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世界に飛びだす理由は、別に前向きな理由じゃなくてもいい。

いよいよ本格的な花粉の季節になりましたね。

コンビニに入ると一番手前にマスクがずらっと並んでいるのを見ると、少し身構えてしまいます。

私は5年ほど前に突然花粉症になり、それ以来この時期が怖くなったのですが、一方で海外出張が楽しくなりました。花粉無いですしね。

そして海外出張に行く旅に、大学生の頃に出会った旅人を思い出すのですが、今日はその話をしようかと思います。

タイで出会った外こもりの旅人

「春休みは花粉を避けるために、できる限り海外旅行をしていますね」

こう話してくれたのはタイで出会った旅の先輩。当時、2回目の大学4年生(5年生)をしていた旅人は、最後の夏休みをずっと海外で過ごしていました。

大手旅行代理店から既に内定をもらっていたのですが、旅に興味を持った理由が「花粉症から逃げたくて海外を旅したから」だと聞いて、思わず笑ってしました。

実際、海外に飛び出す理由なんて、そんなものでいいかかもしれません。

ご飯が美味しい。景色がキレイ。花粉がない。どれも小さなことですが、海外に飛び出すには十分な理由です。

「僕は引きこもりじゃなくて、外こもりなんだよ」

旅の先輩は笑って旅する理由を教えてくれましたが、そういえば私が海外に飛び出した理由も大差ありませんでした。

とりあえず逃げたかった旅の始まり

私が半年ほどアジア各国をバックパックで見て回ったのは、ちょうど大学3年生の時。法学部ということもあって、周りの友達は弁護士という明確な目標があって勉強を頑張っている中で、社会人になるイメージが全くなくて、それに焦ってとりあえず海外に飛び出しました。

・・・こうやって振り返ってみると「逃げ」の理由であることは間違いありません。でも、ずっと後ろ向きな旅だったかというと、全くそんなことはなく、新しい発見のある毎日は本当に楽しく、良い出会いもたくさんありました。

詳しくは上の記事をご覧いただければと思いますが、私が今の仕事を志した理由も、ラオスのお祭りで酔いつぶれた時に助けてもらったことがキッカケです。

「逃げ」から始まり、恥もいっぱいかいた旅でしたが、それが今の仕事に繋がっているのですから不思議です。

最後に

さて、冒頭のタイで出会った花粉症の先輩の話に戻りますが、旅する理由、世界に飛び出す理由は、別に前向きな理由でなくてもいいのかもしれません。

花粉症から逃げたくて海外に飛び出すのもありですし、この記事を読んで何となく海外に行きたくなった、でも問題ないでしょう。

何かから逃げようとしても、理由がなくても、それでも一歩踏み出すことで自分の世界が広げると今も信じていますし、これからもそんな一歩を大事にしていきたいなと思います。

よかったら、ぜひご一緒に。

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