瀬戸内の旅 M10-P / ELMAR-M 50mm f2.8
楽しい旅でした。
車で瀬戸内。直島に豊島。ついでに鞆の浦。
船が良かったです。やっぱ船は旅情を掻き立ててくれますよね。数百円で乗れるのも最高です。
カメラはM10-PにELMAR-M 50mm f2.8 2ndです。とにかく小型軽量。
これなら暑い日差しの中でも一日歩いていけますね。見た目もそりゃいいわけで。
比較的新しいレンズでカメラ内蔵のExifにもデータがあるレンズです。
決してお勧めはしませんが、M10では沈胴してシャッター幕への干渉はありませんでした。ヒヤヒヤ。
日の出公園無料駐車場
今回は車での移動。何気これが初めてで、
普段頻繁に運転する方ではないのでとても緊張しました。
無事何事もなく行って帰ってこれたので何よりです。
今回は夜の出発でして、23時過ぎくらいに京都を出まして、
途中まではケチって国道で移動、そのまま行けたら良かったのですが、
このままでは日の出に間に合わん…!ということで最後は高速を使いました。
そして到着。
駐車スペースも広く、車からも海が望めて良かったです。
漁船等が停泊しているコンクリートのエリアと、良さげな砂浜、岩場もありました。
朝日を堪能してから、目的地の港に向かいます。
フェリー
四国汽船という会社のフェリーに乗りました。
早朝から結構な本数が出ていて、割と柔軟に旅程が組めそうな感じです。
料金はこの記事の時点で500円少々。ありがたいお値段です。
瀬戸内の海、すごくブルーが綺麗に出て撮ってて?編集してて?楽しいです。朝の光ってのもちょうど良かったのかもしれませんね。夕方帰りの船もまた独特な色が出てきました。
先ほどの朝日が綺麗な海岸から15分ほど。
砂浜とかに興味がなければ、同じ東向きの海岸沿いの港なので、最初からこちらへ向かっても全然良いかもしれません。
明るくなってきたので編集もそんな感じに。
直島
さて直島に到着です。
到着が8時。この時点で恐ろしく暑い…
お目当ての地中美術館等、距離的にはそれほど離れているわけではないのですが、盛夏の恐ろしい日差しとレンタサイクルのおじさんの「坂えぐいよ」の脅しに屈しました。正解でした。マジで夏場直島行く人は乗り物借りるべきです。電動自転車で一日1500円ほど。普通の自転車ではダメです。電動からです。
ちょっと編集が迷走気味だったのでもうちょっと詰めたいところ。
なんか絶妙にくすんで見えるというか、青があまりにも嘘っぽすぎるというか…
割と今回に関しては船の写真みたいな青みが気持ちいいのかもしれません。
ビーチたくさん
それはそうと、海が本当に綺麗で。特に朝だったのと潮が満ち気味?(なんて言えばいいの)だったのもあるかもしれません。
本当に透き通っていて気持ちがよかったです。そしてミズクラゲの多いこと。
こういうところで、パッと止まって景色を楽しむことができるという点でも、自転車とかを借りるのはオススメです。
島の中、特に美術館周辺は起伏が激しくて、夏場でなくともなかなか徒歩は大変な気がします。
ビョンビョン電チャリ漕ぐのはなかなか楽しかったですよ。マジで欲しい。
今回は李禹煥美術館、杉本博司ギャラリー、地中美術館の順で巡りました。
李禹煥美術館以外は事前予約が必要なので注意ですね。
作品はもちろんのこと、安藤忠雄建築もすごくすごい。重々しくひんやり気持ちのいい空間。こう、空間が巧妙に切り分けられている感じがすごかったです。展示空間もすごく落ち着く雰囲気で満たされていて。
ひんやり気持ちよく全部の美術館で少しずつ寝たなんて言えない。
万全の状態でまた行きたい場所になりました。いい島。いい時間。
帰りの船
幸運なことに、最後までこの日はいい天気でした。
オレンジと紫の混ざり合ったような海で、すごい不思議な感じに。
ELMAR、まったくと言っていいほど今回フリンジ等が出てなくてびっくりさせられています。
小さい軽い、かっこいい、よう写ると。良い子ですね。
密集してるので載せるまでもなさそうですが直島はこれ。
この日の宿はとっても安いのに広くて、使いそびれたけど広いシャワールームもあって、その上ちょうどよく?誰も止まっていなくて不気味さすら感じた菊水旅館です。
豊島
さて次の日は豊島へ。これまた美術館目当て。ベネッセアートサイト直島は本当に豊かな体験を提供してくれますね。すげえや。
先輩に教えてもらうまで「とよしま」なんじゃないかと思ってました。「としま」ですね。恥ずかしや。
この日もなかなか朝は天気良かったんですが、夕方になるにつれて曇っていってしまったのは少しだけ残念。あまりにも暑いので曇りは曇りでいいんですけどね。
豊島は豊島美術館。
心臓音のアーカイブと、ここだけのつもりで行ったのでこちらは特に乗り物借りずでしたが失敗でした。めちゃくちゃ坂長い。まあまあきつい。高い。すごい。
できることなら借りるべきですね。囁きの森も行きたかったな〜。
豊島美術館は空間そのものが作品みたいな、そんな場所でした。あんまりにも落ち着き素敵空間すぎて、横になって空気を味わっていたらめちゃくちゃ寝てました。ライカ横に置いて寝るのは流石に起きた時ハッ…ってなりましたね。器が足りない。
水が可愛くてすごく良かったです。なんだあの動きはって感じ。
belk
haruka nakamuraさんのMVで度々出てくる場所が気になって見てたらここということが分かりまして、これは絶対行く…!と早々に目的地の一つにしてました。
特に好きなのがこの曲。
「美しい風景」って意味なんですがマジそう。
とりあえずほぼ毎日この1~2年は聴いてる曲の一つです。
瀬戸内海国立公園をざっと見渡すことのできる王子が岳というデカめの山の頂上にあるカフェで、店内もharuka nakamuraソングがさりげなくかかっていて、もう最高。
惜しむらくはそれなりに曇っちゃってたこと。
西向きのお店なので晴れた日の夕方などはマジで最高でしょうね。
この日は車で一泊。ちょっと憧れてたのでやってみましたが、クッソ暑いのでお勧めできません。
でも港の駐車場に停めたので、風はとっても気持ちよかったです。人間と虫の心配をしなくて良いのなら窓全開、トランク全開で寝たんですけどね。
鞆の浦
最後の行き先は鞆の浦で。なんとなく決めました。保井崇さんがちょうどツイートしてたのもでかいですね。お気に入りのスポットらしいです。
思ったより寝てしまい9時半ごろからの散策でしたが、彼のように朝焼けが見れるくらいの頃に歩くのがいいかもしれません。
にしてもすごく風情のあるとっても素敵な港町でした。
あと不動産屋にあった家賃13万の古民家が、あまりにもデッカくてびっくり。五人くらいでシェアハウスしたら相当楽しいやつですあれは。
割とコンパクトな街で、サクッと回れるんですが雰囲気は本当に良くて、
通ることがあればまた立ち寄りたい場所になりました。いいとこ。
ポニョはじめ、色々な作品のロケ地になってることでも有名っぽいですね。
そうなのか。
立体駐車場もあって、炎天下の車サウナを回避できるのでありがたい限りです。
倉敷美観地区
これまた一瞬の滞在。
お昼ご飯に無性に海鮮丼が食べたくなって、ちょうどお店がありました。よかった。
お店に置いてあった、いいちこのフラスコボトルがとっても可愛くて、これは今度買います。確定。あまりにもかわいい。
そういえば100円で買えるアイスクリームもあった。
ついでに寄った気になるところ
夏場はちょっと草が生い茂りすぎていて、あんまり見ることができないっぽいのが残念なんですが、水没廃墟が道から見えるところがありまして。
鹿忍グリーンファーム跡ってとこなんですが。
なんか調べてたら、元々は塩田らしく、それゆえ海抜より微妙に低く作られてたっぽいですね。営業中は排水ちゃんとしてたみたいですが、放置されるようになってご覧の有り様に…
今では野鳥やヌートリア、ユスリカの棲家になってるみたいです。
いやー諸行無常
そんな感じ。いい旅でした。
車にもっと慣れたらさらなる遠出もできるのかもな〜とか思ったり、
夏じゃなければもっと宿代浮かせちゃうことも一人ならできるな…とか、
帰ってきて早々ですがまた旅行したい!!の気持ちでいっぱいです。
写真に文にいつもより少々長くなってしまいましたが、
最後まで辿り着いた人、ありがとうございました。
それではまた。
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