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私の人生の軌跡 ③ 『赤ちゃんから終活まで』~保育編~

『ゆりかごから墓場まで』
この言葉は多くの人が聞いたことがあるだろう。

これは、第二次世界大戦後の英国の社会福祉政策、社会保障制度の向上をうたったスローガン。
学生の頃、授業でも習ったことがあるかと思う。

私はその言葉をもじって、
『赤ちゃんから終活まで』を私の思いを表す言葉としている。

私が保育を志したわけは、以下の記事で書いているので、興味のある方は読んでみてほしい。

今日は、私の人生の軌跡③として、
「保育の現場で体験したこと、感じたこと」をまとめてみたい。


保育の場での働き

福祉と保育を学んだ私は、
障がい児も含めた子どもの現場で働いてきた。

机上の学びより、子どもについては、子どもに学べ、
子どもと共に過ごすことで、子どもを深く知ることが出来た。

そして、わが子の誕生💕

保育者として、ある程度わかっていたつもりだったけど、わが子が生まれてから、「子育て」の大変さと喜びを自分事として、深く味わえるようになった。

それはまさに『命』とのかかわりだから。

そして、一日一日成長していくわが子の姿を近くで見る経験が『保育の現場』でのより良い対応にも繋がった気がする。

わが子を産み育て、辛さも大変さも経験することで、また「子育て」をしている保護者への心からの共感、応援にも繋がった。

子どもは未来の社会を担う存在

保育の現場で、その大切な子育ての一部に関われたことは、大袈裟に言えば、私の誇りでもあると思う。


保育の場の大人の存在

でも、保育者は子育て経験者でなければダメということはない。

いや、私は保育の場所は、様々な大人がいるのが良いと思っている。

おばあちゃん、おじいちゃん、パパ、ママ、お兄さん、お姉さん、そして、動物たちも・・・

様々な年齢の大人の存在がいて子ども達に関わることが、私の理想の園像‼️

例えば、
おばあちゃんである園長先生や給食のおばさん、おじいちゃんであるバスの運転手さん、
赤ちゃんを担当するママ、
子どもと走り回るパパやお兄さんやお姉さん、

保育の現場には女の人だけではなく男の人の存在も大きい。
若い先生だって大切だ。

園の中に、小動物がいることも理想かな。。

色々な大人が、そばにいる。見守ってくれて、応援してくれる。
子ども達にとっては、素敵な環境だと思う。

園選びには、色々な年齢、性別の保育者が働いていることも、ポイントの一つだと私は思っているので、ご参考までに☆☆


子どもの姿

さて、そんな園での生活のなかで、
私は子どもの姿に何度泣かされたことか(笑)

◎0歳児クラスの子どもが、泣いている友達のところに近づき、
そっと頭を撫でて『いいこいいこ』したり、時には泣いている子の涙をティッシュで拭いてあげる姿を何回も見た。

親や保育者が、自分や他の子ども達にしていることを真似たり、それをしてもらって嬉しかった経験を、今そばで泣いている友達にしてあげたのだろう。

0歳児だって共感するし、寄り添えるのだ。

◎いつも友達とぶつかり合い喧嘩ばかりしていた年長の子ども。

大好きな友達が出来て、その友達と遊びたくて、自分の心をコントロールして、手を出さずに遊び出す。

大好きな友だちの存在が彼を変えた。


人間はみんな違うけど、同じような成長過程をとって育っていく。

もちろん速さや出来ることに違いはあるけど、
身体の発達、心の育ちの歩みは同じように進んでいく。

そこに、素敵な経験や友達との関わり、大人との関わりが増し加わって、子どもは豊かに成長していく。

私は、子ども達が大好きだった。
保育が大好きだった。

わが子を含め子ども達にどれだけ励まされ支えられたかわからない。

言葉ではなくても、子どもの存在そのものが力を与えてくれる。

そんな子どものそばいて、笑って泣いていられる保育の仕事は喜びだ。


自然の中の素敵な言葉

保育の現場は、自然との関わりも大きい。

子どもたちの今を育てるのには、季節感も大事だ。

泣いている赤ちゃんをダッコして、庭に出ると、少しして泣き止むことがある。

あたりをキョロキョロ見つめて、楽しいことを発見する

小さな虫に気付き、小さなドングリに気づく

春には桜吹雪のなかで、秋には葉っぱのシャワーで

夏には水と戯れ、冬は氷や雪と遊ぶ

子ども達と自然のなかで過ごして
美しいものを美しいと感じて

それを言葉にして子どもに伝える

「きれいだね」

「気持ちいいね」

そして、優しさに触れたり、挑戦する姿をみて、また伝える

「優しいね」

「頑張ったね」

「ありがとう!」


その大人の言葉がけで、子どもは素敵な言葉を知ったり使ったりするようになる。

沢山の素敵な言葉の中で育った子どもは幸せだと思う。

たとえ、親に素敵な言葉を言われなくても

保育者や周りの大人に、

素敵な言葉を言ってもらえて、大切にされた経験は絶対に子どもの心に残る。

私はそれを信じている。


愛されて育つ

子どもは母親が育てなければならないということはない。

子どもが大切にされた良い環境の中で育てば、育児放棄をしてしまう親のもとにいるよりよっぽど幸せかもしれない。

でも育児放棄をしてしまう母親となった大人も過去に悲しい切ない経験をしているかもしれない。

だから、子どもも保護者も支えるのが、保育園やこども園、幼稚園の役割でもある。

あなたは大切な人
あなたは愛されている
あなたは愛されて良い存在です

そんなメッセージを、子ども達にはもちろん、
昔、子どもだった大人のあなたにも伝えたい✨


【補足】社会の役割

でもそれは、ただ、園や保育者の頑張りで成り立つものではない

まだまだ保育者の賃金は安すぎる

そして、日本の保育配置定数も悪すぎる

0歳…保育士1人に対し子ども3人
1~2歳…保育士1人に対し子ども6人
3歳…保育士1人に対し子ども20人
4歳以上…保育士1人に対し子ども30人

この数字を見てどう思いますか?

是非、一緒に考えてほしいと思う。。。

そして、社会が
もっともっと進歩していくことを
願っている。

そのために私達は何が出来るのだろうか✨


今回も読んでいただき、ありがとうございました<m(__)m>


【書いた人】
江村恵子@終活ワーカー/ゆるふわおしゃべり相談所

「恵子」さんと呼んでください(*^-^*) 

保育業界を退職して、
縁あって 
『終活』に関する学びと広める活動をしています。

今は、群馬県の 
『終活アドバイザーサークルの代表』を
担っています。 

Noteでは、 
『喜んで豊かに生きる素敵な人生』 
について、 
『終活』(人生の終わりのための準備) 
について、 
また趣味である畑仕事や旅行、
家族のこと・エッセイ 
などを書いています。


終活ワーカー(終活のお手伝いをする人)
として、 元保育者として、母として、
「素敵に生きる人生について」
オンライン、オフラインで
「ゆるふわに」お話し会や 座談会、雑談会
などを開催しています。

Twitterもしています。 
Twitterでは、
特に自分で撮った花や自然について 投稿したり、 
同様の投稿をしている人をフォローしたり 
RTしたりしています。 

Noteとも共有で投稿することも多いです 

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よろしくお願いいたします<m(__)m>


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