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語学学校、実際どういうことを勉強するの?

こんにちは。
今日はバンクーバーで通っていた語学学校の授業内容を紹介しようと思います。私が行っていた語学学校の名前は出さないですが、かなり小規模校でした。語学学校によって変わるとは思うので、ご留意ください。

語学学校で一般的に勉強すること

General English(一般英語)

最も一般的な語学学校のコースです。一般英語という名前の通り、多くの生徒がこのコースに所属し、4技能をバランスよく学びます。レベル分けもされており、どの英語力でも入学できます。

Business English

ビジネス英語を学びます。英語力については一定のハードルを設けている場合が多いです。

Academic English

進学準備、大学などにそなえて、アカデミック英語を学びます。IELTSやTOEFLの対策も行ったりします。これもある程度の英語力が求められます。

語学学校の授業内容 午前

まず私が行っていた語学学校の授業の仕組みを紹介しようと思います:)

私が行っていた語学学校は、午前と午後で大まかに授業内容が分かれています。

午前中は、大体が一般英語のクラスに属しますが、ビジネス英語を学ぶ生徒も少数ですがいました。私は一般英語にしかいなかったので、それメインで書こうと思います:)

午前(一般英語)

レベル分け

入学時のレベル分けテストで6つのレベルに分けられます。

オーストラリア留学センター

オーストラリア留学のサイトより拝借しましたが、カナダもこんな感じです。大規模校だと12クラスとかに分けられることもあります。

一般英語のクラスは、上の表の同じレベルの人同士で集まったクラスで、中級にあたるpre interemediateやinteremediateは特に生徒数が多かったです。

授業内容

一般英語の授業内容としては、教科書があり、それに沿って行く感じです。大体今日はリーディング、今日はディスカッション、今日は文法、みたいに流れが決まっています。

日本の英語の授業より、だいぶアウトプットの機会が多く、4技能バランスよく学べたと感じています。(ライティングだけは、日本より多いかは微妙だったけど、英作文の機会は多かった。)

テストについて

そして多くの語学学校が、定期的にテストを行います。大体週1だと思うのですが、私の語学学校では、毎週月曜日がテストでした。週末勉強できるように、という意味らしいです。

テストの内容は、リスニング、文法、語彙、リーディング、ライティング、といった構成です。文法や語彙は習ったことが出てくるので、勉強すれば絶対大丈夫な内容です。それ以外は対策のしようがないけど、レベルにあった内容です。

ライティングのテストですが、これはクラスのレベルが上がるほど、ヘビーになります。pre intermediateのライティングでは、エッセイを書くというより、決められた単語や文法を使って文を書く感じです。5文くらい書きますが、英作文と言った方が近く、今思うと難しくなかったです。

これがintermediateになると、ライティングでは与えられたテーマについて150語のエッセイ、advanceになると250語のエッセイ、というように、どんどんライティングにかける時間が多くなります。(毎度ライティングが辛かったです)

フィードバック

さらに、この午前中の授業では、毎月先生からのフィードバックも貰えます。4技能それぞれで、どれがその生徒の強みなのか、改善するとしたらどこか、どうすればより英語力を伸ばせるか、といったことを書いてくれます。
どの先生も長文で書いてくれるので、とても楽しみにしていました笑

午前(ビジネスイングリッシュ)

ビジネスイングリッシュのクラスを受講したい場合は、一定のレベル制限を設けている場合が多いので、入学前に語学学校へ連絡する必要があります。

このコースにいた友達の話だと、毎日のようにプレゼン作りに励んでいたイメージです。(言うことが少なくすみません)


語学学校の授業内容 午後

午後は選択科目です。属しているレベルによって、選択できる授業も変わるのですが、複数のオプションから選べます。また午後のクラスはテストもなく、教材も教科書ではなくプリントで行っていました。

結構アナログが多いと思うので、ファイルや穴あけパンチを日本から持っていくのをおすすめします。

会話クラス

会話クラスは、どのレベルに向けても開講されていました。もちろん、初級向けの会話クラス、中級向けのクラス、上級向けのクラス、とレベルごとに同じ会話クラスでも分けられますが、どのレベルでも選択可能でした。

会話クラスでは、先生が会話のネタとなるようなプリントを用意してくれるので、それに沿ってクラスメイトを話す感じです。数人のグループで話すこともあれば、2人組で、ということもありました。

個人的に感じたデメリットは、会話クラスなので先生がどうしても聞き役にまわりやすい点です。そのためかメリハリもなく、なんか放課後友達とだべってる雰囲気になりがちでした。
しかも会話がメインなので、会話の馬?が合わないペアやグループだと辛いです。仲いい友達がいればその友達と話すのがベストですが、やはり雑談の延長線上になってしまうので、私にはあまり向きませんでした。。

文法クラス

こちらも会話クラス同様に、レベルごとに複数クラスあり、どのレベルでも受講できます。私は文法クラスに属したことがありません。理由としては日本では文法だけを習ってきたから笑 そのせいか、会話クラスはアジア人が多く、文法クラスはラテン系やヨーロッパ系が多かったです。

発音クラス

発音クラスはintermediate(中級)、pre intermediate(初中級)向けに開講されていました。そして個人的にはとても意味のあった時間でした。

たぶんクラスメイトとの相性もありますが、生徒が私入れて4人と小規模で、発音も学べながら、ちょっとした疑問もすぐ聞けたし、小規模なため話す機会もとても多く、楽しかったです。(これは私の場合ですが、、)

授業内容としては、毎日複数の音に集中してマスターしていきました。日本人として学ぶ意義があったのはRとLの違いと、THの音です。
このクラスを通して、RとLは、発音はできるようになりましたが、聞き分けが私には無理でした。。言えるのに聞けないという謎です。


IELTS対策クラス

IELTS対策クラスは、どの語学学校でも上級向けに開講されていると思います。私が行っていた学校でも、upper intermediate(中上級)とadvance(上級)向けでした。

授業内容はもちろんIELTS対策です。でもただ問題演習するのではなく、問題を解く上で有効なスキルを教えてくれました。私がIELTS6.5も独学では無理だったし、この時の授業のおかげだと思っています。

週に1,2回ライティングを練習する日もあり、そこで書いたエッセイは毎回先生が回収して添削してくれていました。添削ってめっちゃお金かかるので、素晴らしい授業です。

ちなみにIELTS対策クラスを通して(IELTSスコアアップ以外で)習得できたものは、

・カジュアルな英語とフォーマルな英語の違いが分かり、使い分けできるようになった
・リーディングで知らない単語が出てきても、文脈からある程度意味が予想できるようになった
・とてつもなくライティングスキルが向上した
・そもそもIELTSのトピックが学術的なので、アカデミックイングリッシュに慣れる
・イギリス英語に慣れる
・語彙が伸びる

といった感じでしょうか。

IELTS対策クラスにいる生徒は、みんなIELTSを受験する予定なのか?と言えばそうでもなく、ただIELTS対策クラスが、一番4技能をバランスよく習得できそうだったから、という理由で来る人が多かったです。

私は留学期間6か月のうち、後半3か月は、午後のクラスはずっとIELTS対策クラスを選択していました。初日の授業ではクラスメイトの英語力に圧倒されて、ついていけないって思いましたが、後半は正答率もだいぶあがりました。自分でも自分の英語力の伸びに驚いたほどでしたが、濃い時間でした。

IELTS対策クラス(TOEFLや、アカデミック英語のクラスでも)があれば、ぜひ受けることをおすすめします。

時間割

語学学校の授業時間も紹介します:)これは学校によってことなりますが、だいたい1日の拘束時間は6時間程度だと思います。

1コマ75分で、休憩時間は15分でした。
1日4コマで、週25コマのコースでした。

おまけ 語学学校のフィールドトリップ

何か面白いんですけど、日本ではフィールドワークの方がよく聞くけど、語学学校では数時間のお出かけでもフィールドトリップでした。

語学学校ではたまーにフィールドトリップがありました。午前の一般英語でいったものが殆どですが、一度午後のクラスでも行きました。

1.バンクーバーの図書館に行く

フィールドトリップ1は図書館でした。その週のテーマが本に関することで、その週に習った本の関することを活かして図書館内を見ようみたいな感じでした。

2.近くのドラッグストアに行く

2つ目はドラッグストアです。薬について習ったので、薬を見に行きました。ペアごとに、咳止め、鼻水の薬、鎮痛剤、と複数の薬の効能や効き目をワークシートに書いた記憶があります。

3.アートギャラリーへ。

3つ目はアートギャラリーです。その週のテーマが美術でしたので、アートギャラリーへ行って、気に入った作品の感想などを書きました。

4.中華街へ。

最後は中華街へ行きました。中華街の建築や、中華街ができた経緯などを見てきました。これはIELTS対策クラスのフィールドトリップでしたが、確かその後中華街での観察をもとに、スピーキングの練習をした記憶があります。

最後まで読んでいただきありがとうございました:)

当たり前ですが、入学時からできるだけ上のクラスへ入れるように、日本でも英語を勉強していくのをおすすめします!
語学学校へ行こうかな、と考えている方の参考になれば幸いです。

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Miyabi │ イギリスの大学1年生
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