緋色有機

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輪廻の学び舎

主人公の名は悠人(ゆうと)。彼は生前、平凡ながらも心優しい青年だった。しかし、死後に彼が目にしたのは想像を絶する光景だった。 仮想空間の地獄、そこは死者の意識が集まり、様々な試練や体験が与えられる場所だった。悠人は受付を済ませ、セラピーを受け、さまざまな体験をした。そしてついに、天国への階段の前に立った。 「これで終わりか…」悠人は胸をなで下ろした。しかし、その時、地獄の管理人である大王が現れた。 「待て、悠人よ」と大王は言った。「お前はまだ、この人生において学ぶべきこ

    • 永遠の星と失われた愛

      昔々、遥か昔の時代、神々が地球を創造した時、星々は輝きを放ち、大地に祝福を与えた。その中でも、特に美しい星がありました。その名は「アルディアナ」と呼ばれ、その輝きは他の星々をも凌ぐ美しさでした。 アルディアナには、星の女神として知られるエレンシアという美しい女性が住んでいました。彼女は星々の力を司り、大地に恵みをもたらす役割を果たしていました。彼女の美しさと優しさは、星々の間で広く知られ、多くの神々や人々から敬愛されていました。 ある日、アルディアナの隣に位置する星、アル

      • 逞しく美しい彼女との健康な週末

        彼女は、まるでスポーツウェアのモデルのように、逞しく美しい身体を手に入れていた。鏡の前で、誇らしげに自分の筋肉を見つめる彼女を見て、僕は驚いた。彼女がジムでの努力を惜しまない姿勢に感心し、尊敬の念すら抱いていた。 ある週末、彼女はその成果を自慢げに見せてくれると言って、僕を彼女のジムに招待してくれた。ジムの中は活気に満ち、色々な人たちが汗を流していた。彼女はプロのように器械を使いこなし、その姿にはまるで別人のような力強さと自信が溢れていた。 彼女のトレーニングが終わると、

        • 癒しのナース服

          最近、仕事が忙しく残業続きで、疲れが取れない日々が続いていた。友人から近くに開業したクリニックがあると聞き、思い切って診察を受けることにした。 事前に症状を伝えたら、良い薬があるとの返事をもらい、ホッとした気持ちでクリニックを訪れた。待合室には落ち着いた雰囲気が漂っており、リラックスできそうだった。 そして、診察室に呼ばれた時、そこにいたのはセクシーなナース服を着た女医さんだった。彼女の美しい笑顔に、疲れた心が一気に癒されるような気がした。 「こんにちは、症状はいかがで

        輪廻の学び舎

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          異星の影-地球と異星の共存を賭けた広告戦略の裏側

          男性社員は、女性社員の失踪と街の猫たちの謎の消失に興味を持ち始めた。女性社員は普段から猫好きで、研究開発室の新しい広告手法にも熱心だった。男性社員は、女性社員が何かに巻き込まれた可能性を感じ取った。 調査を進める中で、男性社員は〈猫地点〉という猫たちの集まる場所に注目する。そこで猫たちは、何かを察知しているようだった。また、異星人たちの存在も明らかになり、地球人との協力関係が深まっていく中で、事件の真相に迫っていく。 やがて男性社員は、女性社員が異星人たちの広告手法に関わ

          異星の影-地球と異星の共存を賭けた広告戦略の裏側

          異星からの老人たち

          地球を侵略しようとする異星人が現れた。彼らは宇宙を放浪していた20億人の老人たちだった。彼らの故郷の星は科学者の核実験で滅び、円盤の中で冷凍睡眠をしていたが、その装置が故障してしまい、地球に到着した時にはすでに老いていた。 地球人との共存を条件に、異星人たちは超技術を提供する代わりに、自分たちの世話をしてほしいと頼んだ。しかし、地球人たちは老人たちを冷たくあしらった。そして、安い労働者を使って彼らの世話をすることにした。 労働者たちは待遇改善を求めて異星人たちの超技術を奪

          異星からの老人たち

          霊力の対決

          運命の終着点に至った男は絞首台に吊るされ、その魂は白骨に囚われ風に揺られていた。 しかし、男が生前結んでいた友情の証として三人のならず者が絞首台の鎖から遺体を解き放つ。 彼らは大司教の墓を掘り返し、男を埋葬する。 そして、死後は大司教として眠り、参拝者の祈りによって天国に行くようにと言い残した。 男の魂は大司教の墓の中で熟成され、墓の霊力を吸収して巨大な力を持つようになった。 男の代わりに掘り起こされた大司教の遺体は野にさらされ、大司教の魂は怒って悪霊と化した。 大司教の墓

          疾走!サラブレッドの挑戦

          本日のメインイベントは、驚異のサラブレッドが疾走する「セルフ競争」です。出走馬はたった一頭、しかし、その走りは圧巻の一言。初出走のレースでは、なんと5秒もの世界記録を塗り替え、2回目のレースでも10秒という驚異的な数字を叩き出しました。その速さに、他の馬主たちは賭けに出ることすら躊躇するほどです。 しかし、賭けが成立しない状況に調教師は一計を案じます。競争相手が出なくなることで競争が成立しなくなる―そこで、彼らは「セルフ競争」を提案します。この斬新なアイディアは大成功。賭け

          疾走!サラブレッドの挑戦

          食べられる紙の味

          ショッピングモールのトイレで本を食べる女性を目撃した小説家は、自分でも小説のページを頬張ってみることにしました。すると、その紙の美味しさに驚きました。これはどんなご馳走にも匹敵しないほどの美味しさでした。その美味しさに比べて、現実の食事はどれも味気なく感じられました。 「これは一体…?」と小説家は不思議に思い、調べてみることにしました。すると、その小説には食べられる紙が使われていることが分かったのです。お風呂で読める本が防水紙を使っているように、この小説には食べられる紙を使

          食べられる紙の味

          ネットの向こう側

          今日はちょっと懐かしい話を思い出しました。子供の頃、親に買ってもらった自分専用のコンピュータが、ただの端末に過ぎないことが、当時の私にはとても悲しかったんです。そのことを最近、カウンセラーに話していたんです。 当時の私は、そのコンピュータをネットワークから切り離す方法を模索し始めました。"LANの設定を切ればいいんじゃないか"と思いつき、調べてみると、案外簡単な方法でした。有線LANのケーブルを外すだけで、コンピュータはネットワークから切り離され、スタンドアローンになりまし

          ネットの向こう側

          愛の観覧車 ~巨人との戦い~

          地平線の彼方に見える観覧車。それに乗りたいという妻の頼みで電車の終着駅まで赴いたが、ちょうど遊園地の解体中だった。 軌道をうねらせ抵抗するジェットコースターに手を焼いた係員は巨大化すると、丸めた軌道を観覧車にはめ込んで転がし次の町に向かうのだった。 「巨人の弱点はうなじだ!」私は叫ぶと立体起動装置を使い、巨人の攻撃をかわしながらうなじへと剣を突き立てた。巨人は弱点を攻撃されて足元から崩れ落ちた。 観覧車は解体されずに残っていたので、妻と一緒に観覧車に乗って愛を語り合った

          愛の観覧車 ~巨人との戦い~

          オウムのメッセージ

          昔々、人類は宇宙の彼方に知的生命体を求めて手紙を乗せた人工衛星を発射しました。しかし、その手紙には返事はありませんでした。絶望した人々は、もはや知的生命体には期待できないのではないかと考えました。 その頃、ある人物が現れました。彼は自分には知的生命体と交信できる能力があると主張し、大金を要求しました。人々は希望を抱き、彼にお金を渡しましたが、結局知的生命体は現れませんでした。やがて、その人物が詐欺師であることが発覚し、彼は処刑されました。 しかし、実は知的生命体はすぐそば

          オウムのメッセージ

          星の彼方からの疑似体験

          はるか彼方からやって来たエイリアン。 彼らは、現実を単なる因果の連鎖ではなく、予知された出来事の一環と見なしているようだ。 ある日、彼らと対話を行う言語学者は、エイリアンたちが使用する文字や言語を解析する過程で、まだ現実には存在しないはずの娘との日々、そして早すぎる別れといった未来の記憶を得る。 驚いた言語学者は言った。「これは未来の出来事なのですね。私にも同じような未来が訪れるということですか?」しかし、エイリアンは冷たく答えた。「いや、それはあなたの体験ではなく、疑似

          星の彼方からの疑似体験

          夢の旅路:時空を超える投資家の物語

          私は今からおよそ十年前、夢の中でタイムトラベルをする能力を手に入れた。その夢の中で私は過去に戻り、未来を覗き見ることができた。最初はただの夢だと思っていたが、それが現実になるとは思ってもみなかった。 ある日、夢の中で見た未来の世界には、私の知らない会社が栄えていた。その会社は革新的な技術を持ち、将来有望な業績を示していた。私はその会社の株を買うことを決意し、夢から目覚めた後に実際にその株を買い取った。そして、その会社は私の夢通りに成功を収め、私の資産は急速に膨れ上がった。

          夢の旅路:時空を超える投資家の物語

          水死体から始まる村の経済復興劇

          【特報】水死体から始まる村の経済復興劇 静岡県沿岸部に位置する鷹見村で、驚くべき現象が発生しました。昨日、海岸に打ち上げられた女性の水死体が発見され、その美しい容姿と艶やかなボディが村人たちを魅了しました。 この水死体は、村人たちによって「美希さん」と名付けられ、敬意を持って扱われています。彼女の亡くなる前の姿を想像し、その命の儚さに嘆く村人たちの姿が見られます。そして、彼女の葬儀は近隣の村まで巻き込み、大規模なものとなりました。 この葬儀には多くの観光客も訪れ、周辺の

          水死体から始まる村の経済復興劇

          火星の女神像を盗んだ亀

          火星の都市、その名をメリディアンという。この都市には古代から伝わる神秘的な女神像が博物館に収められていた。 ある日、盗人がこの女神像を盗み出すことを企んだ。しかし、彼は日曜日になる前に盗み出す計画を立てたため、土曜日のうちに博物館に潜入することに成功した。 「これで一日以上の猶予がある。この仕事は楽勝だ!」盗人は得意げに笑った。 盗人は女神像を盗み出し、自分の手中に収めようとした。しかし、そのとき、ついうたた寝をしてしまった。 「ああ、もう朝か。さて、女神像を見てみよ

          火星の女神像を盗んだ亀