人を引き付ける物を持っていた。それが、母を傲慢にして行った様に思う。 ダウンロード copy ここから先は 4,166字 ¥ 100 購入手続きへ 9人がオススメ ログイン #毎日note #小説 #お金 #学校 #会社 #友達 #資格 #母 #卒業 #自分史 #アパート #弟 #宮島廣子 37 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート