期限切れフィルムも楽しみたい!
あまりにも課題したくなさすぎて、フィルムのスキャンのデータをちょっと修正してみようと試行してたら結構楽しくっていっぱいしてしまいました。
フィルムの色味
「フィルムの色味が好き~ぱやぱや」
と言っても、
大体スキャンデータじゃねぇかなんて、フィルム好きな皆様を白けさせそうなことをふんわり思ってしまったりしていますが、実際結構店によってデータの質感は異なりますよね。
自分でデジタルデュープなり、スキャンなりすればいいのですが、結構時間がかかってしまうのが嫌で。
なのでお店に頼むのですが、それはそれでなかなか難しい。
最近そんなことを考え始めて、ちょこちょこっと、編集するようになりました。
カラーネガの値上げが激しい最近、期限切れをメルカリとかで安く買いたい人もいるかもしれません。
ただ期限切れの場合結構、必要な露出が変わっていたりして、シャドウ部に思いっきり被りが出ていたりするわけで。
今回はそんなデータをサワサワしてみようという記事です。
MAX Versatility 400
Ultramaxの前任であったであろう、このフィルム。
CONTAX G1にPlanar 45mm f2を使いまして、スキャンデータがこんな感じ。
まぁこれはこれでいい感じなんですが、全体的に暖色っぽさが出ているな、とか、シャドウがやけに茶色いなぁ、みたいな印象。あとシャープ。
毎度おなじみなLightroomで、カラーグレーディングのシャドウにブルー系、あとはテクスチャ明瞭度下げ、露出を調整しまして。
なんか普通の色になってしまいましたね…
あまりにも普通。
あまりにも普通なのに、なんか嬉しくなって設定をコピペしまくります。
色がねじれてたり、被りまくってたりするのこそがフィルムの色っぽさの原因なのは間違い無いんですが、まぁなんか新鮮で楽しいです。
ただ基本的には色温度とシャドウの色と露出くらいしか基本的には変わらないので、全体的なトーンとか捩れ具合は変わらないと信じてやっていきます。
デフォでコントラスト高めに映るのはzeissならではなんでしょうか。分からん。
ただ結構手持ちの中では新しい年代のカメラにレンズなので、そういうのはありそう。
とりあえずポンポン当てていく。
結構色調補正を一切していない場合簡単に調整できそう
割と本当にちょちょちょちょっと触るだけで一気に普通の色になっちゃう。
お店によっては一枚ずつ調整してくれている場合もあるかもしれませんが、そうで無い場合はコピペの嵐で一気に綺麗になっていきます。
いったん普通の色味にしてしまえば、あとは自分好みの編集をしていくだけです。最高。
Potra 400 NC
これまた昔な感じのカラーネガ。
今や人気の高級フィルムの定番Potra400ですが、これはなんだろう。
とりあえずパッケージにはNatural Colorと書いてありました。
そういえば160NCは今もあるはず…
さて上がってきたデータがこちら
うーん普通に綺麗。
15年くらい期限切れなんですけどまぁ綺麗。
アナログプリントしてもらったんですが軽くおお…ってなるくらい綺麗
頑張ってあげてくれているであろう暗部のピークっぽいところを切り捨てまして、あと被ってるのも直しまして。
あとはちょっとガビガビ感を感じたので、やっぱりテクスチャ明瞭度を下げます。
若干ハイライト下げすぎた感じもありますが、またしても普通のイメージが完成しました。普通に綺麗って感じ。
M6TTLにSummilux50mmの初代(後期)です。
若干フェードが掛かっているのもフィルムっぽいのかもしれないんですが、この場合はなんかあんまり綺麗でないので潰していきます。
もっと上手くやれる人になりたい….
Ektar 100
これまたコダック。コダックばっかりじゃねぇか。
これは現在も販売中。世界最高の粒状性をうたう高級フィルムですね。
世界最高も時が経てば色褪せるわけです。
一応一段以上露出は上げて撮っているので、粒状感はいい感じな雰囲気。
結構赤い。
適当にペッペとコピペをしているだけではちょっと変になってしまいますね。
丁寧に生きていきたい。
これまた適当コピペで青すぎ感はあるものの、まぁこんなもんだろうという感じでサクサクいきます。
実は亀飼ってるんですよね長いこと。
Sonnar G 90mm f2.8
このレンズ安いけど実はいいんじゃね…と思ってます。
こんな感じでポコポコやっていきます。
という感じですごく楽しい。
Premium400
まぁそもそも期限超大丈夫なやつ。
なんか撮った時の雰囲気に気持ちを合わせていきたい、という感じで合わせていきます。
もっと薄暗かったよな…という気持ちに合わせていく。
なんか明るすぎてドライな雰囲気になっちゃうよな…
という感じがありました。
AE搭載でしかも正確。
ポケットサイズなのに驚くべき画質でびっくりしてます。
クラッセやばし。
フィルムも一番年代が新しいくらいのものですし、大きく焼いてもらったプリントを見たんですがすんごい綺麗で目がキラキラになっちゃいました。(?)
「フィルムそのままの色味を活かしたいのでレタッチしません!!!」
とか言わないでほしい☺️ポジの映写なら知らんけど。
ネガならやっぱりレタッチしてなんぼだと思います。知らんけど。
実際、暗室で色調やら明るさやらしっかり調整しますし、
マスクで部分補正すらできてしまうんです。
なんでなんか、もちろんスキャンしっぱなしもいいんですが、
全然触るのもアリじゃね、みたいな。
大体おんなじような設定をコピペしているだけなんですが、やっぱり富士とコダックだと大きく雰囲気が違ってきてすごく面白いですね。
まぁそんな感じで、カラーネガのスキャンデータをいじるの、結構楽しいよという気持ちです。
次はVX200
ここのところレンジファインダーばかりだったので、
久々の一眼レフです。オリンパス小さくて可愛い。
フィルムはコニカのVX200SUPER。
一つ一つが最後の一本です。うわぁ…
と思いながらも、せっかくの消費アイテム。使わず腐らせるのは勿体無い。の気持ちで使っていきます。
ではでは。
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