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【覚書】文章を書く上で大切なこと

《文章を書く前の準備》

①文章を書く目的を考える

なぜ文章を書くのか?何を自分は伝えたいのか?文章を書くことによって自分や周囲にどんなメリットがあるのか?
これが明確でない文章は単なる自己満足だし、目的がないなら日記かチラシの裏にでも書いておけばよい。

②テーマを設定する

読む相手(ターゲット)を想定する
例えばボートレースの話でも、初心者に向けて書くのか、中級者に向けて書くのかでは説明すべき内容がまるで違う。テーマを設定したら、その文章はどこに向けたものなのかを常に意識しておく。

③テーマに対して、自分の立ち位置と伝えたいことを明確にする

テーマに対して、自分はどう考え、どんな立場で意見を表明しようとしているのか?
文章を書く上での「柱」となる部分で、構成に迷ったらここに立ち返って考え直せばよい。

④全体の構成を大まかに考える

ここまでできたら、書き始める前に全体の構成を大まかに考えておく。詳しくは書き始めてからまた考え直せばよいので、初めは大体で構わない。

《文章を書く中で大事なこと》

⑤結論は最初と最後に

言いたいことは最初と最後に置く(PREP法/双括式)ことで、ゴールへの道筋が見えやすくなる。

⑥1文は長くし過ぎない

よく1文は60字以内とかいうが、そんなことをいちいち意識しながら書いていたら日が暮れてしまう。読んでいて、「そろそろ句点がなくて気持ち悪いな」と思ったら適当なところで句点を付ければよい。

⑦正しく主語と述語を連動させる(厳密に)

⑧段落ごとの関係(論理展開)に不自然な点がないか注意する

途中で何度も読み返す
主語と述語が正しく連動していない文は読んでいて気持ち悪い。また、段落ごとに論理展開があっち行ったりこっち行ったりしていると読み手が混乱する。これらを避けるためには、一段落書くごとに読み直すくらいの慎重さが欲しい。

⑨具体的な数値やデータを取り入れ、主観と客観を明確に分ける

主観と客観が分かれていない文章は読み手が誤解を招く可能性が高い。数値やデータを示して客観的な証拠を示したり、意見を表明したい場合は文末に「と思う」「と考える」を明示する。

⑩同じ表現の繰り返しを避ける

強調したい内容で同じような意味の表現を使いたくなるときがある。そんな時は上手く言い換えを使い、読み手に与えるストレスを最小限に留める。

⑪誤字・脱字は論外

誤字・脱字、特に誤字は論外。読み手にアホだと思われる。

《最も大事なこと》

限界オタクになるな!削るのも勇気

文章を書いていると、「あれも伝えたい」「これも伝えたい」と書きたい内容が膨らみ、最終的に長ったらしくよく分からない代物ができることがある。
私はこれを文章の「限界オタク化」と呼んでいる。言いたいことが多すぎて相手にマシンガントークをぶつけた挙句、伝えたいことも伝えられず単に気味悪がられる。そんな一方通行のコミュニケーション。

自己満足化するのを避けるためには、枝葉末節の部分を削ぎ落とし、なるべく短い文章にする外はない。自分が伝えたい要素を並べたうえで、それぞれに優先順位を付け、本筋から外れるものは思い切ってカットする勇気―それが文章を書く上では最も重要だ。
もちろん、必要なものまでカットしてしまっては意味がない。その辺の感覚は、繰り返し文章を書く上で養っていくしかない。

口頭でのコミュニケーションと違って、文章には考える時間が多く与えられる。焦ることなく、一つ一つの内容を吟味してから発信できるのが文章の良いところなのだから、この強みを活かさない手はないのである。

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